「現在」が分かる!「未来」が見える! 業界地図

メーカー業界

ゴム・ガラス・セラミックス(タイヤ・ゴム製品)の業界地図

自動車用タイヤは日本の大手の国際競争力が高く、海外生産が盛んだ。ただ、中国などの追い上げもあり、技術力向上が求められる。

※掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。また掲載内容に関する基準はこちらよりご確認ください。

タイヤ・ゴム製品

住友理工

自動車用防振ゴムに強い。電動化関連部品を強化

TOYO TIRE

タイヤを柱に、自動車部品などを製造。三菱商事系

オカモト

自動車内装材などがメイン。靴、コンドームも製造

バンドー化学

自動車用、産業用のゴム製ベルトに強い

ニッタ

自動車用・産業用ベルトとホースがメイン

ゴム・ガラス・セラミックス(タイヤ・ゴム製品)業界の企業情報

ゴム・ガラス・セラミックス(タイヤ・ゴム製品)業界の「現在」と「未来」

2020年出荷額は16%減。自動車タイヤの減少響く

日本ゴム工業会によると、2020年のゴム製品出荷額は前年比16.0%減の1兆9,322億円と、2年連続で減少した。主力の自動車用タイヤ生産量が同17.5%減の1億2,129万本と減少したことが響いた。四輪車用では、新車用が同17.0%減、市販用も同9.0%減と、ともに減少した。自動車生産が新型コロナウイルス拡大の影響で減少したことが要因。

ただ、自動車生産は世界的に復活しており、同工業会は21年の内需を新車用が同7.0%増の3,908万本、市販用は同4.0%増の6,498万本と見込んでいる

海外生産は競争激化。各社とも「エコタイヤ」を訴求

日本は自動車販売台数が頭打ちだが、世界的には増加傾向のため、日本の大手メーカーは海外生産が主力。しかし、中国メーカーが国内生産だけでなく、東南アジアにも進出を活発化させており、国際競争は激化している。

そこで差別化技術とされているのが、環境性能だ。タイヤの転がり抵抗を低減させれば燃費向上につながり、自動車の二酸化炭素排出量削減にもつながる。国内のタイヤ大手は「エコタイヤ」として訴求している。

データで見る業界のポイント

2021年自動車タイヤ国内需要見通し

2021年自動車タイヤ国内需要見通し
「2021 年自動車タイヤ国内需要見通し」(日本自動車タイヤ協会)2021年

※掲載内容の基準について

  • 掲載企業は売上や総資産額などに加え、業界のトピックを踏まえてマイナビ編集部が選定した一部の企業となります。業界の分類は、マイナビ2024の業種分類に沿っています。各社の直近の決算に基づき、該当する分野の主に売上高の大きい順に企業を掲載しています(矢印などで示す関係企業については順不同)。なお、売上非公開の企業など、その業界における注目企業を掲載する場合は、五十音順の並びとしています。

    売上高については、2021年9月期までの連結決算を原則とした、直近の決算期の数字を使用しています。また、非上場企業の場合は、決算公告や自社のホームページなどで公表している直近の売上高を採用。売上高を公表していない企業については「非公開」としています。

    出資関係は、上場会社については提出が義務付けられている直近の「有価証券報告書」に沿っています。非上場企業はこれまでに業界団体や企業から公表されている文書などの数字を基にしています。「有価証券報告書」とは、企業の事業内容や、従業員、設備、財務諸表、子会社や関連会社、株主など多くの情報が掲載されており、金融庁のサイト「EDINET」で企業ごとに検索できます。

    原稿作成期間は2021年7月1日から10月31日です。

業界地図

ページTOPへ