最終更新日:2024/10/8

(株)ピーシーレールウェイコンサルタント

業種

  • 建設コンサルタント

基本情報

本社
栃木県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

人々の快適な生活を支えるインフラサービス。その計画から調査、設計までを担う

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根拠のある確かなデータで、安全かつ効率の良い施工を提案する

橋梁や道路、河川、鉄道などさまざまな構造物の設計計画を担うピーシーレールウェイコンサルタント。専門知識を有する集団の一員として、日々学びつづける先輩社員に、キャリアや仕事のやりがいを聞いた。

■田中 聡さん
技術第二部/2007年入社
自然科学研究科 環境共生科学専攻修了

■佐藤 淑弘さん
技術第二部/2021年入社
工学部 創生工学科卒業

■島田 優太さん
技術第一部/2022年入社
農学部 農業環境工学科卒業

ピーシーレールウェイコンサルタントの魅力

「テレワークや時短勤務、時差出勤などの制度も充実しています。これらの制度により、子どもの送り迎えなど家庭の用事も可能に。働きやすい環境だと思います」(田中さん)
「年齢やキャリア、立場を超えて気さくに話せる社風が魅力です。若手の社員も増えてきたことで、人間関係がよりフラットになりコミュニケーションも活発です」(佐藤さん)
「それぞれの部門に知識豊富な先輩がたくさんいます。わからないことがあったらすぐに質問できる環境があり、頼もしい先輩たちから知識を吸収できます」(島田さん)

資格を取得し、自分主体でプロジェクトを進めていけるように。安全で便利な道路設計を追求していきたい

私が所属する技術第二部は、河川や道路、橋梁の点検・補修などを担当するチームです。中でも私は道路の設計に携わり、路線の選定から詳細設計、落石対策などの防災まで、さまざまな目的のために日々業務と向き合っています。

若手時代は先輩が主導しているプロジェクトのうち、一部分の設計のみを担当していました。まずはできることから、着実に経験を重ねて対応できる分野を広げていくのが、当社の若手社員育成のスタイル。地域に暮らす方々の生活に密接したインフラを設計するという仕事なので、ミスが発生すると多大なご迷惑をおかけしてしまいます。そのため無理せず丁寧にチェックをしながら仕事を進めていけるように、じっくり仕事を学べる環境があるのが特徴です。
例えば道路の線形を設計していく場合、どのようなルートを採用するかによって地域住民の持つ"土地や家"という財産に与える影響が変わってきます。そのことをしっかり認識し、なるべく最小限の影響で収まるように考えることも、建設コンサルタントである私たちの役目。自分がいいと思った設計を実行するには、どのような過程が必要になってくるのかを意識することも必要なのだと、多様な道路の設計をしながら学んできました。

業務全体の統括を担う主任技術者になるには、技術士やRCCMの資格取得が必要です。当社にはこれらの資格を持つ先輩たちがいるため、勉強をサポートしてもらえたことは大変心強かったですね。その支援のおかげで私自身も30代で技術士試験に合格し、自分主体でプロジェクト全体を進められるようになりました。印象に残っているのは、曲線が多い通学路の設計。車から歩行者が見えやすい工夫をするなど、使いやすく安全な道路設計を追求できたことで自分自身のスキルアップを実感できました。

道路は橋やトンネルにつながっていたり、河川や鉄道を横断していたりするもの。そのため道路単体で設計を考えるのではなく、他部門と連携して業務を進める場合もあります。社内外の専門家と情報を共有し、お互いの考えを合わせて検討していけるようになることも求められる仕事です。今後は他分野への理解も深めながら、プロジェクトのリーダーとしてメンバーをけん引していける力を磨いていきたいと思います。また交通工学の交通流理論を学び、交通量推計や道路網計画の業務も担当し、渋滞を減らす道路計画に挑戦していくことも課題です。
【田中聡さん】

お客さまのことを考え、わかりやすく根拠がはっきりした設計計画を提案するため、知識を磨いていく

人の生活と河川の関わりについて研究していた学生時代。このときの経験をもとに、多くの人の暮らしを支える仕事に就きたいと考えるようになりました。ピーシーレールウェイコンサルタントは河川の護岸の分野にも強く、川の流れやその周辺環境がいかに人々の生活に影響を与えるのか、深く理解した事業展開をしていると感じました。自分が関心のある分野に長けている企業であること、そして社内の雰囲気も良く安心して働ける環境があると入社を決めたのです。

入社してまず驚いたのは、業務を進めていく上で覚えなければならないことの多さ。CADの操作はもちろん、計算書のデータと根拠になる文献を照らし合わせて確認するための考え方など、初めて触れることばかりでした。河川の護岸管理を担当する先輩の仕事を間近にし、アシスタントをしながら見習いとして図面の修正などを担当。多くの事例やデータに関わることで、どんなデータにも理由があり、その理由を説明するために確かな根拠となる資料を探すことの大切さを実感できたと思います。

現在は入社3年目。わからないことがあればすぐに教えてくれる先輩がたくさんいますが、そろそろ質問をして指導を受けるだけでなく、自分の考えをプラスした設計ができる力をつけていかなくてはなりません。数量計算を行う場合でも、ただ数字を追うことで終わらず、矛盾があるポイントなどを発見し、報告書を作成していくスピードを上げていきたいですね。
また、私たちのお客さまにあたる土木事務所との打合せの際、相手が私の作成した資料に納得されている姿を見る機会も増えてきました。自分自身の成長が感じられてうれしいですね。初めてこの資料を見る人がどう思うか、相手のことを考えた資料作りができるようになった証なのだと思っています。

生活インフラの設計は、人の生活に深く関わることです。そのためミスがないように、抜けがないようにということを第一に考えてきました。今はまだ先輩に確認を取りながら設計を行っていますが、いずれは自分自身で「よし、これでいける!」と自信を持って提案できるようにならなくてはと思っています。それには不足している知識を自覚し、コツコツ学びつづけることが全て。先輩の背中を見ながら仕事への理解を深めていきたいですね。
【佐藤淑弘さん】

小さなミスが大きな事故につながる。責任の重い仕事をしているという自覚を持って学びつづけていきたい

大学では農学部に所属し、水質や脱窒素の研究をしていました。また農業だけでなく、得意な数学や物理を生かすことで、何ができるのだろうかと考えることも多かったように思います。将来仕事をするなら、大学で学んだことにこだわらず、自分の興味のある分野にチャレンジしてみようと思っていたところ、ピーシーレールウェイコンサルタントに出会いました。まったく未知の業界でしたが、設計や多様なソフトを使った計算を行うのは面白そうだと思いましたし、何より自分が設計したものが実際に施工され、数年後には構造物として形になっていく、そこには感動があるだろうという期待もありました。

入社して最初の一カ月間の研修では、社会人としての基本知識や当社事業の全体像、業務に欠かせないソフトの基本操作などを理解。その後はOJTで仕事をしながら設計について学ぶことができました。OJTを担当する先輩が作成した演習問題を解くこともあり、実務に基づいた知識を身に付けられる研修だったと思います。

私が現在配属となっている技術第一部は、橋梁の設計を行う部署です。橋梁には橋の本体にあたる上部工と、橋桁を支える土台部分にあたる下部工があり、私はこの下部工の計算を担当しています。設計や計算の知識ゼロからの入社だったため、新しいことを学びつづける毎日。ソフトを使った設計計算を担当することもあります。ソフトが自動的に計算してくれる数字をそのまま使用するのではなく、なぜこの数字が算出されたのか根拠を示すことを求められるのが建設コンサルタント。書籍や資料から情報を調べ設計への理解を深めながら、先輩のもとで業務の全体を学んでいます。少しずつできること、設計の根拠がわかるようになってきたことで、設計計算の仕事が好きだと実感できるようになってきました。

設計計算には詳細設計と予備設計があり、自分はまだ予備設計として橋梁の概要の検討に携わる立場です。いずれは詳細設計としてより施工の実務に近い設計を担当できるようになりたいですね。それには設計計算の根拠をしっかり理解し、お客さまとのやりとりの中でどんな質問をされても答えられるだけの知識、情報を持たなければなりません。一つのミスがその後大きな問題になってしまう仕事をしていると自覚して、丁寧な仕事を心掛け、いつかは携わった橋梁の姿を自分の目で見られたらいいですね。
【島田優太さん】

企業研究のポイント

自分が何をやりたいかを考えることも大切ですが、そこから一歩踏み込んで、どのような形で社会や仕事と関わりたいのか自分に問いかけてみてはどうでしょうか。この問いかけによって、志望する企業の規模も変わってくると思います。大手企業であれば大きなプロジェクトの一部に携われるでしょうし、中小企業であればプロジェクトの規模は小さくても、その全体に関わる機会がある。自分に合うのはどちらか考えてみてください。
【田中さん】

企業のリアルな雰囲気を感じるには、インターンシップに参加することも大切だと思います。自分が将来どんな環境で働きたいのか、そのイメージを明確にすることができますし、志望する企業へのインターンシップであれば、先輩社員に対して印象を残すこともできます。私はインターンシップに参加できなかったのですが、説明会などを通じて自分と年齢の近い若手社員から多くの意見を聞くようにしていましたよ。
【佐藤さん】

大学で学んできた分野を意識しすぎず、自分が興味を持てること、性格に合う仕事や働き方を軸に企業研究をしていくと、長く続けられる仕事に出会えるかもしれません。入社前に企業の実際を理解するのは難しいですが、一つの業界、一つの企業だけに絞らず、インターンシップなどで同業他社を複数比較検討しながら、さまざまな角度から仕事と自分のベストな関係を探っていくことをおすすめします。
【島田さん】

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専門性の高い事業を展開する同社だが、新人を育てようとする先輩社員が多いのも特徴。実践的なスキルを磨いていけるよう、業務を通じて丁寧な指導を受けられるという。

マイナビ編集部から

道路構造物から河川砂防、護岸、鉄道構造物までさまざまな分野の設計、調査、測量などを担うピーシーレールウェイコンサルタント。オールラウンドな建設コンサルティング企業として、社会インフラの整備や保全を担っている。中でも鉄道の分野に対応している建設コンサルタントは少なく、多様な分野が連携した業務を行えることも同社の強みの一つだ。また、社会インフラの整備に欠かせない調査や測量から計画、設計、図面作成までを一社で請け負うことができる環境があり、事業の全体を一社で管理できる。そのため、各部門が情報を共有しながらスムーズに業務を進めていくことが可能だ。

今回取材に応じてくれた三人が、専門的な知識が必要だからこそ、その知識習得のための支援が充実していると異口同音に語っていたのも印象的だった。資格がなければ担当できない仕事もあることから、同社では資格取得支援制度を制定。さらに社内での技術発表の機会もあり、社員同士で刺激し合いながら、自らが目指すプロフェッショナル像を実現するため、切磋琢磨できる社風がある。

数年前からは時差出勤や在宅勤務制度も導入。子育てや介護などをしながら働く社員たちが、フレキシブルに自分の働き方を選んで仕事に打ち込む姿も定着している。ほかにも奨学金返済支援制度など多様な福利厚生があるという。社員一人ひとりが自分の仕事とスキル、そしてプライベートの充実を目指せる環境だ。

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オンとオフの切り替えがはっきりしている社員が多いという。休憩中は他部署の社員とのフランクな交流もあり、業務内での連携のしやすさにも好影響を与えている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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