(株)タジマモーターコーポレーション

3輪の電気自動車「タジマ・コキ」などの次世代自動車の商品を担当しています。当社の3輪EVはバイク感覚で乗ることができ、燃料代がかからず、ちょっとした荷物が乗るので、通勤・通学、また買い物などにも使える便利なEVです。
私が担当するのは、調達・工程管理・品質管理で設計部門やメーカーと協力してお客様にお届けするまでの業務です。
お客様のニーズや注文に合わせて車両をドレスアップしたり、特別仕様にしたりするのも私たちの仕事です。

全日本学生フォーミュラのサークルに所属していました。サークルでは当時、エンジンをモーターに載せ替えても走行できる車両をつくっていました。エンジンとモーター以外にはわずかなパーツを入れ替えるだけでよく、その他の部分はエンジン・モーターのどちらにも対応できるように設計されていました。
私が担当したのはカウルなどの外装部品やシート、シフトレバー、ペダル周りなどの設計・開発でした。

入社して最初に配属されたのは当社が総日本代理店となっているアクションカメラ「GoPro」事業部でした。GoProを家電量販店や、サーフショップ、オートバイ専門店に出荷するのが仕事でした。
徐々に売り上げが伸びていた時期で次第に人手が足りなくなり、保管スペースなどについても工夫が必要になりました。そこで、私は出荷までの流れを考え、作業のタイムスケジュールを組みました。ある意味でプログラミングのようなものです。
その結果、ボトルネックを解消するなどの効果があり、作業がスムーズに進むようになりました。会社の売上に直結する仕事だったためやりがいを感じました。

学生時代と新入社員時代に身に付けたスキルが合わさり、今の仕事に役立っています。
学生フォーミュラでは車をつくるという大きな計画を立て、そのゴールに向かって部品の製作や、速く走るためのセッティングなどの詳細なスケジュールを組んでいきました。
その経験が磨かれたのが、GoProの出荷作業を見直したときでした。大きな販売に対応するための私の提案が採用されたのです。たくさんの人が協力して商品を計画通りに管理するノウハウを学びました。
そのおかげで今の私はリーダーとして多くの人が関わる業務について、自信を持ってスケジュール管理ができるようになりました。

GoProで臨場感のある映像を取ろうと工夫しています。以前は最も興味があるものと言えば車でしたが、仕事で3年にわたってGoProに携わったことがきっかけで、休日でもGoProを手放せなくなりました。
撮影する対象は飼っている犬など身近なものです。休日に社内の仲間と楽しんでいるサバイバルゲームでは、私が頭にGoProを取り付けて戦闘の様子を撮影しています。チームの動きや緊迫した雰囲気を記録できて面白いですよ。
自分達の商品を使って会社の仲間と遊び、商品の改良や売り方にフィードバックするのをとても楽しく感じています。