公益社団法人地域医療振興協会【横須賀市立総合医療センター（旧：横須賀市立うわまち病院） 】

私は現在、循環器内科・心臓血管外科・腎臓内科・耳鼻咽喉科の病棟を担当しています。病棟業務の内容として、入院患者さんの持参薬鑑別、薬歴管理、服薬指導、ＴＤＭ、多職種カンファレンスへの参加などがあります。
特に循環器内科は心臓カテーテル検査の入院が多く、持参薬鑑別の際にビグアナイド系薬の休薬確認やＰＣＩを行なう際にＤＡＰＴが導入されているか確認を行なっています。これらが行われていない場合は速やかに主治医に報告・対処し、医師や病棟看護師から感謝されることが非常に多いです。
また、当院は心臓リハビリテーションの活動が活発で、患者さんとハイキングやゴルフに行ったり患者教室を開いています。三浦半島の自然を感じながら患者さんや他のスタッフとハイキングするのはとても楽しいです。
現在は主に病棟業務がメインですが、内服・注射の調剤業務や化学療法・中心静脈栄養の混注、化学療法室での患者指導などを行なう日もあります。循環器内科や腎臓内科の病棟では化学療法を行なっている患者さんと話すことは滅多にありませんが関わることができ、幅広い業務を経験できるのは当院薬剤部の良いところだと思います。

私の担当する循環器内科、腎臓内科は患者さん１人当たりの薬剤数がとても多い診療科です。患者さん自身もたくさんの薬を服用することに不満を持っている方が多いのが現状です。そのような患者さんに一つ一つの薬の役割を伝え、服薬に前向きに取り組んでもらえたときはとても嬉しいです。
また、当院はとてもアットホームな雰囲気の病院で、他職種との連携が取りやすく、多職種カンファレンスでも気軽に意見を出せる環境です。他の医療スタッフから薬のことで頼りにしてもらえたときは非常にやりがいを感じますし、多くのことを勉強して患者さんにより良い医療を提供できるよう頑張ろうと思えます。

私の家族が横須賀市内で医療従事者として働いており、うわまち病院は救急医療の受け入れや、地域医療との連携に積極的に取り組んでいるという評判を聞いたからです。また、産婦人科や小児科など様々な診療科を持っており薬剤師として経験が積めると思いました。
さらに薬剤部の平均勤続勤務年数が高かったため、働きやすい職場なのではと思ったことも理由の一つです。（実際にとてもアットホームな薬剤部です！）

入職して７年目になりますが、勉強不足だと思うこと、患者さんへの服薬指導でもっとこうしたら良かったなど、悩むことは日々絶えません。これら一つ一つを反省し、薬剤師としてもっと成長したいと思います。
今年に入り、糖尿病療養指導士の資格を取得しました。この資格を活かし、患者さんに糖尿病理解を深めてもらえるよう積極的に指導を行なっていきたいです。

患者さんに常に寄り添える薬剤師であること。「薬剤師さん」ではなく、名前で呼んでもらえるような、記憶に残る薬剤師になりたいです。