最終更新日:2025/4/28

JA全農青果センター(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(食品・農林・水産)
  • 食品
  • 農業協同組合(JA金融機関含む)
  • 農林・水産
  • 物流・倉庫

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

事業について伝えたい

青果物流通を通して、日本の“食の当たり前”を支え、農業に貢献!

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多彩なフィールドで活躍する、中堅&若手の本音座談会!

全国の産地から青果物を仕入れ、量販店や外食企業などに販売しているJA全農青果センター。青果部と営業部で活躍する先輩たちの座談会にて、社会貢献度の高い仕事を通して味わえるやりがいなどを伺いました。

★東京センター 青果部 野菜第1課 係長
 舞原 航平さん(写真左)
 2016年入社/園芸学部卒

★東京センター 営業部 営業第1課 係長
 奥野 峻さん(写真右)
 2009年入社/園芸学部卒

★東京センター 青果部 果実課
 熊田 菜音さん(写真中)
 2023年入社/経営学部卒

先輩社員のオフタイム

園芸学部出身で、生産者に寄り添って活躍できる点に惹かれて入社を決めた舞原さん。会社のクラブでバトミントンをすることが良い息抜きだとか。
奥野さんが入社を決めた理由は、JA全農グループの一員という安定基盤に魅力を感じたから。プライベートでは、3歳の子どもと公園などで遊んで過ごしている。
メーカーと違って幅広いアイテムを扱うことができ、果物が大好きだったことから、熊田さんは同社に入社。休日は、リンゴの新しい食べ方などを追求しているという。

これまでのキャリアや現在の仕事内容

【熊田】2023年に新卒で入社し、2年目を迎えました。入社後は、1ヵ月間の本社研修に参加。会社の歴史やビジネスマナーなど基礎固めの時間を過ごしました。その後、2ヵ月間かけて各部署をまわり、様々な業務を経験。会社全体の事業理解を深めることができました。7月からは、青果部でOJT研修がスタート。リンゴ担当の先輩の指導のもと、仕事の流れを覚えていきました。手厚い教育体制や面倒見のいい先輩のおかげで、知識ゼロから安心して一歩を踏み出すことができたんです。先輩たちは入社後、どのような経験をしてきたんですか?

【奥野】最初は青果部で4年間、さつまいもの仕入れを担当しました。次に、営業部で量販店への営業を2年ほど経験。その後、青果部に戻って大根や白菜の仕入れを任されました。そして、4~5年経った頃に駐在担当として北海道の農協へ。4年間にわたって、当社と産地との関係性を深めました。その後本社に戻り、「農家の無骨メシ」「SMART」といった当社独自のプロモーションの企画・運営を経験。幅広い仕事に携わってきました。

【熊田】すごい!青果部や営業部の仕事だけでなく、様々な経験をされてきたんですね。

【舞原】奥野さんの経歴からもわかるように、当社には多様な活躍の場があります。私は、加工業務部で大手外食チェーンに野菜を供給する仕事からキャリアをスタートしました。全国の産地や青果部と連携して仕入れを行い、販売までをトータルコーディネート。大手外食チェーンの定番メニューに使われる野菜だけに、取引額は大きかったです。現在は青果部でナスの仕入れを担当。ナスには複数の品種があるのですが、主に扱うのは短ナスと長ナスです。東京センターでは年間6550トンものナスを扱っており、取引額は年間約24億円にのぼります。

【熊田】私も舞原さんと同じ青果部で、OJT研修の頃から担当していたリンゴに加えて、小玉スイカや甘夏の仕入れに携わっています。産地からの供給と量販店での需要をマッチングさせていくことが、私たちの大きな役割だと思っています。

【奥野】私は今年4月に営業部へ異動となり、今は生協に青果物を提案する営業を行っています。単に言われた通りに野菜や果物を提供するだけでなく、“売れる仕掛けづくり”を行うことも大切な仕事。直近では、ドレッシングメーカーとコラボレーションし、サラダの食材として果物を取り入れるプロモーションを展開しました。

仕事のやりがいやおもしろさ、苦労する点

【舞原】日々の仕事で私が常に意識しているのは、大切に育てた青果物を提供してくださっている生産者に、1円でも多く利益を還元することです。そのためには需要と供給のバランスの見極めが重要。読みがピタリとハマッたときには、大きな達成感を味わえます。私の場合は、年間約24億円ものお金が動くビジネスを手がけられることも、この仕事の醍醐味だと言えるでしょう。

【熊田】青果部の仕事の魅力は、それだけではありません。私が感じているやりがいは、自分のアイデア次第でプラスαの価値を提供できることです。スイカのカット販売は大玉スイカが中心なのですが、産地との会議で「利益率が上がり、ニーズも高いので、小玉スイカもカットして販売しませんか」と提案。次年度に実現させるため、量販店のバイヤーと打合せ中です。

【奥野】熊田さんの取り組みからもわかるように、生産者にも量販店にも貢献できることが、当社の仕事のやりがいだと言えるでしょう。サラダの食材として果物を取り入れるプロモーションを仕掛けるなど、“食の新たな楽しみ”を創出できるのも大きな魅力です。今では当たり前になっているスーパーの店頭での焼きいも販売は、私が若手の頃に手がけました。ただ、この仕事は楽しいことばかりではありません。

【舞原】その通り!青果物は、天候などの自然条件によって、収穫量が大きく左右されます。そういったリスクを考慮して事前にしっかり段取りを組んでいるものの、想定通りに物事が進まないことがほとんど。しかも、異常気象が続く近年は、これまでのセオリーが通じないので大変です。

【奥野】特に、台風が産地を直撃すれば、私たちも大きな影響を受けてしまいます。どんなときでもスーパーに行けば野菜や果物が買える、という当たり前の日常は、産地の方々や私たちの苦労の上に成り立っているのです。

【熊田】365日欠かさずスーパーに野菜や果物が並んでいる、という状態をキープし続けるのは決して楽ではありません。天候などの影響でイレギュラーなことが起こった際は、急遽連絡が入り、緊急対応をしなければいけないことも。けれども、「青果物の安定供給を支えている」という自負があるからこそ、高いモチベーションで働くことができるのです。

当社の魅力、そして今後の目標

【舞原】当社の魅力は、仕入れから販売までトータルで携われること。大きな裁量のもと、“商売”のおもしろさを味わえます。また、加工業務部を有しているのも大きな特徴。安心・安全の国産青果物を安定供給できる当社だからこその価値を通して、生産者と消費者に広く貢献できます。

【奥野】JA全農グループで手を取り合いながら販売する場面もあり、営業として大きなアドバンテージになっています。また、産地との距離の近さも当社の強み。私は、月に5~6回は産地を訪れ、自分の目で野菜や果物の生育状態を確認しています。産地をリアルタイムで知ることで新しいアイディアや納得感のある商談にもつながります。

【熊田】その通りだと思います。私は、OJT研修中に先輩に同行して産地への視察も多く経験しました。そのほか、若手のチャレンジを応援してくれる社風も当社の魅力です。私は、小玉スイカの流通量を増やすために仕入れ先の開拓を提案。多くの先輩たちの協力もあって、仕入れ先を増やすことに成功しました。早くから成功体験を味わえるので、楽しくて仕方ありません。また、同期との仲のよさも、大きな自慢。東京センターには同期が6人おり、相談事や一緒に食事へ行ったりと公私ともに仲良くしています。

【舞原】熊田さんは、若手のうちから大活躍しているよね。ところで、奥野さんに聞いてみたかったのですが、当社で長く勤めている理由は何ですか?

【奥野】同じ仕事の繰り返しではなく、さまざまな経験を積めるからでしょうか。ちなみに、この9月に生協の店舗担当から宅配担当へと変わったばかり。今年で入社16年目を迎えますが、仕事に飽きることはありません。今はまず仕事を覚え、新しいことに少しずつチャレンジしていきたいです。ゆくゆくは、加工業務部の仕事など、まだ経験したことがないことにも挑戦したいです。二人の今後の目標は?

【熊田】直近の目標は、現在進めている黄色のリンゴのプロモーション企画を成功させること。「リンゴ=赤色」という固定観念をなくし、黄色のリンゴを世の中に広めていきたいです。

【舞原】生産者の方々が長く農業を続けていけるよう、少しでも力になりたいと思っています。特に今は、資材の高騰などで生産コストが上昇傾向に。青果物に付加価値をつけることで、生産者の収入アップに貢献していきたいと考えています。

学生の方へメッセージ

私たちの事業は、青果物を仕入れて販売するビジネス。わかりやすく言えば、野菜や果物の営業会社です。実際、社員の8割が営業を担当。また、仕入れに携わる青果部のメンバーたちが、量販店のバイヤーに直接提案を行うことも珍しくありません。産地のことをよく理解しているので、説得力ある商談ができるのが特徴だと言えるでしょう。

青果物を仕入れて販売するという非常にシンプルなビジネスですが、当社は社会にとって重要な役割を担っています。需要と供給のバランスを見極めながら、旬の野菜や果物を適正価格で食のマーケットに提供。天候不順による不作や自然災害に見舞われても、スーパーで当たり前のように野菜や果物が並んでいるのは、当社の並々ならぬ努力があるからです。

中間流通を担っている当社に、スポットライトが当たる機会はあまりありません。けれども、私たちは日本の“食の当たり前”を支えています。同時に、青果物に新たな価値をプラスすることで生産者の利益に貢献し、日本の農業も支えている会社なのです。

新ブランドの立ち上げや新たな食べ方の提案、新しい販売手法の構築など、自分のアイデアを生かして様々なチャレンジができるのも特徴。“生もの”を扱う仕事なので大変なことも多いですが、きっと大きな働きがいを味わえると思います。

〈経営管理本部 人事部 人事課/石倉 大熙さん〉

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「生産者の方と接することもありますが、主なやりとりは農協職員。全国ネットワークを強みに農協と連携しながら青果物の安定供給を実現しています」と石倉さん(写真左)

マイナビ編集部から

全農グループの一員としての安定基盤のもと、全国から仕入れた1日1,600tもの青果物の流通を担っているJA全農青果センター。仕入れを行う青果部や販売に携わる営業部などが一体となり、安心で安全な国産の野菜や果物の安定供給を実現している。

日本の農業の発展にも、大きく貢献している同社。青果物に付加価値をつけて販売するなどし、生産者がしっかり収入を得られるようバックアップしている。また、パッケージの工夫やプロモーションの企画などを通して、量販店の売り場作りを支えているのも特徴だ。多方面に影響を与える社会貢献度の高い仕事に携われるので、大きな働きがいを味わえるだろう。第一線で働く社員たちの言葉からも、やりがいある仕事だということがよくわかった。

「日本の食や農業を支える仕事に就きたい」という方にとって、当社は理想的な職場。しかも、若手のチャレンジを応援する社風で、早くからやりたいことを実現できるチャンスがある。スピーディな成長をサポートする、教育制度も充実。ちなみに、今年5年ぶりに復活したアメリカ研修には、入社4~5年目の社員も参加したという。

生産者や量販店、消費者の方々の「当たり前」を支える仕事なので、食や農業に興味がある方はぜひエントリーしてみよう。実際に会社を訪れて社員たちから話を聞けば、仕事のさらなる魅力を知ることができるでしょう。

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東京・神奈川・大阪に拠点を展開。全部署がワンフロアに集結しているので、コミュニケーションが取りやすい。また、東京センターはリフォームしたばかり(写真は食堂にて)

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