島田商事(株)

日本の大手カジュアル衣料ブランドに対して、生地や釦、テープ等の副資材の販促を行うことが主な業務です。営業活動だけでなく、新規資材の開発や採用された資材の生産管理（品質・納期）も一貫して行うことで、お客様にトータルサポートを提供しています。現在は香港支社に駐在し、仕入先である生産現場・お客様である縫製工場に近い立ち位置で、日本支社と現地を結ぶ役割も担っています。自分で提案・開発した資材が採用された製品が店頭に並び、街ゆく人々が実際に身に着けているところを見ることができるので、自分の成果を目に見える形で実感できる点がこの仕事の魅力です。

自分の担当ブランドが別の海外アパレルブランドとコラボした企画を担当したことが一番印象に残っています。先方の細かい要望に合わせて約半年かけてイチから新規アイテムの開発を行い、満足いただける資材を実際の製品に採用してもらえました。案件に関わる人が多く、時差の影響もあり、互いに情報がうまく共有できないシーンも多くあり、また、途中で方向性が変わったことで何度も修正が必要となりました。ブランドとしても期待値の高い案件であったため、失敗できないという大きなプレッシャーを感じ、精神的に辛い時もありましたが、完成した製品は大きな話題を呼び、世界中で販売されたことで、大きな達成感を得られました。自分が担当してきた案件の中でも最も専門知識が必要な案件でもあったため、この案件を乗り越えたことで今の自分の自信にも繋がっています。

仕事内容と社風に惹かれ入社を決めました。就職活動時は生活必需品ではなく、人々の余暇に彩りを与えられる分野に携わりたいと考えていました。説明会で話を聞き、製品として衣服を扱うのではなく、洋服のパーツ（副資材）という普段の生活では着目しない点から社会に関わることで、自分が見たことのない世界を見ることができるのではないかと興味を惹かれました。また、海外とのやりとりも多く、グローバルに活躍できる場であることにも魅力を感じました。採用の段階で関わった社員たちはフレンドリーな雰囲気の人が多く、風通しの良さを感じられたことも決め手の一つです。実際入社してみると、若手であっても自由に意見を述べることができ、積極的に活躍の場を与えてくれるアットホームな雰囲気の会社であるところを気に入っています。