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最終更新日:2025/5/8
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部署名契約業務部 契約第1課
仕事内容契約に関する業務全般
就活では、ふたつの観点を持って動きました。一つ目は、自分の能力を生かせる仕事がしたいということ。「コミュニケーション能力」や「論理的に物事を考える能力」が自分の強みだと思っていましたから、それを発揮できるフィールドがある職場を希望していました。二つ目は、科学や技術に関する仕事に携わりたいということ。理系の大学院で研究を行っていましたから、研究することから離れたとしても、最先端の科学や技術に触れていたいと思っていて。このふたつが両立できる仕事はないかといろいろと探しているうちに、理研と出会ったんです。 理研の事務系職員は、研究者との密接なコミュニケーションを図ることが大事ですし、「最先端の科学や技術」を扱う機関では日本最高峰ですので、まさにぴったりの場所だと思いました。
入所してから現在まで、契約業務部契約第1課に所属し、研究者が研究を進めていく上で必要となった機器類の購入とその手続きを担当しています。研究機器には、製品名を聞いただけでは分からないような、かなり特殊なものが多いのですが、理研は税金で運営されている機関なので、「これを買ってほしい」と言われても、すぐに購入できるわけではありません。一般競争入札など、購入には一定の制限とルールがあり、そのルールも年々変わったりしますから、それらを研究者の方々に説明し、理解していただいた上で適正な購入手続きを行っていくのが私の仕事となります。 私が入所してからすぐ、購入に関する大きな制度変更があり、1年以上にわたって、資料作成や説明会の実施などを通じて、全研究所に新制度を周知徹底させていく業務を担当してきました。
まだ右も左もわからない1年目の時、処理が複数年にわたる難しい案件を任されたことがありました。研究用のマウスに関する案件です。私は仕様がはっきりと決まっていない段階で書類を出してしまい、結果、そのミスで研究をストップさせてしまったことがあったんです。研究室に多大な迷惑をかけてしまいました。 その後、全力でカバーして、何とか契約締結までこぎつけ、その研究室から「岩崎さんに相談すれば親身になってくれるから」という言葉もいただけ、その後もいろいろな相談をしてくださるようになりました。これは非常にうれしかったですね。私たち事務職は、研究室からの依頼に「それはできません」と言わなければならないことも多く、好ましく思われていないだろうなと思うこともあります。でも、誠意をもって対応していれば、わかってくれるんだということがわかりました。今は、私を信頼してくれる研究室をひとつでも多く増やしていくことを目標としています。
理研は、人に恵まれている職場だと思います。先輩や上司はいつも親身になって相談にのってくれ、「困ったことがあればいつでも言いなさい」「責任はオレが取るよ」と言ってくれます。いつも適切なアドバイスや最終判断の方向性を示してくれるので、本当に助かっています。仕事の場面では、困ることもたくさん出てきますが、それは多くの裁量権をもらい、仕事を任されているからにほかなりません。「言われたことをやるだけ」なら、困ることもないわけです。任されることをやりがいだと感じないで苦労だと思う人には、理研は向かない職場でしょう。 研究者の先生との間で、意見や見解に違いが出ることもありますが、こちらが制度や決まりのみを優先させているのではなく、研究者のことを第一にを考えていると理解してもらえれば、納得してもらえます。そういった意味では、コミュニケーションはとても大切です。それさえできれば、新人でも研究者に意見をぶつけることができるし、信頼を得られます。
理研の主役は研究者かもしれませんが、いくら優秀な研究者でも、税金で運営されている理研の中で自分が取り組みたい研究に没頭しようとしたら、私たちの存在なくしては何もはじめられません。研究を運営していくうえでの事務とはそういうものです。 正直なところ、自分が大学院で勉強した理系の具体的な知識が業務に活かされているかというと、ほとんどそうではありません。でも、研究を進めていく上で培う「論理的に考える力」「物事を考え抜く力」は、問題解決に非常に役立つと考えています。また、ちょっと足を伸ばせば最先端の科学技術に触れることができる環境は、理系の人間にとって大きな魅力だと思います。 理系の方の中には、「事務って文系の仕事でしょ?」「書類にはハンコを押すだけでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、そんな誤解でエントリーを見過ごしてしまうのはもったいないと思います。