最終更新日:2026/2/12

(株)いちやまマート

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • スーパーマーケット
  • 食品
  • 専門店(食品・日用品)

基本情報

本社
山梨県

取材情報

経営者の視点

人の幸せに直結する「健康な食生活」に貢献したい。その思いを形にしています

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いちやまマートの個性とビジョンを、トップが語る!

■ 代表取締役社長 三科 雅嗣さん

山梨県と長野県に15店舗のスーパーマーケットを展開するいちやまマート。今回は社長に登場いただき、「創業以来、同社がどのようなチャレンジをしてきたか」「現在どのようなビジョンを掲げて事業に取り組んでいるか」を中心に、幅広く伺いました。

「食べる人の安心」を追求した、オリジナルブランドに強みを持っています

いちやまマートは創業から68年、地域の皆さんに常に「新しい生活スタイル」を提案する姿勢を大切にしてきました。県内でもいち早くショッピングセンター方式の店舗を導入し、車社会の土地柄に応じた550坪以上の大型店舗を拡大。スクラップ&ビルドを繰り返しながら、現在は15店舗を展開しています。アメリカのスーパーマーケットを参考にドラッグストアなども店内に導入し、1箇所で必要なものが揃う満足度の高い店舗づくりをつづけています。

また私は、先代である父や兄を若くして亡くし、健康の大切さを痛感したことから「食を通じて健康を追求していこう」と決意して当社を継ぎました。20年ほど前から、化学合成された添加物を一切使用しない『美味安心』ブランドの開発に着手。畜産品などは抗生物質を含まない飼料にもこだわり、素材の8割以上を契約農家にお願いしています。安全・安心な食品に対する人々の意識の高まりも受けて、現在では400アイテムにまで拡大し、全国約70社のスーパーマーケットに卸しています。『美味安心』ブランドはヒット商品も数多く輩出しており、「和豚もちぶたジャンボ焼売」「熟成味噌仕立のお味噌汁」などはその代表例です。焙煎日から2週間以内に食卓に届ける「焙煎したてコーヒー」なども、味・風味・鮮度にこだわった自信作です。

さらに近年は共働き家庭の増加を受け、タレ・ソース類や料理キットの開発にも注力。数年かけて開発した「アヒージョの素」「サムゲタン用スープの素」などは、じわじわとお客さまの支持を獲得し、売り場に定着しています。「麻婆豆腐の素」や「スンドゥブチゲの素」の開発に際しては、「大手メーカーの商品とあえて一線を画す特徴を付けよう」という方針を決め、本格的な辛さを追求したところ、ヒット商品へと成長しました。まだまだ切り開ける市場がある、と実感した次第です。

「食べる人の安全」にこだわった商品づくりをつづけている当社ですが、おいしくなければ、お客さまの支持をいただけません。これからも「おいしさ」を大前提に、お客さまの声に耳を傾けながら、健康的で調理しやすい商品づくりを追求していきます。現在はセカンドブランドとして、低添加の『ビミ・ドゥーエ』も発表しており、PB(プライベート・ブランド)商品の開発力は当社の大きな個性であり、強みと言えるかと思います。

当社の一風景

「できたて」を提供するインストア加工にこだわっている当社。最近はブロックのチーズのカット加工を始めた店舗もあり、販売以外にもさまざまな経験を積むことができる。

アイデアを形にできる楽しさも。「お客さまに喜ばれること」が好きな方に最適な仕事です

「作りたてを提供したい」という思いから、可能な限り、インストア加工にこだわっているのも当社の特徴です。初めて本格ベーカリーを出店する際には、5名の社員が横浜の老舗ベーカリーに出向いて研修を受講。現在も毎月、専門家の方に指導に来ていただき、品質にこだわったパンづくりをつづけています。

そのほかジェラート、天ぷら、寿司などをインストアで調理販売していた時期もあり、その時々のお客さまのニーズを受けて、自社でさまざまなことにトライしてきた歴史があります。「やりたいことがあれば、自分たちで形にする」という風土が根付いているため、今後もさまざまな挑戦を行っていくことと思います。

私が思う当社で働く一番の醍醐味は“自由度が高く店づくりや商品提案ができる”こと。地域によって商品のラインナップや売れ筋は大きく異なるので、現場に大きな裁量を任せており、地域のお客さまに応える店づくりを、自らのアイデアを生かしながら形にしていくことができます。お酒好きな店長がいる店舗では高級地ビールなどが顕著に売れており、ご自身の趣味嗜好も大いに生かせる仕事です。

入社後は、鮮魚・精肉・青果・日配・惣菜・ベーカリーなど各部門に配属となり、数年後には部門の責任者をお任せします。経験を積んだ先には、本部でバイヤーに就くチャンスも。当社ではバイヤーが商品開発も兼任しており、仕入れだけでなくモノづくりの楽しさも味わえます。「こんな商品があればいいのではないか」というアイデアがある際は、随時メーカーに声をかけ、社内のテストキッチンなども活用しながら、新しいPB商品を生み出しています。バイヤーは随時公募で募り、年齢に関係なくチャンスがあるため、30歳前後で任されている社員もいます。

活躍している社員の共通点を挙げるとすれば、前向きで明るい対応ができ、仲間を大切にできること。多くの人と助け合って形にしていく仕事なので協調性は必要かと思いますが、お客さまとのふれあいが好きで、「お客さまに喜んでもらうために」という思いを持って動ける方であれば、どんな個性を持った方も歓迎しています

当社の一風景

素材や商品の知識など、勉強することは意外と多い仕事だが、食が好きな人にとっては楽しいはず。社員たちは自らの興味も生かしながら、積極的に学んでいる。

人々の幸せに貢献できる取り組みを、これからも。いちやまマートが掲げるビジョン

最後に、直近の状況やこれからのビジョンについて、お話をしたいと思います。

2020年には、本格的にネットスーパーを開始しました。現在は2店舗を運用中ですが、若い世代のお客さまを中心にじわじわと会員数を伸ばしています。一度会員になっていただいた方の継続率が高いことから手応えを得ており、「当たり前の買い方」として地域に定着するまで、腰を据えて取り組んでいく所存です。

また不必要な農薬の影響を減らす意味でも「国産」そして「契約農家」からの仕入れにこだわり、日本の生産者さんと共に発展していきたいと考えています。食品ロスの観点から、店舗単位で発注量も厳重に見直し、昨年は廃棄量を前年比の半分にまで削減できました。今後も生産者と協力しながら、環境に配慮した取り組みを続けていきます。

減塩やグルテンフリー、糖質カット商品など健康にやさしい商品を提案する一方で、「おいしさ」もさらに追求していくつもりです。具体的には、ブランド畜産物などデリカ素材のラインナップをいっそう拡充し、売り場でのメニュー提案も今以上に積極的に行っていきたいと考えています。

スーパーマーケットは派手な業種ではないと思いますが、消費者に一番近い場所で、長く地域の暮らしに貢献していくことができます。「地に足をつけて、人々の生活に貢献ができる」という点で、私は非常に素晴らしい仕事だと認識しています。

また当社は「健康的な食生活が幸せをもたらす」という理念を掲げています。人間の幸せは健康あってこそ。食を通じて健康をサポートすることで人々を幸せにできる、そんなやりがいも見出せる仕事です。コロナ禍では、改めてスーパーマーケットの存在意義に注目くださる方も増えているように思います。今後もさまざまな工夫を続けながら、人々の健康と幸せに寄与していきたいと考えています。

当社の一風景

『美味安心』は他社にも卸すなど大人気のPB。「価格にこだわるお客さま」と「味や品質にこだわるお客さま」、両方のニーズを満たすラインナップを充実させている。

企業研究のポイント

企業研究をする際には、ぼんやりとでも構わないので「その会社で、将来どんな仕事をしてみたいか」という目標まで考えてみてください。どんな仕事でも、新人時代は目の前の業務で一杯一杯になりがちですが、目標があると将来を見失わずに頑張れると思います。

食品スーパーの業界では、食が好きで、食への好奇心を発揮できる人が活躍しています。新商品や話題の商品を見かけたら、「ちょっと食べてみよう!」と手を伸ばせる人は、この業界に向いていると思いますね。そうした行動が、店頭でのお客さまへのお勧めにもつながりますし、バイヤーなどは特に、自分の趣味の延長線上で全国のおいしいものを開拓している印象です。

また当社は、健康に留意した食品やメニューの提案にこだわっていますので、「健康的な食生活を提案したい」という思いを持った方も、やりがいを感じやすいと思います。売り場づくりのアイデアなどは、入社1年目からでも積極的に発信できる風土ですし、入社後10年ほど経つと本部でバイヤーやトレーナーを経験する社員も多く、高い確率で商品開発にも携われるチャンスがあります。

キャリアフィールドについては、企業の方針や組織体制によっても大きく異なりますので、実際の先輩社員の声などにも耳を傾けながら、ご自身の「食」への興味や想いを形にできる企業を見つけてみてください。

(総務部部長 大崎敏之さん)

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「自分が良いと思うものを紹介できることを“楽しい”と感じられる人、お客さまからの感想や感謝の声がやりがいになる人は、この業界に適性があると思います」(大崎さん)

マイナビ編集部から

「山梨で一番を目指そう!」という社名の由来どおり、時代時代でさまざまな挑戦を形にしてきた同社。なかでも、長年こだわって開発を進めてきたPBの充実ぶりは、現在の同社の大きな個性となっている。

社長からは「当社の商品の裏ラベルをぜひ見てほしい」との言葉も聞かれたが、ラベルの文字数がいかに少ないか、つまり添加物等がいかに少ないかが分かるだろう。食品の安全性が高いだけでなく、おいしく、かつ手頃な価格帯で手に取りやすい商品が揃っており、同社が絶対の自信を誇る『美味安心』ブランド。店舗のほか、全国からオンラインでも購入可能なので、企業研究を深めるなかでは一度、味わってみることを勧めたい。

入社後はまず半年間にわたって店内各部門のジョブローテーションを行い、本人の希望や適性を加味した上で配属となる。その後は担当部門の専門性を高め、入社3~5年目に部門リーダーに昇格。30歳前後になると本部で各部門のバイヤーやトレーナーなどにステップアップし、40歳頃から店長や部長となるのが一般的なキャリアパスだそうだ。

取材を通じて、「食や消費者に近い仕事がしたい」「バイヤーになって商品開発をしたい」といった志に応えるフィールドがしっかりある企業、という印象を受けた。山梨の大学に進学した学生が入社するケースも多く、地元出身者以外の社員も大勢活躍している。

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2027年には、山梨―東京を25分で結ぶリニア中央新幹線も開通予定。移住者や旅行者の増加が見込まれ、より幅広いお客さまのニーズに応えるスーパーを目指していく。

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