コロナ禍では実際の施設を見学することは難しいかもしれませんが、リモートで施設の説明を受けるだけでも雰囲気は伝わってきます。資料やHPを眺めるだけでは分からない実際の空気感を、ぜひ担当の方とお話する中で感じてください。どの施設が自分に向いているかは人それぞれ。考え方や働き方の相性などを総合的に見て、ここなら自分も楽しめそうと思える施設であれば、長く勤められると思います。
例えば当法人では日中活動として、自然の中での農作業に力を入れています。外で体を動かすことが好きという人にはピッタリだと思いますが、インドア派の人は大変そうと感じてしまうかもしれません。逆にアート活動やパン作り・お菓子作りを精力的に展開している施設もあります。職員自身が楽しそうに活動することが、利用者の方にとっても何より大切。自分のやりたいことをやらせてもらえる場所を見つけることが、きっと企業研究のポイントになるでしょう。
専攻外だから不安という方は、教育制度や資格取得支援に注目するのも良いかもしれません。入職後に「こんなステップアップができる」とイメージできれば、将来のイメージも掴みやすくなります。専門知識がなくてもサークルやバイト経験など幅広く生かせるのが、この業界の良いところ。「こんなことをしてみたい」という前向きな気持ちがあれば、きっとさまざまな経験を糧にして活躍できると思います。(真瀬垣さん)