(株)富士クリーン

弊社の新規事業であるメタン発酵事業は、国立研究開発法人　新エネルギー・産業技術総合開発機構が実施する「地域における混合系バイオマス等による乾式メタン発酵技術を適用したバイオマスエネルギー地域自立システムの実証事業」として採択された。その事業は、地域の特性を活かすと共に、弊社の強みを活用し、地域活性の基盤となることを事業モデルとしている。その事業の実証施設として、国内初となる縦型乾式メタン発酵施設の立上と運営管理が業務内容である。

メタン発酵事業は、エネルギー生産と廃棄物処理の二つの側面を持った事業である。メタン発酵事業が目指すところは、これまでの弊社の廃棄物処理事業の経験を活かし、弊社の事業が持続するだけでなく、地域経済の活性化の基となり、地域産業や、住民などに貢献することである。本事業がその社会的ニーズにこたえるべく付加価値の高いサービスとして取り組みを進めていることである。

学生時代から、自分が就職したときに、自分のスキルがどの程度、社会のために役に立つことができるのかを挑戦してみたかった。廃棄物のことは全く知識がなかったが、この会社が各資格取得を取得することを積極的に進めていることや積極的な行動を応援していることが、面接のときに聞くことができたこと。また、その面接の際に、県外出身の私にも社員の方々がすごく温かく迎えてくれる雰囲気だったので、この会社に入社をきめました。

今回の実証事業でテーマとして取り組んでいる、原料調達、エネルギー変換技術、エネルギー利用、システム全体として検証を進めること。
また、本事業を通して、メタン発酵などのバイオマス事業が世の中に認知され、メタン発酵技術を活用した施設や事業が広がっていくよう、正確な情報発信することに努める。

今回の新規事業では、環境教育についても非常に有効に活用できる事業と考えている。地元・地域の児童や生徒へ廃棄物の処理についての啓蒙・啓発活動を通し、地域全体に対して廃棄物処理についての理解を深めてもらうことである。徐々に地域全体の廃棄物処理に対する理解を深めてもらい、廃棄物処理業界の役割の範囲を広げ、業界全体のステータスを高めること。
　十数年後にそのような中で高いビジョンを持ち大きな夢を描いた、若者たちとともに、社会的ニーズに沿った、地域に貢献できる活動をしたい。