大阪信用保証協会

　現在は保証審査業務および経営支援業務を担当しています。
　保証審査とは、中小企業のお客様が金融機関にご融資の申込をされた際に、そのご融資に対して公的な保証人になるか否かを判断する審査業務のことです。
　この保証審査では決算書や事業計画等の財務内容についての分析を行うだけでなく、そのお客様の業歴や将来性、経営手腕等の定性内容も踏まえ、様々な面から総合的に内容を吟味し、審査を行います。
　近頃では新型コロナウイルスの影響を受けたお客様の保証人となることで迅速な資金繰り支援を行いました。ただ、新型コロナウイルスの影響はすぐに収まることはなく、今でも多くのお客様が苦労されています。そこで当協会は、保証審査以外でのお客様の支援として経営支援業務の取組が注目されています。経営支援業務ではお客様の今後に役立てることができそうなセミナー・イベントの案内や、経営改善のためのアドバイスを行っています。
　保証部では保証審査業務と経営支援業務に日々取り組むことで、中小企業のお客様を多方面からサポートし、大阪府の地域貢献に取り組んでいます。

　一番の仕事のやりがいはお客様から担当者としてお礼をいただいた時です。
　業務に取り組む中で、お客様の期待に、毎回必ずしも答えられるとは限りません。時にはお客様の意に沿えないこともあります。その中でも、親切丁寧に事象の説明を行い、お客様のニーズを詳細に聞いたうえで別の提案を行い、お客様もそれにご納得いただいた時、保証協会としてはもちろんのことですが担当者としてもお礼を言われました。
　お客様からの感謝の言葉をもらうために日々業務に取り組んでいるわけではないのですが、感謝の言葉をいただいた時は、とてもやりがいを感じます。審査業務は、書類上での審査が多く、全ての審査でお客様と面談をするわけではありません。そのため、直接お客様と関わる機会が多い訳ではありませんが、常に書類の先にはお客様がいることを意識することで日々のモチベーションを高めて業務に取り組んでいます。

　当協会の魅力としては業務内容として大阪の地域貢献ができることもあるのですが、私が感じた一番の魅力は働きやすさにあります。
　個人の感覚ですが、残業時間は少ないと感じており、平日でも終業後は趣味に費やす時間を持つことができます。休暇についても会社として取得しやすい環境作りを行っており、最近では女性だけでなく男性も育児休暇を取得する人が増えています。
　趣味を楽しんだり、自己研鑽に励んだりと時間の使い方は様々あると思いますが、終業後や休日にしっかりとリフレッシュをして、日々の業務に取り組むことができています。
　社会人となってから気づいたことは、長く働くためにはその会社での業務を自分が好きになることはもちろん大切ですが、それ以上に働くための自分自身のモチベーションを高く維持することも大切だと思いました。仕事のオンとオフをはっきりとすることで日々の業務に対しても集中して取り組むことができる、これが当協会の魅力の一つだと思います。