(株)メニコン

コンタクトレンズは装用した人の視力を補正する役割を果たす「医療機器」であり、その機能はレンズの素材と形状によって決まります。私はコンタクトレンズの形状デザインを担当しているほか、スマートコンタクトレンズの開発にも携わっています。また、設計だけでなく、実際にレンズを試作して試験を行っています。レンズの試作では、精密旋盤などの工作機を用いて切削加工していきます。

コンタクトレンズの開発と言うと、レンズ素材の開発が花形ですが、レンズの見え方や着け心地に直接寄与するという意味では、レンズデザインも同等に重要な役割を担っていますので、その点に「やりがい」を感じます。

長く関わっていた電気・電子情報分野の知識が活かしやすく、また当時研究していた内容と関連があったこともあり、医療機器分野で製品開発や製造ライン開発をしてみたいという想いを漠然と抱きながら就職活動をしておりました。その中で弊社に入社した理由は、採用フローを進める中で当時の研究開発本部長から、電子部品を埋め込みコンタクトレンズに新たな付加価値を生み出すスマートCLの話を伺い、その開発に力を貸して欲しいと仰って頂けたこと、そして前例のない製品を生み出す仕事に大きな魅力を感じたためです。