MS＆ADシステムズ(株)【旧三井住友海上システムズ／旧あいおい保険システムズ／旧NDIコンピューターサービス】

　大学時代は専攻していたドイツ文学/ ドイツ語に加え、アルバイトや委員会活動にも励んでいました。そのなかでも大学行事を企画、運営した委員会活動を通して、「誰かの役に立つための企画や運営に携わる楽しさ」が特に印象に残っています。コロナ禍でオンライン授業が中心であった頃、新入生同士が交流できる場を設けてほしいという要望があり、委員会で全学部対象の新入生交流イベントを企画し、運営まで携わりました。イベント本番で参加者からいただいた言葉は嬉しく、その後の糧となっていますが、それに加えて、どういう企画があれば新入生は楽しめるのか、どのような運営をすれば初対面の新入生たちが安心して交流ができるのかを考え、形作る時間が何よりも楽しく、印象に残っています。
　この経験と、ものづくりが好きであったことを掛け合わせて、「人の役に立てるものづくり」を軸に仕事を探した結果、保険会社のSierにたどり着きました。

　お客さまがご自身のスマートフォンやパソコンから保険に加入できるWebサイトを開発しています。
　入社後に5か月間の新入社員研修があり、Javaを用いてプログラミングについて学びました。そして、配属後から現在まで、システム開発に携わっています。開発の言葉からイメージされる通りプログラミングを行っており、お申込み画面といった目に見える部分から、契約成立後にお客さまの情報を保存するといった裏側の部分まで開発してきました。新入社員研修で学んだJavaに加えて、Java ScriptのフレームワークであるVue.jsやpythonのフレームワークであるdjangoの知識も身につけることができ、日々成長を実感しています。
今後は、開発技術を磨くことに加えて、保険の知識を活かした開発や設計書の作成ができるようになることを目標に業務に取り組んでいきたいと思っています。

　開発業務に従事する中で、製造した画面やシステムが動いたときに成長を感じ、達成感を得られます。
　配属されて初めて画面の開発を担当したシステムは、新入社員研修で開発したシステムと比べて非常に大きく、発生するエラーの原因がシステムのどこにあるのか、どう解決すればよいのかわからず、手も足も出ない状態でした。しかし、先輩方からの丁寧なアドバイスやオンライン研修を通して、日々自力でできることが増え、次第に画面が設計書通りに動くようになっていきました。この、以前できなかったことができるようになったという成長や、自分が作った画面がシステムの1つとして動いているという達成感がやりがいに繋がっています。
　また、システムがリリースされた後にお客さまの声が届いた時には、開発したシステムを使っていただけて、社会に貢献できているという嬉しさや誇りが、次の開発も頑張ろう、グループ会社やお客さまの役に立とうという励みになっています。

　業務が始まってから改めて就活時代のことを振り返った際に、やってよかったと思ったことがあります。それは、「1度立ち止まって、仕事を通してどのような活躍をしていきたいのか、どのような経験を得たいのかを考える」ということです。就活中によく耳にするのではないでしょうか。
　働き方が多様であるため、幅広い職種を経験できるのか/ 1つの職種でスキルを磨くのか、または、様々な業界と関わるのか/ 1つの業界に特化するのか、選択肢がたくさんある中で自分自身に向いている、あるいは やりたい働き方はどれであるのかを決める必要があります。この選択のために、中高時代や大学の活動に自分はどのように向き合っていたのか、どのような瞬間に生き生きとしていたのかを振り返ってみてください。
　様々なことに一喜一憂したり、大変なこともたくさんあると思いますが、みなさまの就活が満足のいくものになるよう応援しております。