最終更新日:2025/6/27

(株)電通ライブ

業種

  • 広告
  • イベント・興行
  • 空間デザイン

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

チームで挑むからこそ、想像を超えるイベントに結実し、感動が広がる!

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多くの人の心を動かし、行動を変えられる仕事

電通グループ唯一のイベント・スペース専門企業として、大規模案件を多数手がける電通ライブ。そのカギを握るプロデューサーとはどんな仕事で、どんなやりがいがあるのだろう――先輩社員2名に話をうかがった。

■高橋さん(右) 2014年入社/人文学部卒
第1ビジネスクリエイションユニット ストラテジーデザイン部

■三代澤さん(左) 2018年入社/社会学部メディア社会学科卒
第2ビジネスクリエイションユニット ライブクリエイティブ開発2部

【高橋さん】“ターゲットに合わせたメッセージの変換”で、クライアントのイメージ変容に貢献!

飲料、外食、時計、自動車など、これまでさまざまな業界の大手企業を担当し、コーポレートブランディングや新商品PRなどを目的としたイベント・プロモーションを手がけてきました。クライアントの目的に応じたイベントを考え、つくることをワンストップで行えるのが、電通ライブの強み。その中でも「考える」を軸に、イベントによるクライアントの目的達成を戦略的にプランニングするのが、現在所属している「ストラテジーデザイン部」です。

例えば、某大手電機メーカーは、若年層に対するブランディングに課題をお持ちでした。環境やエネルギーなどさまざまな社会課題を解決していることを若年層にも知ってほしいが、依然として家電メーカーとしてのイメージが強い。次世代を担う層へ、社会課題を解決していることを広く伝え、企業のブランドイメージを変える契機にしたいというご要望でした。

まずは若年層の心理を探るべくイメージ調査を行ったところ、やはり“○○社といえば家電を想起する”という結果に。かといって、社会課題についてダイレクトに伝えるイベントを仕掛けても、なかなか響きません。そこで目をつけたのが、「社会課題を解決する」というテーマを若い世代と接点の近いものに変換して伝えることでした。社会課題という小難しくシャットアウトしてしまいそうな要素を、若い世代が普段から親しんでいるポップなコンテンツに変換してイベントを実施したところ、SNS上で多くの反響をいただき、若年層への企業イメージの変容に一定の成果をあげられました。

当社では、電通グループとして名だたる大手企業と直接やりとりし、クライアントの想いや課題を直に共有できます。その想いを伝えたい人たちへ「代弁」するために、どんなイベントや空間が有効なのかを考え、社内外を巻き込んでカタチにするのが私たちの仕事。高いクオリティが期待され、「消費者にどう響かせて動かすか」を考え抜く難しさがあるものの、「クライアントのため」にとことん追求し、自分たちの「作品」と胸を張れるモノづくりを成し遂げられたとき――つくり手として大きな達成感を得られ、その経験一つひとつが自身の成長につながります。

先輩たちの横顔

「細部まで妥協せず、とことん考え、イメージを広げる」と話す高橋さん。オフには音楽ライブや美術館に足を運び、最近はランニングも始めるなど、興味のアンテナが多彩。

【三代澤さん】「東京ゲームショウ」で初の試みに挑み、ゲーム×カルチャーの新たな可能性を開拓!

私は入社後数年間、プロデュースユニットで自動車メーカーやカメラメーカーなどのクライアントを担当しました。右も左もわからない状態でしたが、先輩と一緒にプロジェクトに取り組み、クライアントや協力会社との打合せの進め方、企画から制作の流れ、予算・スケジュール管理など、多岐にわたるプロデュース業務についてゼロから学びました。

そんな私に転機が訪れたのが、2年目のこと。「モーターショー」で大手自動車メーカーのブースを担当。初めての主担当で不安を抱えながらも、成長できる機会と捉え、周りの先輩や協力会社の方々にも支えていただき、無事に完遂することができました。プロデューサーとしての自覚が強まり、ひと回り成長できた感覚がありました。

その後は、現在まで主に大好きなゲーム・音楽などエンタメ業界のプロモーション案件を担当しています。ゲーム業界を担当し始めたことを機に、コンテンツ・エンターテインメントを専門領域とし、新たなビジネスの創造に挑むビジネスクリエイションユニットへ異動し、新しいチャレンジが始まりました。

手応えを感じたのは、当社が共催として実施した「東京ゲームショウ」。私はメインステージを担当し、「ゲームとカルチャーの融合」をテーマに、アジア最大級のesportsイベント、アパレルブランドとゲームタイトルのコラボファッションショーや国内人気アーティストによるスペシャルライブなどを企画・開催しました。ゲームにとらわれない、これまでになく攻めた試みだったので、仕掛ける側としてワクワク感を抱きながら駆け抜けた半面、当日はお客様に来ていただけるだろうかと不安もありました。しかし、有料ステージのチケットの売れ行きが伸び、大盛況のうちに幕を閉じることができました。

プロデューサーはイベント全体を統括する立場であり、自分の発言や力量がイベントの成功を左右するほどの責任があります。プレッシャーもつきものです。だからこそ、課題を一つひとつ乗り越え、大きな反響をいただいたときには、気持ちいい達成感に包まれます。

先輩たちの横顔

映画、音楽、ゲームなどを愛し、イベントのエンタメ性や規模の大きさに惹かれて入社を決めた三代澤さん。「あの映画のようなイメージ」など、会話の端々に好きがにじむ。

~高橋さんと三代澤さんが語る、電通ライブの魅力と社風~

【高橋さん】
入社1~2年目の頃は、周りの先輩たちのすごさに圧倒され、「自分もこうなれるだろうか」と不安を覚えていたこともあります。しかし、大規模な案件にも早くからチャレンジできるのは、当社ならではの魅力。難しそうな案件にも果敢に挑み、「どんな課題に対してどう考え、カタチにしたか」を自分なりに整理し、記憶の引き出しに残してきました。その積み重ねが今に活き、経験とアイデアを自在に組み合わせることで、オリジナリティに磨きをかけています。

電通ライブには好奇心旺盛な人が多く、例えば社内ポータルに「アニメの『○○』に詳しい人急募」と書き込めば、いろいろな人から声がかかり、企画のヒントをもらえます。また、私の所属するストラテジーデザイン部は通称「ストデザ部」と呼ばれ、その名も「スナック・ストデザ部」を定期的に開催。仕事に関係なくいろいろなテーマについて語り合う場で、ふらっと自由に参加でき、自分にはないアイデアや関心事に触れられて刺激になります。

私たちがつくるイベントは、消費者=世の中と直に触れ合う場。電通ライブは、MOMENT OF TRUTHという提供価値を掲げていますが、感動にも嬉しい、せつない、興奮など種類があるはずです。だからこそ世の中の動向や変化に敏感に寄り添いながら、考えることを追求し、誇れる作品を生み出していきたいですね。

【三代澤さん】
私はいつも「クライアントの商品・サービスを好きになる」ことを大切にしています。例えば、新しいゲームタイトルのプロモーションを手がける際には、役得とばかりに自らプレイし、プレイヤー目線をふまえて企画を練り込むようにしています。嬉しいことに社内でも「ゲームのことなら三代澤」と評判が広がり、「ちょっと力を貸して」と、各所からゲーム案件が舞い込んできます。そうやって自分の得意分野を活かしながらチャンスを広げられ、自由に任せてくれることにも、当社らしさが表れていると思います。

電通ライブは、学生の皆さんがご存じの大規模イベントも多数手がけています。私も当社の企業力をベースに多数の案件に携わることができています。今後もプロデューサーとして経験を積み、いずれはクライアントの皆さんから「三代澤さんだからお願いする」と言っていただけるような存在になりたいですね。

先輩たちの横顔

イベントプロデューサーは多くの人たちと打合せを重ね、最適解を導き出す。アイデアとスキルを結集して「もっといいモノ」を追求した先に、多くの人の感動が待っている。

企業研究のポイント

自分が将来どんな仕事をしたいか考える際、行きたい業種を絞る方が大半だと思いますが、むしろ「行きたい業種を広げる」くらいの気持ちで臨んでいいのではないでしょうか。興味のあることを追求するだけでなく、あまり詳しくない、未知の領域に目を向けてみても発見はあると思います。また、企業研究というまたとない機会ですから、インターンシップや会社見学など、知識や経験値を深めるためにも、いろいろと積極的に行動してみるといいと思います。

例えば当社では、取引先の業種が限定されないのが一つの特徴で、官公庁やメーカー、小売店などさまざまな業種の企業や団体と接することができます。それを重荷に感じることなく、むしろ楽しみに感じることができるような好奇心旺盛な方は、この仕事に向いているのではないでしょうか。社内は、管理職や役員も気さくに話してくれて、相談もしやすい環境です。いろいろな人と幅広く接したい、たくさんの人を喜ばせたい、といった前向きな方であればチャンスにも数多く恵まれると思います。

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2025年2月に二子玉川で開催された「もっと!こどもの視展 ~こどもになる12の体験~」。こどもの視展製作委員会に参画し、企画・デザイン・設計施工・運営を主に担当。

マイナビ編集部から

イベント・スペースのプロデュースを「感動づくり」と定義し、多くの人の心を動かす電通ライブ。2017年、電通グループのイベント・スペース領域のプロデュース事業を統合、集約した企業として誕生し、その実績には学生の皆さんにもなじみのあるイベントや空間が名を連ねる。国内だけでなく世界中の案件を手がけ、AIやVR、ホログラム、デジタルとの融合など、新たな価値の提供にも注力してきた。

効果の高いイベントを戦略的に立案することに挑む高橋さんは、「大学で学んだ過程が活きている」と話し、「私が人文学部で挑んだのは、答えのないことに答えを見つける学問。データを集め、仮説と検証を重ねた経験は、今の仕事にも通じています」と振り返る。確かに、イベントや空間デザインに関するノウハウは入社後に吸収できるものの、やはりそのベースとなるのは好奇心や探求心なのだと感じた。

また、ゲーム好きを公言する三代澤さんのように、自分の「好き」を仕事に活かす社員が多く、「好きだからこそもっと突き詰めたい」、「もっと多くの人に感動を広げたい」という意欲も自ずと高まるのだろう。終始フランクな雰囲気で進んだ取材からも、同社の皆さんのポジティブな人柄がうかがえた。プロデュースの源泉は「人」であり、それこそ同社の強みであると、つくづく実感できた。

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東京・港区にある電通ライブのオフィス。年次やキャリアに縛られず、自分の意見を伝えやすい環境だ。活発な議論は今日も繰り広げられている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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