最終更新日:2025/7/11

(株)旭物産

  • 正社員

業種

  • 食品
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 農林・水産
  • 環境・リサイクル

基本情報

本社
茨城県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

安全で高品質の商品をお届けする。立場は違っても想いは一つ。

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さまざまなビジネスシーンで活躍する社員たち

旭物産に入社すると、どのような仕事が待っているのだろうか。5人の先輩社員に登場していただき、それぞれの立場から仕事への想いや会社の魅力を語ってもらった。

需要の高まるカット野菜で食卓を彩るために、旭物産の社員たちは日々どんな仕事に邁進しているのだろうか。5人の先輩社員に登場していただき、それぞれの立場から仕事への想いや会社の魅力を語ってもらった。

【写真左から】
■三次佑介さん/生物産業学部卒業 2014年入社
■名畑宏香さん/大学院応用生物学専攻修了 2013年入社
■山下昌矩さん/農学部卒業 2013年入社
■大貫瑠美さん/農学部卒業 2014年入社
■稲葉拓哉さん/工学部卒業 2014年入社

人々の健康を作る私たちの商品について

他社に先立ちカット野菜事業を開始。日本のカット野菜業界におけるパイオニアとして、大手小売企業にも満足される高い品質の商品を生み出しています。
「もやし協会」の理事長も務める当社の代表率いる旭物産が作るもやしはブラインドテストでの品質調査で同業他社9社中1位の品質を誇ります。
これまで「しなっと」してしまっていた大根のツマを「パリッと」美味しく提供できる技術を開発。今では刺身の日持ちさせるなど付加価値を提供することができています。

■製造部門/“人の手”の精度を高めるとともに最新技術を導入する。

◆製造一部
 私が勤める小美玉工場では季節ごとにメイン商品が変わり、春や夏は野菜炒め用の野菜、サンマが美味しい秋は大根のツマ、冬だと鍋物野菜が主力です。入社からこれまで製造二部で2年、現部署で3年以上野菜を刻み続けていますが、カット野菜は単純作業に見えて実はすごく奥が深いもの。機械化が進む一方、機械ではどうしても代用できない、人の手でなければならない部分もあり、職人的な技術の成長が実感できます。また現場管理などを任された時は、チームで力を合わせて目標を達成するやりがいも大きいですね。休日にスーパーのレジに並んでいると、前のお客様の買い物カゴに自分が関わった商品を見つけることもあり、密かな喜びを噛みしめています。新商品の評判が良く、取引先から「継続して購入したい」という声を頂くのもやりがいですが、私たち現場までその声が届くのは、朝礼の場などで社長がきちんと伝えてくれるから。食品関連企業を中心に就職活動を進めていましたが、社長をはじめ当社の先輩社員の親しみやすさ、距離の近さは、群を抜いていました。その直感に従って正解だったと感じています。<山下昌矩さん>

◆製造二部 
 製造二部はサラダ用など生野菜のカット商品をつくる部署です。仕入れた野菜の下処理、洗浄、スライスなどの工程の中で、私は食材の計量や包装を行うパッケージを担当。入社5年目になり、業務としては機械のメンテナンスとパート従業員の管理といったマネジメントが中心です。新工場に移って新しい機械を何台か導入したので、現在はメーカーの担当者に構造を聞いて理解したりトラブル時の対応を教わったりと、知識・技術の修得にも努めています。いまカット野菜はとても売れ行きが好調で、私の入社時から比べても生産量が倍増しました。それだけに製造現場には常に生産速度と効率性のアップが求められていて、私は最新技術の導入によってその実現に貢献したいと思っています。実際、新工場の機械導入については私も展示会に足を運んだり、メーカーの方々とオリジナルの機械を作る相談をしたりして、どんな設備なら高品質を維持しつつ効率化を図れるか、色々と検討しました。ですから新機材の導入によって生産目標を達成できた時は、心から嬉しかったですね。今後も試行錯誤を重ねつつ、カット野菜の最先端の技術をさらに極めていきます。<稲葉拓哉さん>

■営業部門/良好な人間関係を築くことを重視し、誠実にお客様に向き合う仕事

◆営業
 大学時代にアルバイトで経験したアパレルショップの販売職を通じて、商品を提案して販売していく仕事に面白さを感じたんです。大学は農業系の大学で食品関連の研究をしていたこともあり、出身地である茨城の食品メーカーで営業職に就けるチャンスがある会社を探し、茨城では知名度の高い当社が目に留まりました。決め手になったのは自由度の高い雰囲気をもつ社風。会社訪問した時、先輩社員たちがみんないきいきとした顔で働いているのを見て、こんな会社で働いてみたいと思ったことを覚えています。
 入社後の配属は製造部門でしたが、入社前から「営業がやりたい」と希望を伝え、自己申告制度でも営業職希望と書いて提出していたところ、2年目の秋から営業部門へ。やりたいと手を挙げた人にはチャンスをくれる会社だと思います。
スーパーやコンビニの本部を訪問して、バイヤーの方に最近の消費動向の傾向や売れている商品の情報を提供し、当社が力を入れている商品を売り込んだり、逆に「こんな商品はないか」といったリクエストを会社にフィードバックして、新商品の開発につなげていくといった役割を担っているのが私たち営業です。商品そのものの知識はもちろん、どうやって商品が作られているのかを知らないとヒアリングも提案もできませんから、製造部門での経験が活きていることを実感します。
野菜に限らず、テレビや雑誌で取り上げられて話題になりそうだと思った店や商品は早めにチェックし、常に流行や情報にアンテナを張っておく必要があることを学んだのも製造部門時代。キャリアってこうやって積んでいくんだということを実感しています。
当社の強みは品質です。それは商品の品質だけでなく、社員の質もとても高い会社だということを意味します。まだまだ一人前とは言えない営業担当ですが、社内からもお客様からも「三次に任せておけば安心だ」と言われるような、頼られる存在になることが今の目標です。
<三次佑介さん>

■管理部門/食の安全を保証する管理者として、お客様と現場の架け橋として。

◆品質管理室
 業務課を経て4年前に品質管理室に異動。品質管理は検査と管理の2グループに大きく分かれていて、私は管理グループに所属し、工場内の衛生に関するルールの確認や点検、新入社員への衛生ルール説明などを行っています。衛生ルールは各種点検や記録のチェック方法から、制服の着方までありとあらゆる部分に定められています。仮に、制服についた埃などが商品に混入すると商品事故になりますから、どれひとつとして妥協は許されません。完璧を求められる仕事だけに責任もやりがいも十分ですね。個人としては、大学の農学部で食中毒を学んでいたことを仕事に活かして働けていることも喜びになっています。
管理は3つの工場をローテーションで受け持っているので自分が普段いる工場だけでなく、さまざまな部署の人とお話する機会が多く、刺激を受けて視野が広がるのがやりがいの1つ。またルール説明で接した新入社員が、工場の点検時などに親しく声をかけてくれるのも嬉しいですね。食の安全を担う裏方として、これからも完璧を目指します。<名畑宏香さん>

◆業務課
 製造二部で2年間梱包係を務めた後に業務課に所属。現在は主に受注業務を行っていて、お客様から受けた注文に基づき、製造部門に指示を出しています。注文は電話やFAXのほか、最近ではWeb申し込みも増えています。お客様と製造部門をつなぐ大切な役割なので、ミスのないよう細心の注意を払っていますね。出荷時間に製造が間に合うよう迅速かつ正確な処理が求められるほか、追加発注などイレギュラーな業務にも対応しなければなりませんが、やり遂げた時の達成感は格別。お客様から直接感謝の言葉を頂くことも励みになりますね。
就職活動で重視したのは、農学部の学びが活かせることと地元で働けること、そして世の中に貢献できる仕事であるかどうかです。当社の場合、扱うものが野菜なので健康にも寄与できるし、手軽なカット野菜は一人暮らしの方や共働きの家庭の強い味方。また社員を大切にする社風にも共感しました。役員面接の時に社長が「(面接連絡の)電話応対が良かった」と褒めて下さって、「入社前からしっかり見てくれている」と感激したものです。それは今もまったく変わりませんね。<大貫瑠美さん>

社長から学生のみなさんへメッセージ

当社では新卒採用に力を入れており、学部・学科を問わず幅広く採用しています。「若手を育てよう」という思いが全社員に共有されるとともに、教育・研修制度も柔軟に変えるなど新入社員の個性・傾向に合わせて対応していますので、仕事の知識や心構えは入社後に十分身につけられます。ですから、求める人材は人柄重視です。製造部はもちろん、管理部、技術部とも横の連携が必要なので、1人で黙々と仕事をする人は恐らく向いていないでしょう。事実、コミュニケーション力に欠ける人は伸び悩む傾向があります。逆にいえばコミュニケーション力に自信があれば大丈夫。その上で、自ら情報発信できる人、向上心が旺盛で進んで学べる人、そして謙虚さを失わない方なら申し分ありません。当社ではそんな新人が入社後に大きく成長し、すでに重要なポシジョンで活躍しています。そのためにも学生時代は仲間と思いきり遊び、同時に意欲的に学んで頂きたいですね。その経験は必ず社会人として飛躍する糧になるはずです。伸び盛りの当社とともに大きく成長していきましょう。
(代表取締役 林正二)

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「カット野菜の年間売上はこの4年で3倍になるなど、業績は好調です。当社の未来を託せる方とお会いできるのを楽しみにしています」と話すと林社長。

マイナビ編集部から

茨城県水戸市に本社を構える旭物産は、大手スーパーやコンビニで販売されているもやしやカット野菜の製造・販売で、関東トップクラスの実績を誇る食品メーカーだ。カット野菜の年間売上がこの4年で3倍になるなど、売上高で100億を越え、利益も過去最高を記録するなど好調だが、「既存の取引先からの更なる増産の要求全てに、対応することが出来なかった」と林社長は反省を口にする。2017年春には、創業の地である高田町に水戸工場と本社機能を丸ごと拡張移転。生産能力と働く環境が大きく進化を遂げることで、生産キャパの課題は解決に向かうだろう。ライバル社も増えたが、品質にこだわって差別化を図ったことが、現在の業績へとつながっている。
同社が重視しているのは、現場の士気だ。作業負担を軽減しながら生産量を確保しつつ、新商品のアイデアを考えたり、効率を上げてさらに働きやすくするなど、製造現場がよりやりがいを持てる環境整備に力を入れている。
「旭物産に入社したい。入社したら辞めないという会社づくりを目指している」とは林社長のビジョン。着実により魅力ある企業としての階段を上っている。

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売上100億突破記念のパーティでは、有名な「大間のマグロ」を堪能。マグロ解体のプロ職人を招くとともに社長も包丁を持って解体ショーに参加。大いに盛り上がった。

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