(株)ユーラスエナジーホールディングス【豊田通商グループ】

発電事業を開発・建設・操業の3段階に分けたうち、開発と建設段階にある日本国内の案件をマネジメントするのが国内事業部の役割です。所属する国内事業第一部は東北地方が守備範囲で、私は主に秋田県の案件を担当しております。秋田では現在、建設中の風力発電所があり、その工事が安全かつ予定通りに進むように、地域住民にご理解・ご協力を得るために説明会を開催し、建設会社や風車メーカーと工事進捗や内容について協議しています。また、開発段階の案件では新しい発電所の候補地探し、同地の風況・送電線・風車の輸送可能性のチェック、他にも土地持ち主や許認可（規制）等の調査を通じて、事業の実現性を検討・高めることに腐心しています。

やりがいは学ぶべきことの多さと事業にロマンを感じる点です。
風況、送電線、輸送、土木工事、許認可、環境影響評価、風車、契約書等、新しい発電所の候補地を見つけ、建設・操業へと成就させるには様々な知識が要求されます。そのため、日々の業務や他部署との社員の会話の中に、毎日何かしら発見や学びがあり、そこにやりがいを感じています。また、風力発電事業は開発～操業まで十数年を要する息の長い事業であり、現在、会社の収益に貢献している案件の数々は、十数年も前に先輩方が風速計を設置したことを原点としています。このように、自分が発掘した候補地が十数年後のユーラスを支える可能性を秘めていることにロマンを感じます。「ここは○○さんが見つけた発電所だよ。」との台詞の○○に、自分の名前を入れたくはありませんか。

エネルギー、水、食料といった人のライフラインに関わる分野で活躍ができて、かつ、海外へ赴任する機会の多い企業で仕事がしたいとの思いを胸に就職活動を行っていました。エネルギー資源の乏しい日本で今後ますます重要性が高まること、発電時にCO２を排出しないなど魅力と可能性のある風力・太陽光発電を事業とし、国内以外に8カ国で発電所を所有し、若い社員でも海外での業務に携われるチャンスが大いにある点に惹かれ、当社への入社を決めました。

事業自体の魅力もさることながら、様々な部署の社員と気軽に話し合える風通しの良さが、ユーラスの魅力です。本社の社員は全員オフィスのワンフロアで働き、部署ごとにパーテーションなどの区切りもありません。そのため、業務で分からないことがあった場合も気軽に質問へ行くことができます。また、手前味噌になりますが優秀な社員がたくさんいることも当社の魅力です。中途で入社する社員も多く、それぞれが様々なバックグラウンドを持っています。一緒に仕事をしていて、業務に対する理解の深さ・経験値に感心・刺激を受けることが多々あります。

まずは新たな発電所の候補地を発掘して、風速計を設置し、将来の風力発電所の種を1粒でも多く播くこと、そしてプロジェクトマネジャーとして要求される様々な知識・経験を積むことが直近の目標です。もう少し先の目標は、海外駐在員として他国の案件組成に携わること、風力・太陽光から作った電気の売電以外に、当社の核となる新しい事業の開拓を通じて、会社や環境に貢献していくことです。