最終更新日:2026/2/12

(株)オートテクニックジャパン【ATJ】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 自動車・自動車部品
  • 受託開発
  • 機械設計
  • 機械
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)

基本情報

本社
栃木県

取材情報

先輩100人100の就活

「好き」を伝えて、「好き」を仕事に

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三者三様。先輩たちの就職活動ストーリー

ホンダや日産など大手メーカーの研究開発、品質保証をサポートするオートテクニックジャパンでは、四輪車や二輪車をこよなく愛する先輩が大勢活躍している。そのうちの3名に、主に就職活動について話を聞いた。

◆中倉 財さん
所属部署:MoE 4-1/2019年入社

◆岡本 和也さん
所属部署:MoE 1-6/2017年入社

◆白 光永さん
所属部署:MoE 3-1/2020年入社

大学編入の経験が強みに。モノづくりの現場を最短で目指しました

高校生の時、スマホへの興味をきっかけに通信技術系の研究がしたいと思うようになり、大学院まで進むことを考えていました。そうなると学費の面から国立大学が望ましいと思い、茨城の大学を受けたものの現役合格はかなわず、いったん金沢の私立大学に入学。でも諦められず、試験にチャレンジしてもともとの志望校へ編入しました。その後は就職のことを考えて、もともと大好きだった車に関係する自動運転技術を研究する先生のゼミを選択。画像から自動車の位置を推定するという先輩たちの研究を引き継ぎ、精度を上げるためにあれこれと研究するのはとても楽しかったですね。

研究に没頭するうちに自動車開発への興味が強まり、大学院に進むより一日も早く開発の現場で働きたくなりました。就職活動では業種を自動車開発に絞り、しっかりと企業研究した上で当社を第一志望に決めました。活動のスタートがやや遅く、インターンシップには参加できなかったのですが、企業情報や面接の雰囲気を通して「すごく力のある会社だな」と感じたことを覚えています。面接では昔からモノづくりが好きなことに加え、大学編入という少し変わった経歴も武器にして、諦めずにチャレンジする姿勢をアピールしました。

入社後はホンダの新車開発のCAE解析を行っています。CAE解析とは実際の車をつくる前に、その動きをコンピュータ上で計算してシミュレーションする技術で、私は強度の解析を担当しています。1年目は、解析ソフトの使い方の習得や先輩の業務の手伝いが中心でしたが、今は未経験の業務に自発的にトライし、成果を報告するたびに「自分もできる!」と自信を深めています。これまでの実績の一つは、モデリングの際に従来は手動で行っていたコンピュータ上で部品を集める作業を、プログラムを作成して自動で集められるようにしたこと。手動では時間がかかり非効率なことから、自ら考えて提案しました。若手にもチャレンジの機会がどんどん与えられることが当社の魅力です。今後はさらに専門知識を蓄え、新しい解析手法を開発・確立したいと張り切っています。
(中倉さん)

先輩からひとこと

「研究開発は大学院を出た人の職というイメージがあるかもしれませんが、当社ではそんなことはありません。社員のモノづくりへの思いを大事にしてくれます」と中倉さん。

面接では、車が好きな自分の「これまで」と「これから」を自然体で伝えました

私は二輪も含めて根っからの車好き。どのくらい好きかというと、自動車整備士の資格を取れるコースがあるという理由で、機械系学科を選んだほどです。車の構造を詳しく学び、希望どおり2級自動車整備士免許を取得しました。もともと整備の仕事に就くつもりはなかったのですが、試験勉強を通して得た知識は今の仕事の基盤になっています。卒業研究では車の挙動をテーマにし、SUVなどさまざまな車種の走行状態を比較分析しました。

就職活動は解禁と同時にスタート。もちろん、主に自動車開発を行うメーカーや研究機関に注目しましたが、「栃木の実家から通える」という条件も譲れませんでした。収入の大半を自分の車に注ぎ込みたかったからです(笑)。おかげで今は通勤用の車のほかに外車と大型バイクを所有し、休日にはカーライフを満喫しています。「開発×地元」という軸で企業を調べると、自ずと当社が第一志望になりました。面接では気負うことなく、ひたすらに車が好きな自分を伝えましたね。印象に残っているのは、「これからの車はどうなると思いますか」という質問です。自分でも日頃から考えていたことだったので、会話が弾みました。

入社後は、ずっと衝突試験に携わっています。1年目は「衝突」自体をテストするチームに所属して専門知識を積み、2年目から実際の開発を担当。衝突試験は、新車開発のほぼ全工程に関係します。例えば、開発の前半では衝撃に耐える材質やボディを設定して専門部署にシミュレーションや解析を依頼。OKが出て試作を行う後半段階になったら、試作車を使ってさまざまなテストを繰り返します。私は「乗員保護」をメインに、特にシートベルトを担当しています。人命に関わる重要な部分なので、世に出た車が安全に走行していることが一番のやりがいですね。ときには海外のユーザーから「事故に遭ったがホンダ車だったから無事だった」と感謝のメールがメーカーに届くこともあります。開発担当者としてそれを読んだときは、感慨深かったです。チーム単位で動く職場は和気あいあいとした雰囲気。社内の仲間はもちろん、メーカーの担当者さまとも活発に意見を交わしています。
(岡本さん)

先輩からひとこと

「当社の良さは自由な風土。新人もメーカーの担当者さまから意見を求められることがよくあり、フレッシュな感覚の提案が歓迎されます」と岡本さん。

二輪車に対する誰にも負けない情熱で、「理想の就職」を果たしました

大学では専攻の医療工学を学びつつ、好きなバイクを思いきり楽しもうと考えて神戸から上京。原付から250ccに乗り換え、カスタムやスポーツ走行を楽しむうち、予想以上にバイクにのめり込んでいきました。ついには大学を辞めて、バイク販売店に就職したほどです。そこで2年間、仕入や販売、整備などを行いましたが、もっと高度な技術を学びたいと思い、地元に戻って自動車系の専門学校に入学しました。仕事もバイクの研究開発に携わりたいと思っていたところ、学校の先生を通じて当社を知り、「チャレンジするしかない!」と奮い立ちました。

実は、採用される自信は満々でした(笑)。バイクに懸ける情熱は誰にも負けないと自負していたからです。また、志望理由に「努力は努力じゃない」と書いたのを鮮明に覚えています。これはどういう意味かというと、専門学校時代、学校に行かない日は一日中自宅のガレージにこもってバイクをいじっていました。その時間が楽しくてたまらず、これを「努力」だとは一瞬たりとも感じなかったのです。そんな私の話をじっくりと聞いてくれた面接担当者は、最後に「二輪車の配属でなくても仕事を続けられますか」と尋ねました。もちろん「続けます!」と即答。二輪車の技術のほとんどは四輪車から来ていますし、いずれは二輪車に関わるチャンスもあるはずです。四輪、二輪、汎用品を幅広く研究開発する当社に大いに期待しています。

現在は、エンジンの品質保証業務に携わっています。具体的には、基本の燃費とトランスミッションの試験や、排ガス規制値をオーバーする可能性のある車を市場から排除するOBD試験を担当。排ガス量についてはシミュレーションでチェックするのに加え、実際に試乗して確認しています。また、輸出した車が現地の法規に従っているかチェックするのも品質保証の仕事です。私が担当する北米は法規が厳しく、細心の注意を払っているので、作業を無事に終えた時の達成感は大きいですね。入社1年目からテスト走行環境の整備などさまざまな提案ができ、それが迅速に実現されることにもやりがいを感じています。
(白さん)

先輩からひとこと

「今後の目標は、法規書を熟読して理解を深めることと、テスト走行の運転技術を向上させること。一歩一歩成長して、念願の二輪開発にチャレンジしたいです!」と白さん。

企業研究のポイント

変化の激しい今の時代、「福利厚生の充実度」を重視する安定志向の学生さんもいるかもしれません。しかし福利厚生の諸制度は、企業である以上、当然に整備しているものです。より重視すべきなのは、「その会社で長期的に活躍し、キャリアアップできるか」という点だと思います。企業研究では、広い視野で会社の全体像を把握するよう心掛けてください。

当社は好調な業績を維持しつつ充実した体制づくりを目指し、従業員を毎年100名増やす計画で採用活動を行っています。特に注力している新卒採用は、今後も枠を減らさず50名規模で継続する予定です。キャリアパスは入社年次によって明確に定められていますが、一定年数が経過すれば管理職にチャレンジすることもできます。風通しのよい企業風土も含めて、若手が活躍しやすい環境です。またワーク・ライフ・バランスはかねてより整っていますが、コロナ禍以降は開発スタイルの見直しが進み、在宅ワークなどもスムーズにできるようになりました。働きやすく、自動車業界で最先端のモノづくりに携われる当社にぜひ注目してみてください。

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部署は異なってもモノづくりへの熱い思いは皆同じ。顔を合わせればたちまち“開発秘話”に花が咲く。チーム単位で仕事をするので仲間意識が育まれる。

マイナビ編集部から

オートテクニックジャパン(ATJ)は、主にホンダや日産の新車開発をサポートする会社である。自動車開発には耐久テストやエンジン試験なども含まれるが、ATJは実車の前段階のCAE解析から試作車組立、走行テスト、日本を含めた世界各国の法規確認までさまざまなサービスを行っている。

そのため幅広い人材を求めており、今回取材した社員たちも、大学の編入経験者やバイク販売店の元スタッフなどバックボーンはさまざまだった。ただ、「車やバイクが好き」「モノづくりが好き」という思いは共通している。同社が次代のモビリティを支えるプロフェッショナルを育成するにあたり、一人ひとりのポテンシャルを重視していることがうかがえた。

自動車産業はコロナ禍にあってもいち早く市況が好転し、大手メーカーの世界販売台数が過去最高を記録するなど好調。しばらくは拡大を期待できるが、ATJが短期的な見通しではなく長期的な視点に基づいて人材採用を考えているのも印象的だった。日本の自動車産業におけるモノづくりに、長く安心して打ち込める会社である。

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テストコースにて開発車の走行テストも行う。研究開発から輸出法規まで幅広いサービスを提供するテストプロデュースカンパニーとして、ますます存在感を強めている。

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