最終更新日:2025/4/30

三協フロンテア(株)【東証スタンダード上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 空間デザイン・ディスプレイ
  • 建設
  • インテリア・住宅関連
  • 不動産
  • 機械

基本情報

本社
千葉県
PHOTO
  • 11年目以上
  • 土木・建築系

特殊な建築物、モバイルスペースの骨子を担う。

  • O.Y
  • 2014年入社
  • 東京工業大学 大学院
  • 理工学研究科 建築学専攻
  • 技術第2部 第1グループ グループリーダー
  • 構造設計や構造試験、製品開発等

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 多くの人と接する仕事
  • 高品質・高性能にこだわる仕事
  • チームワークを活かす仕事
現在の仕事
  • 部署名技術第2部 第1グループ グループリーダー

  • 勤務地千葉県

  • 仕事内容構造設計や構造試験、製品開発等

現在の仕事内容

私は建築物の「構造」、つまり骨組みに関する部分を扱う部署に所属しております。構造は強度に関係する部分であり、対象は建築物全体だけでなく個々の部品に至るまで影響します。
私の仕事は構造の担当として新製品の強度を確認すること、またより強くするための改良設計を提案することです。これは紙面上の計算だけではありません。PC上でモデルを組んで解析を行うこともありますし、ときには実際の挙動を調べる為、実物を用いて強度試験を行うこともあります。

また個々の案件に対して構造設計を行います。ユニットハウスは個々は規格品のようなものですが、配置によっては作用する力が異なります。例えばバランスが悪い配置をすると、地震時に大きく揺さぶられてしまいます。この場合、合理的な配置になるように修正するか、ユニットハウス自体に改造を施して耐えられるようにします。
個々の案件が構造上成立しているかどうか、その検証を行う部署でもあります。

つまり私の現在の仕事内容としては、「製品開発」と「構造設計」です。
いずれも安全性に関わる業務です。


当社の自慢

当社の自慢は扱っている製品「ユニットハウス」にあります.

まず、建築物はそのほとんどが一品生産です。建売住宅の中には同じ家が並ぶ場合もありますが、基本的には土地の条件や住人の希望を反映させて個々に設計し建てられます。
こうして建てられた建築物は、住人の有無に関わらず存在し続けます。特に空き家となり、メンテナンスがされなくなった建築物は廃墟と化します。廃墟は景観上の問題もありますが、しばしば倒壊のリスクをはらんでいるいます。また犯罪の温床にもなりやすく、建築が抱える問題の一つであると言えます。

一方でユニットハウスは大量生産ですが画一的ではありません。デザイン上の制約はありますが、多様に姿を変えて世間に出ています。また移動可能であり、不要になれば買い取ります。「空き家」にならない建築物です。
建築物を「不動産」と称しますが、ユニットハウスはいわば「動く不動産」です。建築業界にあっては非常に特殊で独特な製品です。当社はこれからもユニットハウスを改良し、提供し続けていきます。これが当社の自慢です。


今まで関わった仕事の中で一番印象に残っていること

一般的な建築物と比べて、ユニットハウスは特殊な構造をしています。そのため、強度や性能に疑問を持たれる方も少なからずいらっしゃいます。
例えば、案件によっては建築確認申請が必要になります。これは簡単にいえば役所等に図面や構造計算書を提出し、建てる許可をいただくことですが、このときに様々な質問が送られてきます。
例えばユニットハウス同士をどう繋いでいるのか、接続部分の強度は十分か、折り畳み機構をどのように固定するか等、内容は多岐に渡ります。勿論、強度上に問題は無いのですが、それでも相手に納得していただくことが出来ず、力不足を感じたこともあります。

ある案件では質問項目が数十項目にも上りました。事項の一つ一つに対し、新たに検討書を作成したり直接議論したりしました。そうして全ての疑問点を解消し、納得していただけた際は安堵とともに達成感を感じます。その後、実際に建てられた姿を目にすることがありましたが、苦労しただけに感動もひとしおでした。


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