最終更新日:2025/4/2

日揮触媒化成(株)

業種

  • 化学
  • 商社(化学・石油・ガス・電気)
  • 環境・リサイクル
  • 化粧品
  • 半導体・電子・電気機器

基本情報

本社
神奈川県
PHOTO
  • 10年目以内

少数精鋭で、一人ひとりが活躍できます!

  • K・U
  • 2012年入社
  • 東京大学 大学院
  • 化学システム工学専攻
  • 石油精製触媒研究所HTC研究グループ
  • 水素化処理触媒の研究開発

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 研究をメインにする仕事
  • 形の残る仕事
  • 環境・エコロジーに携わる仕事
現在の仕事
  • 部署名石油精製触媒研究所HTC研究グループ

  • 仕事内容水素化処理触媒の研究開発

入社から現在までの仕事内容を教えて下さい

入社当初は脱硝触媒を研究する部署に配属となりました。火力発電やごみ焼却などで排出される煙には窒素酸化物が含まれますが、大気に放出されると酸性雨などの原因となります。脱硝触媒は排煙の窒素酸化物を取り除くための材料であり、環境に配慮した生産活動に欠かせない材料の一つです。2015年からは、HTC研究グループに配属となりました。HTCとは、Hydro Treating Catalyst(水素化処理触媒)の略で、原油に含まれる硫黄分や窒素分を除去したり、質を高めるための材料です。飛行機や船、車の燃料油や、石油化学製品を作るための原料などの高品質化に使われており、暮らしを豊かにするために一役買っています。研究の傍ら、水素化処理触媒のテクニカルサポート(TS)にも携わり、最適な触媒システムの提案や触媒寿命の推定、水素化処理装置の運転サポートを行いました。現在は水素化処理触媒の研究をメインに業務を行っており、触媒性能向上のため、日々試作を重ねています。また、品質や生産安定性向上も重要であり、製造部門との連携も重要です。


当社に入社を決めた理由は何ですか?

もともと化学が好きで、大学時代に有機物から水素を作る触媒の研究を行っていたこともあり、触媒や環境に興味がありました。これらのテーマに携わることができる会社を探しているうちに、日揮触媒化成にたどり着きました。もちろん大手化学メーカーをはじめとした化成品を作る会社も検討しましたが、環境と密接にかかわる触媒材料を主に研究開発・生産している、と一番わかりやすかったのが日揮触媒化成でした。また、大手と比べ従業員数は多くはありませんが、その分一人ひとりがしっかりと活躍できる場があると感じました。加えて、過去に赤字経営が無く安定した会社ということや、賃金面でも比較的高い水準にあると感じたことも理由の一つです。縁があり内定をいただくことが出来ましたので、日揮触媒化成に入社を決めました。


当社のここがすごい! と自慢できるところは何ですか?

独自のモノづくり技術で成長してきた会社であり、顧客要望にスピーディーに応えることが出来たり、新たな提案をすることが出来るところです。会社規模的にも非常に小回りが利くため、グループや年齢の垣根をこえてそれぞれのモノづくり技術を応用しやすく、それがスピーディーなレスポンスに繋がっているのだと思います。実際に、あの技術ならあのグループ、あの人が良く知っているな、と気軽に質問や相談に行く機会が非常に多く、そういった会話などから新しいアイデアや技術が生まれることも多いと感じます。研究開発は、モノが良いか悪いかを素早く判断することが重要ですので、スピード感を持ったサンプルワークが可能というところは、化成品会社として大きな強みであると考えます。このように「サンプルで対話する」ことが出来る、というところが当社の自慢です。


今までで一番印象に残っている仕事は何ですか?

水素化脱硫触媒の研究に携わってすぐに、製油所の水素化処理装置に当社の触媒を充填する作業に初めて立ち会ったことが一番印象に残っています。実際の石油精製装置は、当社で保有している触媒性能測定装置とは比べ物にならないほど大きく、高さは十数メートルにもおよびます。触媒の充填は反応装置の最上部から行いますので、作業の具合を確認するためには反応装置最上部に登らないといけません。もちろん安全に登ることが出来る設備を備え付けてあるものの、登る最中にはその高さに足がすくみました。登り切ってしまえば最上部からの見晴らしは素晴らしく、製油所が一望出来、感動を覚えたと同時に、こんなに大きな装置に自分たちが研究開発した触媒が使用され、世のため人のために活躍することになるんだという実感が湧いてきました。スケールの大きさとやりがいを感じた仕事でした。


会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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