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最終更新日:2025/7/8
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仕事内容パラリーガル(翻訳)
父の仕事の関係でアメリカで暮らしていた経験があり、英語を生かせる仕事がしたいと考えていました。しかし、大学では政治経済を専攻していたこともあり、初めから法律や翻訳に関わる仕事を視野に入れていたわけではありませんでした。この仕事を志望した動機は、自分でコツコツと知識を積み重ね、何かを書くような仕事が自分に合っているのではないかと考えたからです。アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業(AMT)は、外国のあらゆる機関や企業とのつながりがあるため、国際的な案件に数多く携われる点に魅力を感じました。また、AMTでは選考の過程で同じ職種の先輩たちと話をする機会があり、その先輩たちの仕事に対する姿勢や、プロフェッショナルであるという熱意にひかれ、「ここなら、日々学びながら自分も成長できる」と感じたことが大きな決め手となりました。
主に企業法務に関する法律文書の作成・翻訳です。継続開示という毎年同じ時期に発生する案件と、単発的に発生する案件の二つに分かれます。継続開示案件では、日本の投資家の保護を目的として開示が義務づけられている企業やファンド等の開示書類(有価証券報告書や外国会社報告書など)を作成しています。クライアントが本国で開示した情報をもとに、私たちが書類を作成し、最終的には官庁に提出します。そのクライアントに関する知識やノウハウが積み重なっていくことから、同じ人が同じ案件を担当することが多いです。私は現在、アメリカとデンマークの会社を担当しています。2カ月以上、ずっと同じ案件を続けることになるので、終わったときはホッとしますね。一方の単発案件に関しては、その都度、弁護士から直接依頼があります。こちらは数日から長くて3週間程度で終わるぐらいのボリュームで、IT、医療、金融、特許など幅広いクライアントの案件に関わることができます。案件によって違った専門知識が求められるので日々学ぶことばかりですが、ここが翻訳の仕事の面白さの一つであると思います。
法務翻訳は誤訳してしまうと、場合によっては企業間の紛争のもとになってしまうこともありますので、正確さが求められる仕事です。また、翻訳は文章の意味をしっかりと理解していないとできないので、専門的な知識も必要になってきます。自分で調べてもわからないことがある場合は、所内にいるPSL(Professional Support Lawyer)という外国人の弁護士に聞いたり、担当の弁護士を通してクライアントの担当者に確認することもあります。根気強く細かい点一つひとつにこだわって作業ができる人には、本当に向いている仕事だと思います。複数人で同じ案件に携わったり、一つの文書を分担して翻訳していくこともあるので、統一性を持たせるためにもコミュニケーションを密に取りながら調整していくことも大切ですね。また、継続案件を終えたときはやりがいを感じます。必要な書類を作成して官庁に提出した旨をクライアントに報告し、「ありがとうございます」と感謝される時はとてもうれしく、大きな達成感を得られます。
AMTの選考の過程で、もしこの仕事があなたに合わなかった場合、お互いに幸せじゃないからと、同じ職種の先輩たちと面談する機会がありました。しっかりと私が仕事について理解した上で入所を決めさせてくれることに好印象を持ちました。また、個人の意思を尊重し、一人ひとりを大切にしてくれる職場であると感じました。それまでは、法律事務所といえば堅苦しいイメージを持っていたのですが、面談や内定者懇親会のたびに、弁護士とも海外旅行や趣味のことや日常的な話をすることで、明るくオープンな職場であるという印象が強くなっていきました。入所してから感じたことは、ワークライフバランスが整っているということです。ある程度自分のペースで仕事ができるので、休暇が取りやすく、プライベートも充実させられる職場だと感じています。プロフェッショナルとして仕事に取り組んでいる先輩たちも、自分のプライベートの時間を大切にしている人が多く、まとまった有給休暇を取って海外旅行に出かけている人もいます。私も、愛犬を連れてよく旅行に行っています。
当面の目標としては、難しそうな案件がきても、積極的に自分から関わるようにして、できるだけ多くの経験を積んでいくことです。まだどの分野かは絞り切れていませんが、「この分野ならSさん」と言われるような、専門性を持った翻訳パラリーガルになりたいと考えています。就職活動では、決まった業界や会社だけでなく、視野を広く持っていろいろと回ることをお勧めします。説明会などで情報収集するだけでなく、実際に働いている方を訪問してお話を聞くことで自分がその職場で働いているイメージを持つこともとても大切だと思います。AMTでは、各分野の専門家が集まって自分たちが持っているスキルでボランティアを行うというプロボノ案件を引き受けています。私は、大学生の頃留学していた北欧で人権問題のボランティアに参加していた経験がありますので、AMTで再び、そのような案件に携われることにやりがいを感じます。一個人で仕事とは別に大きな問題に関わることは難しいですが、所内で「これがやりたい」と手を挙げて、仕事として関わっていけるのはすごくラッキーなことだと思います。そういった方面に関心のある方にも、AMTは良い環境です。