アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業

大学時代は、学園祭運営のサークル活動や塾のアルバイトに打ち込んでいました。その経験から、「人をサポートする仕事が自分に合っている」と感じていました。また、就職活動を通じて、大学で学んだ法律に触れながら弁護士をサポートできる、弁護士秘書の仕事を知って興味を持ちました。
アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業（AMT）のインターンシップに参加して、弁護士と秘書が楽しそうにコミュニケーションしている光景や、和気あいあいとした雰囲気の中でチームワークを発揮している様子をみて、魅力を感じ、ここでキャリアを築いていきたいと考えて入所を決めました。

事業再生・倒産グループに所属するアソシエイト弁護士と、主に訴訟事案を担当するアソシエイト弁護士の2名の秘書として働いています。
具体的には、メールチェックやスケジュール調整、ファイリングなどの秘書業務に加え、裁判所に提出する書面のドラフト作成、誤字・脱字や形式面のチェック、提出などが主な仕事です。特に管財事案では、郵便物のチェックや銀行の口座開設、債権者集会に向けた書類の準備といった事務作業が多くなります。これらは秘書が主体となって行うので、非常に大きな手応えがありますね。

期限内に正確に仕事を終えられたときなどに、弁護士から感謝されることが一番の喜びです。そうして信頼関係を着実に築いていけば依頼される業務の幅が広がり、それが自分の成長にもつながります。
強く印象に残っているのは、2年目にM＆Aの案件に関わったときのことです。その案件に膨大な作業が発生することを予測しきれず、準備が不十分になってしまい、慌ててしまっていたところ、先輩秘書が声を掛けてくれて、サポートしてくれました。おかげで無事にピンチを乗り切ることができました。この経験から、今後は事前の準備をしっかり行い、積極的に周囲と協力して業務を進めていきたいと思うようになりました。

当面の目標は、幅広い業務に携わってさまざまな経験を積み、周囲の先輩たちのような迅速かつ正確に業務を遂行できる秘書になることですね。そのために、日々の業務で発生した気付きを大切にしながら法律の専門的な知識を学び、仕事で必要になる英語やPCのスキルなどもさらに磨いていきたいと思っています。将来的には、弁護士から「この人がいれば大丈夫」と全幅の信頼を寄せられるような弁護士秘書へと成長し、先輩たちから教わったことを後輩に伝えたいですね。

さまざまな業界の説明会やインターンシップに積極的に参加すれば、自分のやりたい仕事を見つけるきっかけが得られると思います。私もAMTのインターンシップに参加して、職場の雰囲気や仕事内容のイメージをつかむことができました。
弁護士秘書になるには法律の知識が必要ではないかと思われがちですが、入所後の研修やOJT期間で学べるので心配はいりません。またAMTには、業務で困ったときや仕事量が多く人手が必要になったときに助け合う風土があります。就職活動は大変だと思いますが、頑張ってやり遂げてください。
（※掲載内容は取材当時のものです。）