(株)三十三銀行

これまでは、主に個人のお客さまのライフステージのお手伝いが中心の仕事でした。資産運用や相続対策のご相談に乗ることや、金融商品の提案などを通じて、さまざまなステージにいらっしゃるお客さまとそのご家族との想いに接してきました。
現在はステージも変わり、法人のお客さまが抱える金融のニーズに対してソリューションの提案を行う部署で、経験を積み始めたところです。刻々と変化する経済環境に対して、法人のお客さまのニーズも刻々と変化します。そうした変化に対応できるよう、知識と経験を積んでいきたいと思っています。

仕事をする上で大切にしていることは、お客さまとの対話を通じてニーズを汲み取り、そのニーズに合う金融商品の提案を行うということです。お客さまのニーズはそれぞれに違います。ですから、提案もお客さまに合わせて変える必要があります。お客さまのニーズを満たすために銀行として何ができるか、常に考え、アレンジし、形にしていくようにしています。そうして自分でも納得のいく提案ができた時や、お客さまから感謝の言葉をいただいた時、やりがいを感じることができます。　

就職活動をしながら、結婚や出産、子育て、そしていつかは親の介護など、将来のライフステージを考えるようになりました。外国語学部出身なので海外出張のある職種なども検討していましたが、仕事と家庭を両立して働き続けたいと考え、地元企業で働きたいと思うようになりました。
また、銀行業務を通じて個人のお客さまのライフステージのお手伝いや、企業のお客さまの金融取引のお手伝いをすることで、地元に貢献したいと思い就職を決めました。

以前の支店から異動が決まった時のこと。引継ぎのご挨拶に伺った先々でお手紙やお花をいただいたり、涙を流して別れを惜しんでくださったり、わざわざ支店まで記念写真を撮りたいと会いに来てくださったりと、本当に温かく送り出していただきました。一緒に引継ぎに回ってくれていた上司に、「引継ぎは何度も経験しているけど、こんなにお客さまに惜しまれている人はいなかったな。」と言っていただき、私がお客さま一人ひとりに思い入れがあったように、お客さまも私のことを思ってくださっていたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

自分は何をやりたいのか、何がむいているのか、まだはっきりとわからない人も多いのではないでしょうか。私自身も、就職活動を始めたばかりのころは、漠然と「語学力を活かした仕事がしたい」程度にしか思っていませんでした。海外出張の多い職種なども受け、内定をいただいたところもありましたが、就職活動を続ける中で「結婚や出産、親の介護といったライフステージを迎えても働き続けることができる地元企業に勤めたい」と考えが変わりました。もし、悩みながら就職活動をされているのであれば、できるだけたくさんの企業を知り、たくさんの人と会ってもらいたいと思います。その中で少しずつ自分の中の優先順位がみえてくるのではないでしょうか。