最終更新日:2026/3/1

独立行政法人中小企業基盤整備機構【中小機構】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 公益・特殊・独立行政法人
  • その他金融
  • 共済
  • シンクタンク・マーケティング・調査

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

ジョブローテーションで多様な支援を経験しながら、日本を元気に!

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中小企業の成長と共に成長する、若手職員たちのキャリアパスとは

国の中小企業政策の中核的な実施機関として「人・モノ・金・情報」のあらゆる面から日本の中小企業を支援している中小機構。多様なフィールドで活躍する3名の若手職員に仕事内容やキャリアパスについて話を伺った。

■情報システムセンター 情報システム課
彼島 勇斗さん(写真左)
文学部 人文社会学科卒2025年入構

■中国本部 中小企業大学校広島校
三橋 拓実さん(写真右)
経営学部 経営学科卒/2022年入構

■関東本部 企業支援部 主任
永塚 あやねさん(写真中央)
文学部 英文学科卒/2019年入構

【情報システム】知識ゼロからDXに挑戦!将来的には中小企業のITサポートに携わりたい。(彼島さん)

――現在の仕事内容は?

情報システムセンターで、会社全体のITインフラを支える保守業務を担当しています。各部署からの申請内容の確認やパソコン端末の管理、問い合わせ対応が主な仕事です。私はまだ1年目なので、OJTで先輩方に教わりながら日々業務に取り組んでいます。文学部出身でITの知識はゼロからのスタートでしたが、まずは推奨されているITパスポートの資格を取得し、業務で使うツールについて、実践的に学びを積み重ねています。

――印象に残ったチャレンジは?

保守業務がメインではありますが、業務のDXに関わらせていただくこともあります。7月にはOJTの先輩と一緒に、計画停電情報を管理する業務アプリの制作とRPA化(自動化)にチャレンジしました。中小機構は全国に9カ所の地域本部と9カ所の中小企業大学校があり、各施設では定期的に計画停電が実施されます。停電があるとネットワーク機器がアラートを発するため、私たちは各施設から事前に情報を共有してもらっています。その情報を管理するリストが非常に使いづらいものだったため、ローコード・ノーコード開発プラットフォームを使い、情報を直感的に入力できるアプリを作成し、入力されると自動でセンターに通知が届く仕組みを開発しました。OJTの先輩と「こうなったら使いやすいよね」と、直感的に操作できるUIや視認しやすい色使いを相談しながら進めていったため、業務負担の軽減につながったと感じています。

――直近の目標と将来の展望は?

今回の業務アプリ制作等はユーザーが限られているため、規模感こそ小さいかもしれませんが、上司や先輩方は規模の大きいDXにも携わっています。各部署の業務効率化やDXをサポートしたり、勉強会を開いて新しい技術の使い方をご説明したりされているので、私も戦力になれるよう学びを続けることが直近の目標です。並行して中小機構全体の業務理解も深めていきたいですね。中小機構には、ITサポートに特化した経営支援メニューもあります。情報システムセンターでの経験を強みにして、将来的には中小企業の方々のITサポートにも関われたらと考えています。

――職場の雰囲気や人間関係は?

職場は質問や相談がしやすく、何を聞いても丁寧に答えてもらえるので、安心して挑戦できています。フランクに話しかけてくださる方も多いです。先日は高校の大先輩を見つけて意気投合したところです。

入構を決めた理由

「利益を求めず、中小企業の方々の立場に立って支援ができるところに惹かれました。町工場を経営していた祖父の手助けができる仕事がしたかった」と彼島さん。

【中小企業大学校】研修企画で得た経験を糧に、今後はより現場に寄り添った支援をしたい。(三橋さん)

――入構後に携わった仕事は?

まず配属されたのは財務部の調達・管理課でした。中小機構では、一定程度高額な物品や業務を調達する際には必ず入札が必要になります。私は入札における契約事務や、事業部門が使用した経費の支払い処理など、会社全体を支えるバックオフィス業務を担当していました。

――現在担当している仕事は?

3年目のタイミングで、広島にある中小企業大学校へ転勤しました。現在は、研修の企画・運営を中心に、実施後のモニタリング、施設運営に関わる委託業者との調整、受講者からの入金管理など、研修事業全般に携わっています。研修企画では、中小企業の皆さまがどのような課題を抱えているのかを起点に考え、実際に事業者の方々からお話を聞きながらニーズを拾い上げます。その上で、適した講師がいるか、どのような内容が効果的かを検討していきます。

――仕事のやりがいや達成感を味わえたエピソードは?

やりがいを感じるのは、自分が企画に携わった研修が形になり、受講者アンケートで良い評価をいただけた時です。特に印象に残っているのは「経営キャラバンプログラム」というもので、全国各地の経営好事例を通じて自社の成長に繋がるヒントを探っていただく中小企業大学校の新たな研修プログラムです。事例企業のオフィスや工場を見学いただきながら、ロールモデルとなる企業の先進的な取り組みを学ぶ内容で、私は事例企業を探す役割を担いました。簡単には見つからず、大学校だけでなく中国本部の他事業部門の方々にも協力を仰ぎつつ、候補先を絞り込みながら進めていったため、最終的に内諾をいただけた時は大きな達成感がありましたね。

――直近の目標と将来の展望は?

現場で中小企業の方々と関わると、経営に関わる知識がまだまだ不足していることを痛感します。もちろん業務からも日々学んでいますが、中小企業診断士の資格を取得する必要性を感じています。中小機構では中小企業診断士資格取得を奨励しており、講座受講費や受験費、合格後の研修費用までサポートがあります。中小機構では実習を交えて学べる中小企業診断士養成課程への派遣制度もあり、学びやすい環境が整っています。仕事と自己研鑽の両立がしやすい環境が揃っているため、そろそろ本腰を入れていきたいと考えています。

入構を決めた理由

「性格的に利益を追求する仕事は向いていない。独立行政法人を軸に見て、その中で幅広い経営支援を経験でき、学びも大きいと感じたのが中小機構でした」と三橋さん。

【ハンズオン支援事業】チームで団結し支援していく。企業の成長や嬉しい変化に立ち会えます。(永塚さん)

――これまでのキャリアパスは?

はじめは震災復興支援部(現災害対策支援部)で、岩手・宮城・福島3県の食品や伝統工芸品を都内のスーパーに並べてテストマーケティングを行ったり、百貨店で販売会を企画したりして、東日本大震災からの復興を支援しました。3年目には総務部秘書室に異動し、2年間理事長秘書を務めました。

――現在の仕事内容は?

中小企業のコンサルティング支援を行っています。中小企業の皆様に様々な経営支援メニューをお届けしている中、私が担当しているのはハンズオン支援事業です。豊富な経験と実績を持つ専門家を一定期間派遣してアドバイスを提供する事業で、関東圏1都9県、新潟までを含むエリアの中小企業支援を行っています。人事の悩みから生産性改善、新事業立ち上げ、後継者のための経営戦略まで、相談内容は多岐にわたります。

――仕事のやりがいや達成感を味わえたエピソードは?

まずは経営者や後継者のお悩みや考えを直に聞き、専門家とチームになって本気で解決策を考え、支援していく過程にやりがいを感じます。さらにハンズオン支援事業で言えば、ヒアリングから課題設定、課題解決計画の立案、専門家派遣まで、1年以上にわたって丁寧にお付き合いができる点でしょうか。伴走する中で、経営陣や従業員の方の表情や行動が変わっていく様子を間近に見ることができます。ある企業では、社員の成長を目の当たりにした社長から、「このメンバーと会社をもっと成長させたい」と仰っていただき、目頭が熱くなりました。

――中小機構の存在意義とは?

中小機構は、創業期から成長期まで、あらゆる成長ステージにある、あらゆる企業のニーズに対応できる幅広い支援メニューを有しています。「総合的な支援機関」と呼ばれていますが、その役割を担えていると自負しています。それでいてハンズオン支援事業では細やかなサポートも行っており、中小機構の支援は幅広さと質の高さの両方を兼ね備えていると自負しています。

――今後のキャリアプランは?

大学時代に学んでいた英語を活かして、いつかは中小企業の海外展開支援に関わることが夢です。ジョブローテーションの希望は毎年出すことができるので、積極的にアピールしていきたいですね。広報やマーケティングにも興味があります。中小機構の存在を多くの中小企業の皆様に知っていただきたいと思います。

入構を決めた理由

「母の実家の商店街が力を無くしたのを見て、地方創生や商店街復興に課題感を持つようになりました。学んでいた英語を活かして海外展開サポートもできます」と永塚さん。

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 彼島さんが感じる職場の雰囲気
  • 三橋さんが感じる職場の雰囲気
  • 永塚さんが感じる職場の雰囲気

学生の方へメッセージ

当機構が求めているのは、まず「新しい地域を知る事や、新しいお客様に出会える事に心が躍る人」。全国に9カ所の地域本部と9カ所の中小企業大学校がありますから、各地域に転勤する機会があります。初めての地域で働く事や、地元企業の方々を支援する事にやりがいを感じる方が望ましいです。次に、「考えるより、相手の想いを汲み動ける人」。課題にぶつかっても一人で抱え込む必要はありません。社内には相談できる先輩が大勢いますから、失敗を恐れず行動してください。最後は、「変貌する中小企業とともに変化していく事を好む人」。経済状況は変化するのが当たり前。「これからの中小企業にとって何が必要か」を敏感に読み取り、行動できる方に期待しています。

当機構の業務は多種多様です。なかには中小企業と直接関わらない業務もありますし、力を入れる事業は中小企業を取り巻く状況によって変わります。今本当に必要なサポートとは何かを考え、中小企業と共に歩んでいく事が中小機構の使命です。理解いただきたいのは、どのような仕事であっても、当機構で働く事がゆくゆくは中小企業に還元され、支援に繋がるという事。「中小企業や地域社会の皆様に多彩なサービスを提供する事を通じ、豊かで潤いのある日本を作るために貢献する」という当機構の理念に共感していただける方なら、幅広いフィールドで活躍できるでしょう。
(人事グループ 人事課)

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1年目は、新入職員研修やOJTを通して、基礎的な知識やスキルをしっかりと吸収できます。3ヶ月ごとにフォローアップ研修も実施しています。(人事課の皆さん)

マイナビ編集部から

中小機構が支援している中小企業の数は、約336万社。日本の全企業数のうち、実に99.7%を占める。日本の従業者の約7割が中小企業で働いており、同機構の仕事の先にいる“お客様”の数は、国内トップクラスと言っても過言ではないだろう。

数多くの企業の多彩なニーズに応えるために、業務内容も多岐にわたる。スタートアップ企業への事業戦略策定支援や新規事業の創出、国内外への販路展開支援や専門家派遣事業、人材育成等、幅広いメニューを提供している。さらには時代の流れに添って、EC活用やIT活用、SDGs支援等、支援メニューも拡がりを見せている。本部では大きな枠組みの推進に貢献でき、地域本部ではより直接的な個社支援にも携わることが可能だ。

バックオフィス部門を含めても800名程度の組織のため、部門別で見れば少数体制のところが多く、任される仕事の裁量もかなり大きい。特筆すべきは、前例のないことにチャレンジできる機会も少なくない点。市場の変化や国の政策に応じて柔軟な支援を行っており、地域や外部と密に連携できる部署もある。公的機関だからこそできることを、比較的自由度の高い動き方で実現につなげていける団体と言えるだろう。取材対象者らは「異動のたびに転職するほど新鮮な学びがある」と語っていたが、中小企業に対する思いを持ち、多方面に興味を広げられる人にとっては、非常に働きがいあると感じた。

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国の中核的な中小企業政策実施機関である中小機構。担当職員と専門家を含めた「ワンチーム」で相談し合いながら、より良い提案、より良い支援を目指している。

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