(株)栃木ニコン／(株)栃木ニコンプレシジョン[グループ募集]

この会社に決めた理由は、光学に興味があったことと、就職活動をしていく過程で地元で就職したいと思い始めたためです。私は就職活動の段階では、特に業界や職種を定めずに様々な企業を調べたり、実際に採用試験を受けたりしていました。
最初の内は、趣味のエンタメ系のイベントに行きやすい東京近郊に憧れがありましたが、通勤時の混雑や生活費などを考えると、東京近郊に気軽に遊びに行くことができ、通勤時に満員電車に乗る必要もなく、実家にも気軽に帰ることができる県内に魅力を感じてきました。そこで、地元で企業を探し始めた時に目に入ったのが栃木ニコンです。
正直、私はニコンといえばのカメラ自体には興味がなく、ほとんど触ったこともないのですが、栃木ニコンが扱っているのはカメラだけではないと知り、また、光学にも興味があり、説明会でも光についてのお話が印象に残ったため、栃木ニコンの技術職として応募しました。

半導体・FPD露光装置に使用するレンズのコート関係の生産技術です。
コートの身近な例として眼鏡をあげると、PC等を使用するときに使っている人も多いブルーライトカットやキズ防止コーティングなどです。そういった様々なコートを製品に施せるように道具やコート自体の準備をしたり、生産職場でのトラブルや要望に対応したりしています。

一人一人の責任が大きいところが苦労するところでもあり、やりがいを感じるところでもあると思います。私はまだ2年目になったばかりなのであまり仕事は持っていませんし、先輩がフォローもしてくれますが、技術職は一人で担当する仕事も多く、その仕事に対する責任も伴います。
そのため、慎重に検討をしたり、認識の食い違いがないように現場の方と話し合いをかさねたりします。
様々なことを考慮しながら慎重に、一方で納期に必ず間に合うように、多くの仕事を同時進行でこなしていくことは、苦労が絶えないと思いますが、その分、自分がメインで課題を解決した時のやりがいは大きいと思います。

大学院での研究です。私は物性物理学実験の研究室に所属していました。試料作製から測定、分析までを2年近くかけて行う中で、元来の飽きっぽい性格から、途中で「このくらいでいいだろう」と思う瞬間もありましたが、狙い通りの試料が作製できた時や、分析がうまくいったときの喜びは大きかったです。
私はもともと修士課程まで進むか迷っていたのですが、大学院での2年間はとても有意義な時間であったと自信をもって断言できます。何か一つの事にこれだけ時間をかけて向き合う機会は今後もそうそうないと思うので、修士課程まで進み研究を行ったこの経験は、私にとって貴重な財産になりました。

みなさんは、何を基準に業界研究や企業探しをしていますか？
就職活動でまず難しいところは、自分に向いていること、やりたいこと、できることが同じとは限らないことだと思います。私も就職活動を始めたころは、自分の好きなものに関連する業界ばかり調べたり、エントリーしたりしており、技術職についてはほとんど調べていませんでした。ですが地元企業ということで何となく参加した説明会で興味を持ち、実際に入社して仕事をしてみると、結局こういう仕事が自分には合っているのかもしれないなと今では思っています。
何が言いたいかというと、よく調べる前は全く興味のない仕事・企業でも、説明会などに参加すると良い意味で思っていた仕事内容と違っていて興味を持つこともあるかもしれないという事です。
現在は転職も珍しいことではなく、もしかしたらそれを視野に入れながら就職活動をしている人もいるかもしれません。ですが新卒カードを使えるのは一度きりです。学生生活も多忙とは思いますが、広い視野をもって、積極的に説明会などに参加し、悔いのない選択をしていただけたらと思います。