最終更新日:2025/5/12

日本機材(株)

  • 正社員

業種

  • 商社(機械・プラント・環境)
  • 商社(電子・電気機器・OA機器)
  • 商社(自動車関連・輸送用機器)
  • 商社(精密機器)

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

ものづくりに特化した技術を強みに、付加価値を提供できる営業に挑む!

PHOTO

産業ロボットのニーズにも対応し、未来の製造業を切り拓く

日本の製造業における自動化・効率化を支える機器を提供している日本機材。3人の営業パーソンの声を通して、営業職の醍醐味や仕事への姿勢、キャリアの変遷を紹介します。

■H.Sさん(写真右)
2008年入社
大阪営業所 営業2課 課長
外国語学部 英米語学科卒

■T.Iさん(写真左)
2019年入社
大阪営業所 営業2課 
人間科学部 人間科学科卒

■R.Sさん(写真中央)
2020年入社
大阪営業所 営業2課 
国際コミュニケーション学部 国際コミュニケーション学科卒

日本機材を選んだ理由

「商社の営業に漠然とした憧れを持っていたとき、合同説明会で知ったのが当社。採用担当者のあたたかい人柄から伝わってきた社風が決め手になりました」H.Sさん
「教職課程を取りながら部活も継続していました。方向転換をしたとき、当社に勤務していた先輩社員から明るい社風であることを聞いたのがきっかけです」T.Iさん
「一番重視していたのは社風。日本機材は最終面接がとてもリラックスして臨めた会社です。社風で選んで良かった。良い会社に出会えたと思います」R.Sさん

価格競争よりも付加価値で勝負する。大手工作機器メーカーでシェアを逆転させた経験は大きな転機

日本機材は空気制御や流体制御の機械をはじめ、センシングや電気制御などの自動化機器を製造業のお客様を中心に販売している商社です。提供できる製品は幅広く、部品もあれば、数種類の部品を組み合わせたユニット製品もあります。お客様の業種も幅広いですね。

入社1年目から大阪・八尾にある営業所で8年間勤務しました。当時のお客様は大手工作機械メーカー。私が力を入れていたのは、当社が販売代理を担っている空気圧制御機器メーカー、SMC社製への切り替えです。工作機一台に搭載される空気圧制御機器の点数は限られています。いま採用されている他メーカーからSMC社製へ切り換えてもらうにはどのような提案が良いか。まずは、お客様がつくっている工作機器の仕組みを詳細に把握することから始めました。空気圧制御機器単体を販売した場合、お客様の工場で他の機器との組立を行う作業が発生します。この組立を当社が担うことができれば、お客様にメリットを提供できる。この方法を提案したところ、喜んでいただき、シェアを逆転させることができました。価格の安さではなく、付加価値で勝負する!実は、入社当初から学生気分が抜けない部分がありましたが、その気分もこの案件で一掃され、成果を出せたことで使命と責任を強く感じることができました。まさに転機になった経験でした。

その後、大阪営業所へ異動になりました。大阪営業所は多岐に渡る製品を取り扱い、お客様の業種もエリアも幅広い拠点。2021年には課長に就任し、門真市など大阪東部から茨木市や高槻市といった北摂と呼ばれる地域のお客様を担当しています。当社の営業方法は営業担当者個人の知識量で成果の有無が変わるのではなく、チームで進めていくのが特徴です。社内には産業ロボットの制御システムに強い部署もあれば、センシング技術専門の部署もあり、専門知識や最新の情報を共有し、チームで戦略を立て、お客様に提案をする場面がここ最近は特に増えてきたように思います。大阪営業所は全体としてはアットホームですが、もちろんメリハリはあります。私が「笑い」を大切にしているのは、何かあれば迷うことなく周囲に相談できる雰囲気をつくりたいから。いまは私が積み重ねてきた経験を部下に伝えることで「人を育てる」のが、私の大切な仕事だと思っています。〈H.Sさん〉

お客様と長い信頼関係を築くことで見えてくるニーズ。情報を蓄積し、大規模な提案につなげていきたい

入社以来、大阪営業所に勤務しています。入社した頃は約15社のお客様を担当していましたが、現在担当しているのは自動車関連業界のお客様一社のみ。主にSMC社製の空気圧制御機器を提案していますが、部品単体ではなく、板金を組み合わせたユニット製品と呼ばれる状態で納品を行っています。

このユニット製品を製造するのが、京都府にあるNKソリューションセンター。この拠点にはものづくりセンターと呼ばれる部署があり、空気圧制御機器を中心とした設計、部材調達、組立が行われています。部品単体で提供するよりもユニットで提供する方がお客様の作業を短縮でき、メリットを感じてもらえる。ユニット製品の提案は日本機材の強みを最大限に生かした方法だと思っています。これらのユニット製品だけではなく、あらゆる製品を提案できるのも当社の営業の楽しさです。たとえば、お客様が製品をつくる過程には多種多様な部品が必要であり、これらを整理する自動倉庫のニーズがあることに気づき、この製品の提案も行っています。お客様の1年間の予算に余裕があることを聞けば、このタイミングで購入しておきたい製品を想像し、提案をすることもあります。一社のお客様を担当する良さは、お客様のものづくりを深く知り、小さなニーズも見逃さず、タイムリーに製品を提案できること。きめ細かい提案を続けていく間に情報を蓄積でき、同時に信頼関係を築くこともでき、スケール感のある提案につなげられるのもやりがいです。

営業を続ける上で発生する課題は部門長をはじめ、上司がフォローをしてくれます。ひとりで抱え込むこともなく、チーム全員で課題を乗り越え、より良い方向に進められますね。アットホームな環境で仕事をしたかったので、いまの職場環境はとても気に入っています。これからの目標は、お客様のことをとことん考えること。お客様を知ろうとする気持ちがあれば、「何を求められているのか」が自然にわかってくると思います。当社が扱える製品は幅広いため、商社としての調達力を強みに、積極的に提案をしていきたいです。〈T.Iさん〉

初めて提案する産業ロボット。新しい知識を吸収するため、粘り強く取り組むことで得られた成果

私は装置メーカーのお客様を約20社担当しています。営業活動のスタートは、まずはお客様の話を聞くこと。装置や機械を製造する上で何に困っているのかをしっかりと聞くことで、道筋が見えてきます。

最近、当社が力を入れている製品のひとつに産業ロボットがあります。中でも高速・高精度の動作を実現するスカラロボットは周辺機器を付け加えることで、フレキシブルな動きができ、製造ラインのさまざまな工程で活躍します。ロボットセンターを設立し、技術を深めている当社としては、お客様に積極的に提案をしていきたい製品。以前、この産業ロボットを私が担当しているお客様から要望があったのですが、私は販売した経験がなく、知識が不足していました。お客様に喜んでもらいたいのはもちろんですが、この案件を通して産業ロボットの知識を身に付け、自分のためにもこの案件を成功させたいと強く思いました。ロボットの動きやアプリケーションとの連携、周辺機器を付けることで、どのような動きが可能になるかなどをひとつずつ習得。先輩にも聞くことで、知識を着実に増やしていきました。結果、お客様から評価され、大きなやりがいを感じることができました。もともと、競合メーカーがお客様の希望する納期に間に合わせられないことで、打診された案件だったのですが、この案件を通して「お客様が希望する納期には必ず間に合わせる」という信念を持つこともできましたね。

当社が扱う製品は専門性が高く、お客様も高度な技術を保有する法人です。難しい業界と思われる人がいるかもしれませんが、私は文系出身。一件一件の仕事を丁寧に取り組めば、専門用語も理解できるようになりますし、先輩たちも助けてくれます。また「力を入れて売っていきたい」と思う製品はゴールから逆算し、キーパーソンを探しながら提案を進めていく楽しさも経験できます。私の強みは負けん気の強さ!お客様の対応が厳しいものであっても、粘り強くがんばるのが持ち味です。だからこそ、お客様から「助けてくれてありがとう」の言葉をもらえたときや契約につなげられたときは、飛び上がるほど嬉しいものです。〈R.Sさん〉

学生の方へメッセージ

■入社後の導入研修について
社会人としてのマナー研修のほか、営業活動や当社の取扱製品、技術を幅広く学ぶために、本社・関西内の営業所やNKソリューションセンターでの研修を予定しています。NKソリューションセンターは京都府木津川市に建つ、技術・ものづくり・物流・教育の拠点です。近年ニーズが高まっている協働ロボットをはじめ各種ロボットの実機も並んでおり、これらのロボットやその周辺機器の操作方法の体験や、製品がお客様のもとに納品されるまでの物流工程も学びます。

製品を売るだけではなく、売った先の付加価値を提供する仕事で成長をしたい人や、自律心を持って行動し、好奇心旺盛な人は、当社で大きなやりがいを得られるでしょう。当社のお取引先様は主に製造業ですが、ものづくりには多くの業種とビジネスモデルがあり、FA業界(ファクトリーオートメーション)に関わる仕事は社会への貢献と発展にもつながります。学生のみなさんには、ぜひ私たちが描く未来の製造業を知って欲しいと思っています。

PHOTO
1965年設立。SMCグループのトップ代理店で、技術力を備えた商社として幅広い商品ラインナップと提案力で製造業の自動化を支えている。

マイナビ編集部から

空気圧制御装置から産業ロボットまで、幅広い製品ラインナップで日本の製造業を力強く支えているFA分野の専門商社が日本機材だ。空気圧制御機器メーカー「SMC」の代理店としても機能し、自動車業界をはじめ半導体製造業界にも市場を広げ、着実に事業を拡大している。国内においては26カ所の営業拠点を保有しているが、中国、シンガポール、マレーシアに拠点を持ち、グローバル展開にも力を入れている。

その同社の大きな特徴のひとつは技術力の高さだ。2020年には、ものづくりと物流の拠点であるNKソリューションセンターを開設。約1万6500平米の広大な敷地には産業用ロボットや自動走行搬送装置などが並び、同社の描く未来が製品を通して伝わってくる。この拠点にはロボットセンターもあり、同社の顧客に対し、産業ロボットの操作方法におけるトレーニングを提供する場としても機能しているという。

取材を通して、営業職のみなさんの真摯な努力とそれを支える先輩社員のみなさんのフォローの手厚さが伝わり、あたたかい社風を感じた。製造業の裾野は広く、さまざまな製品とビジネスモデルが存在する。その中で設備投資を積極的に行いながら、商品力と技術力、そして「人のチカラ」で成長路線を拓いていく同社。その骨太な歩みに注目したい。

PHOTO
大阪市中央区の大阪本社。国内の営業拠点のほか、京都府にものづくりの拠点であるNKソリューションセンターを開設。中国やシンガポールなど海外拠点も充実している。
  1. トップ
  2. 日本機材(株)の取材情報