最終更新日:2025/4/28

(株)大紀アルミニウム工業所【東証プライム上場】

  • 上場企業

業種

  • 非鉄金属
  • 化学
  • 環境・リサイクル
  • その他メーカー

基本情報

本社
大阪府
PHOTO
  • 5年目以内
  • 数学・物理系
  • 技術・研究系

試行錯誤の積み重ね

  • T.M
  • 2023年入社
  • 京都
  • 工学研究科原子核工学専攻
  • 技術部
  • 新規合金の開発・研究、調査依頼対応

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 研究をメインにする仕事
  • 高品質・高性能にこだわる仕事
  • 環境・エコロジーに携わる仕事
現在の仕事
  • 部署名技術部

  • 勤務地三重県

  • 仕事内容新規合金の開発・研究、調査依頼対応

1日のスケジュール
8:45~

9:00始業に向けて出社

9:00~

スケジュール確認・メールチェック

9:15~

試験片の熱伝導率測定実施
合金の熱伝導率を測定し、添加成分(Cu, Si, Feなど)によって熱伝導率がどのように変化するかを確認します。
測定の空き時間にデータをまとめつつ、過去の実験結果との比較・考察を行います。

12:00~

昼休憩
天気の良い日には建物の外に出て散歩したり仮眠を取ったりしています。

13:00~

試験片の組織観察
腐食試試験後の試験片を切り出し、添加成分によって腐食部近くの組織がどのように変化するかを確認します。
観察には光学顕微鏡やEPMAを使用し、組織の大きさや形を確認したり、元素マッピングを行ったりします。

16:00~

試験結果の整理、翌日の準備
得られたデータの整理や、翌日以降の試験・鋳造の準備を行います。
翌日に鋳造を行う場合は朝までにアルミを溶かしておく必要があるので、るつぼに原料を入れてヒーターのタイマーを設定しておきます。

18:00~

帰社
使用した装置の片付けや鋳造の準備が完了していることを確認してから帰ります。

学生時代

大学時代は物理系の学科で原子核工学という分野を専攻しており、中性子についての研究をおこなっていました。中性子は原子の1/1000くらいの大きさしかなく挙動を直接観測できないという点がとても難しかったですが、測定結果から見えない部分を考察する力や、ミクロの領域に対してマクロ的な対策を考える力がついて、それらは分野の異なる今の仕事でも生かされているように思います。


キャリア・入社してから現在までの仕事内容

合金の成分調整から試験片の作製、試験の実施までの一連の業務を行っています。自分が開発を担当しているのは熱伝導率に優れたアルミ合金と耐食性に優れた合金の2種類で、熱伝導率測定や腐食試験、機械的性質を測るための引張試験などが主な業務になります。またユーザー様から依頼があれば、成分分析やテスト用のインゴット・試験片の鋳造を行うこともあります。


社員の雰囲気

現在技術部にいる方は比較的おとなしい方が多い印象です。仕事終わりに何人かでご飯を食べに行くこともありますが、基本的に仕事外では各々が自分の時間を過ごしていることが多いと思います。テクニカルセンターとしては、建物の2FはPC作業を行ういわゆるオフィスの雰囲気ですが、1Fは実験用の部屋が多数あるので研究所に近い雰囲気になっています。


入社した理由とやりがい

合金の成分を少しずつ調整し、最適なものへと近づけていくというプロセスに魅力を感じたため入社を決めました。実際の仕事においても、自分の持っている知識を総動員して悩んだ末に結論が出せたときや、考えられる可能性を色々と試していって何が原因かを突き止められたときなど、しっかりと自分で考えたうえで事態を前進させられたときは特に達成感を感じられます。


会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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