予約リストに追加した企業へのエントリーを行いました。
以下のボタンから、予約リストを確認してください。
予約リストへ
エントリー受付を開始しました。
トップページへ
検討リストに登録した企業の中から、気になる企業にエントリーしよう!
0社を選択中
エントリー受付開始!!
会員の人はログインしてください。
最終更新日:2025/5/8
予約リストからも削除されますがよろしいですか?
部署名横浜研究所 研究推進部 企画課
仕事内容予算折衝、組織編制、広報、国際会議の運営など。
就職活動において、何にこだわるかは人それぞれだと思いますが、私は、面白そうでちょっと珍しい職場がいいな、という観点で就職活動をしていました。そこで出会ったのが、自然科学の分野で世界的な実績を生み出している理研の事務系職員です。研究所の中にあって研究ではない仕事をする。その点が面白そうだと思いました。 理研は大学とは違って、科学分野の国家戦略や時流に応じて、研究組織そのものがダイナミックな変化をしてきました。大きな変化があるからこそ、よい組織体制を整えるという事務系職員の働きは非常に重要で、そこに魅力を感じたことが入所の決め手となりました。
最初に配属されたのは、契約業務部契約第1課でした。物品の調達、役務、保守等に関する契約を、理研(官公庁)のルールに則って行う部署です。入札を行ったり、契約書をつくったりしていました。現在は、横浜研究所の研究推進部企画課に所属。横浜研に7つある研究センターのうち「オミックス基盤研究領域」を担当し、予算折衝、国家プロジェクトの推進、組織の改定、人事案件、会議調整、シンポジウムなどのイベント等に携わっています。 現在担当している研究センターは外国人研究者が多いので、英語力も必要です。研究センター内の会議は英語で行われるので、ついていくのに苦労します。でも、ペラペラである必要はなく、今は自信がなくても、入所後に学ぶ意欲さえあれば大丈夫だと思います。
今年の6月、担当する研究センターを含むアドバイザリーカウンシルという国際会議がありました。海外から10数名の研究者が来訪され、理研の研究を評価するというものです。 私たちは会議の内容に直接タッチすることはありませんが、プログラム作りや対応者の調整、宿泊や食事等のロジスティック面の対応、配布資料作りなど、会議のアウトラインをつくっていきます。煩雑な事務作業が生じますし、サイエンスの理解もある程度要求されます。悩むところも多くありましたが、問題なく会議が終了し、ほっとしてうれしかったことを覚えています。
企画課には、各センターを担当している企画課の係員が数名いますが、気さくに各々の担当するセンターの情報交換をするなど、雰囲気はとてもよいです。担当している「オミックス基盤研究領域」の研究室や事務室でも、研究者や秘書の方と気兼ねなく意見交換や相談をしますし、こちらの雰囲気もとてもよく、仕事はとてもやりやすいと思います。個性的な研究者や自分の世界を持っている研究者の方は多く、理想の研究環境を実現するために、研究者から事務系職員に求められる要求は高いです。しかし、それに応えようとして仕事をするからこそ、仕事のレベルがあがっていき、日本のサイエンスを担う”できる事務系職員”へステップアップしていくのだと思います。
研究者というのは、自分の部屋に籠って一人でコツコツと研究をするものというイメージを昔は持っていましたが、理研に入って目の当たりにしたのは、大きなチームで成果を出していくということ。つまり、組織での研究です。そうなると、その組織を予算や人員体制などの面から支えている私たち事務系職員の役割と存在意義は、とても大きいことになります。まさに、世界最先端のサイエンスを支えているエキサイティングな職種です。 仕事をうまく運ぶためのカギは、論理的に物事を説明し、きちんとしたプロセスを踏めるかどうかだと思います。また、人を相手にする仕事ですから、ロジックばかりでなく、相手に対する優しさをもってコミュニケーションすることも重要です。大学での勉強や課外活動等の多様な経験を経て、論理力やコミュニケーション力を磨くことが、中心選手として活躍できる力の基礎になると思います。理系的な側面と文系的な側面の両方の力が必要になってくるので、今現在、勉強している分野や専攻はあまり気にしなくていいと思います。