最終更新日:2025/8/1

とまこまい広域農業協同組合【JAとまこまい広域】

業種

  • 農業協同組合(JA金融機関含む)
  • 生活協同組合
  • 共済
  • 物流・倉庫
  • サービス(その他)

基本情報

本社
北海道

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

東胆振の農業のさらなる発展と地域の活性化に向け、自分らしさを発揮しています!

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幅広い職域が、活躍のチャンスを与えてくれます

豊富な食材の提供が可能なエリアの特性を生かし、「地産地消」「都市と農村の共生」をめざすJAとまこまい広域。多彩な職種が用意された環境の中、職員たちは自らの目標に向けて日々励んでいます。

(写真右から)
★川原拓也さん/営農部 営農課 広報組織 係長/2013年入組
大学卒業後、JAカレッジで学び入組。持ち前のコミュニケーション力を生かし、組合員の方々とふれあう日々を送っている。
★早坂志保さん/企画管理部 管理課/2013年入組
高校の商業科を卒業し、地元の安定した組織に入りたいとJAを志望した。広い視野を持ち、窓口的な業務をこなしている。
★大島裕孝さん/農産部 農産課 主任/2016年入組
学生時代は農学部で学び、新規就農をめざしていた。現在は粘り強さを信条に、米麦大豆調製施設での業務に腕を振るっている。

生産者の方への思いは人一倍。その姿勢で係長にも昇格しました。

現在、私は当JAの広報誌を担当しています。取材・撮影から記事の作成、印刷の手配までを1人で行い、農業新聞等にも記事の投稿をしています。加えて青年部の事務局を担当し、農業労災の更新業務にも携わっています。
生産者の方に取材をする時は、親しみやすさを全面にアピールしています。緊張をほぐす会話をしたり、忙しい時を避けるなどの気配りも怠りません。
そうした姿勢と前部署のそ菜園芸課での仕事ぶりが評価されたのでしょう。今年の4月からは係長のポストに就くことができました!係長になったことで、これまでとは違う視点から、農業に対して何ができるかということを強く意識するようになりました。その答えは、これから見つけていく段階です。

そ菜園芸課の時は、担当品目を市場に販売する仕事をしていて、農家の方々と顔見知りになれたことは現在の仕事にも役立っています。
今は行事予定などから広報誌の企画を立て、毎月完成したものを見るのが楽しみ。昨年は農業新聞に投稿した私の写真が、賞に選ばれるといううれしい出来事もありました。撮影に関しては、できる限り自然な仕事風景や表情を写すのが私の仕事術です。

もともと私は学生の頃はスポーツ学を学んでいて、農業にはさほど関心がありませんでした。ただ父親が他のJAの職員である上、母親の実家も農業を営んでおり、就職の時期になって農業関係の仕事が気になり出したのです。
そしてJAとまこまい広域に入組する時には、農家の方々が快適な仕事ができ、しっかり稼いでいただくために頑張ろうという意識が芽生えていました。
ただ配属となったそ菜園芸課ではたまたま前任が異動になったばかりで、新人の自分が進んで農家に出向き、その場で教えてもらいながら仕事を覚えたものです。自分の中にも“前任と比較されても負けたくない”という思いもあり、今思えばそれが早い成長につながったと確信しています。特に農家の方から「君がいて良かった」と言っていただいた時は、大きな自信になりました。
今や農家でもドローンやGPSなどの技術革新が進んでいます。そうした情報提供も含め、生産者の方及びこのエリアの農業を盛り上げる一助になることが今後の目標です(川原さん)。

私が大切にしていること

忙しいからとダラダラとしないよう、仕事とプライベートのメリハリは、しっかりつけるよう努めています。休日は1歳の長男と遊んでいます(川原さん)。

JAの窓口の意識を持ち、全職員が長く働ける環境づくりに努めています。

私は入組後の3年間は生産資材課に在籍。肥料や農薬、種などの販売に携わっていました。人と接することが好きだったこともあり、組合員の方々から「こんなものがほしい」「あると助かるので、探してほしい」といったお願い事をされるケースもあり、それがやりがいやモチベーションにつながっていました。
そして現在は一般企業でいう総務的な部署で電話や来客応対、事務処理、出資金の管理などを任されています。
私が仕事をする上で普段から意識しているのは、農協全体の動きに注意しつつ、幅広い視野を持って対応することです。

組合員の中には高齢者の方も多いため、電話ではゆっくりと、わかりやすく話すことが大切。一方、6支所を統括する本所としての機能を持つ部署でもあり、職員との密なコミュニケーションも欠かせません。特に労務管理に関しては、同じ職員だからこそ気軽に話してもらえるよう心がけています。
仕事のやりがいを感じるのは、働きやすい環境づくりなどを通じ、職員へのサポートができたと実感した時です。縁の下の力持ち的な存在の部署のため、面と向かって感謝の言葉が返ってくる機会は少ないものの、職員の満足度が上がればその空気は伝わってきます。

そんな私も新人時代は、生産資材課の扱う商品知識を覚えるのに苦労したものです。肥料や農薬といってもそれぞれに効果が異なり、先輩に尋ねたり本を読みながら学んでいきました。それと組合員の方たちの、お顔とお名前を早く覚えるよう努力していました。
今の企画管理部に来たのは、急に増員が必要となったから。いわばイレギュラーの部署異動でした。初めての業務ばかりで、しかも忙しいため最初は戸惑ったものの、その時期を乗り越えることで自信も付きました。今では後輩指導も任されるほど成長したんですよ!
私の目標は長く勤めることです。私も入組後に結婚をしましたし、まわりには産休・育休から復職する職員も少なくありません。当JAでは復職にあたり、家庭との両立がしやすい部署に配属してくれます。また、これは全職員対象ですが、「職場離脱」といって何日間か他部署を応援したり、研修に行く制度もあり、リフレッシュできます(早坂さん)。

私が大切にしていること

業務内容が多岐にわたるため、幅広い知識と柔軟な対応を心がけています。人と接する時は、その人の立場になって考えるようにもしています(早坂さん)。

つねに学びの姿勢で多くの部署を経験し、農業の世界に貢献したい!

私は入組後の1ヶ月のみそ菜園芸課で勤務し、その後は販売企画課へと移り4年程在籍し、現在の農産課に配属となりました。今は生産者の方が収穫した米、小麦を施設で調製貯蔵する仕事をしています。
普段は機械の準備や清掃等を行い、収穫の時期になれば、例えば小麦なら乾燥機にかけて流通可能な水分まで下げることで良いものを選別していきます。その中で私がポリシーにしているのは向上心です。私の調製業務次第で生産物の等級が決まり、生産者の方の所得に直結します。だからこそスキルアップや知識の習得は欠かせませんし、それがやりがいだと思っています。商談会等に参加し、エンドユーザーのニーズを収集することにも力を入れています。

昨年には主任にもなり、また今年行われた人事異動に伴い、部下やアルバイトの管理・指導も任されるようになりました。まだ途中段階ではあるものの、自分なりのマニュアルをつくり、それに基づいて丁寧に指導できればと考えています。
私自身、入組してわずか1ヶ月で異動の話を聞いた時は、“自分は必要ないとされているのでは”と心配になったものです(笑)。でも当JAの場合はジョブローテーションを中心に、いろいろな職場、職種を経験できるのが魅力の1つです。最初は不安に感じても、すぐに新しい業務になじめるでしょう。
実際に私は異動後に上司となった部長から、多くのことを学びました。中でも「君の給料は、どこから出ているのかを考えなさい」という言葉は今も鮮明に覚えており、それ以来、つねに組合員の方々を意識した行動や仕事をしているつもりです。主任として、そうしたことも後輩たちに伝えていければと思っています。

学生時代には漠然と新規就農をしたいと思っていたものの、いざ真剣に調べてみると初期投資や農地の取得など大変なことばかり。甘い考えではできないと気づき、それなら生産者の方々を支える立場になろうと選んだのがJAでの仕事です。
今後の目標は、まずは今の仕事を完璧にマスターすること。そして将来的にはいろいろな部署を経験する中で、これからの農業には何が大切かを学び、自分の知識やスキルを生産者の方々に還元していければと考えています(大島さん)。

私が大切にしていること

生産者の方と向き合いつつ、いろいろな仕事をしたいと思っていました。その初心を忘れず、最後まで続けることで成果を出すよう心がけています(大島さん)。

企業研究のポイント

農業の仕事にも多彩な分野がありますし、企業研究の段階でJAに興味を持つ学生のみなさんの中には、公務員や金融機関も視野に入れている方も多いのではないでしょうか。
今の時期にできることは限られているとは思いますが、例えばホームページを見るなら、どんな働き方ができるか、育てる体制はどうなのかといった点に着目してみてください。

ちなみに当JAは金融、共済、資材、Aコープ、農産、畜産、営農など、多岐にわたる業務を行う総合的な組織です。幅広い部署や仕事があり、ジョブローテーション等を通じ、適材適所を見つけやすい環境です。
しかも一次産業をメインとした業種のため、公共性の高い仕事ができ、「地域」と「食」と密接に関わっている分、安定性も抜群です。
働く上でも産休・育休の取得者も増え、ライフスタイルが変わっても長く働けると思っています。

企業研究の段階で、ある程度の「軸」が見つかったら、学生時代に取得できる資格にチャレンジしてみるのもお勧めです。私たちの仕事でも危険物や毒物劇物、簿記など、役に立つ資格はたくさんあります。
また、これはどの業界にも言えることですが、課外活動やアルバイトも経験しておけば、人との接し方や給与を稼ぐことの大変さを知ることもできますよ(企画管理部 次長 熊谷謙吾)。

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上司や先輩とはもちろん、組合員さんとの距離の近さも魅力です。どの部署もフランクな雰囲気の職場のため、新人でもすぐになじむことができるはずです!

マイナビ編集部から

JAとまこまい広域は、2001年に当時の1市5町の広域合併で誕生した組織である。苫小牧港や新千歳空港と隣接していて、交通アクセスにも恵まれている中、安心・安全な農畜産物を供給することを第一に考え、食料供給基地として道内外市場や消費者から高い評価を得ているという。

一方でJAといえば、取材に登場された3名の話からもわかるように部署が多く、文字通り「総合職」的な働き方が特徴だ。学生のみなさんの中には、その点に不安を持つ人もいるかもしれない。ただ同JAの場合は新人を育てる体制も万全。新人教育の一環として新人サポーター制度があり、先輩がしっかりとサポートをしてくれる上、新入職員研修を始め、フォロー研修の場でも悩みや問題点を話し合いながら解決しているそうだ。
その他、入組1~2年目の職員には、農作業研修も実施している。農業に触れ、その大切さを学ぶとともに、組合員とのコミュニケーションが円滑にできる指導を行っている。

係長や課長、支所長、部長といった、それぞれの階層に応じた計画的な研修もあり、次のステップにも安心してチャレンジできるという同JA。こうした人材育成への取り組みも、企業研究の際の参考にしてみてはいかがだろう。

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JAとまこまい広域の管内では水稲、畑作、野菜、畜産など多岐にわたる経営が営まれています。地域貢献活動として、各地区のイベントへの参加・協賛にも力を入れています。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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