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クリエーティブとビジネスを両立して、作り手も視聴者も幸せな世界をつくる

アニメを制作する、マンガを描く、ゲームを開発する……。これらの仕事を想像したときに思い浮かぶのは、作家やデザイナーといったスポットライトを浴びる機会の多い職種ではないでしょうか。しかし、一つの作品が出来上がるまでには、想像以上に多くの人が関わっています。
アニメ業界の主な職種

そして、職種に応じて求められる専門性はそれぞれです。具体的な制作を行う職種の場合、専用ソフトの取り扱いやデザイン知識など、専門的な経験が求められます。一方、進行・管理に携わる仕事の場合、それらの知識を理解できていれば実際のスキルは必須とされない場合もありますが、企画力やマーケティング力など、より多面的な視点が不可欠です。
そこで今回は、アニメーションの企画・プロデュースを手がける「ツインエンジン」で、プロデューサーとして活躍する梅津さんにインタビュー。アニメの企画から収支管理、オリジナルIP(知的財産)の開発など、製作現場を総合的に支えるプロデューサーの仕事の裏側について、話を伺いました。
そこで今回は、アニメーションの企画・プロデュースを手がける「ツインエンジン」で、プロデューサーとして活躍する梅津さんにインタビュー。アニメの企画から収支管理、オリジナルIP(知的財産)の開発など、製作現場を総合的に支えるプロデューサーの仕事の裏側について、話を伺いました。
プロフィール

梅津 貴也
企画プロデュース部
第一企画室
副室長
プロデューサー
2022年7月入社
ツインエンジンに第二新卒として入社し、宣伝業務に従事。その後アシスタントプロデューサーとして経験を積み、現在、プロデューサーとして作品を製作中。アニメ化権の取得やオリジナル作品の企画開発など、アニメの企画プロデュース業務を担当。スタジオや配信プラットフォームへの営業、収支管理など、プリプロダクション(制作前の準備作業全般)からオンエアまでの進行・渉外を一貫して行う。
ワンストップで世界へアニメを届ける
ツインエンジンは、企画、制作、宣伝、販売など、アニメビジネスに関わる全ての工程を自社グループで行う会社です。
これまでのアニメ製作は、作品ごとに委員会が立ち上がり、アニメーションスタジオが制作を管理。その後、クリエーターや関連会社に仕事を割り振るのが一般的でした。
これまでのアニメ製作は、作品ごとに委員会が立ち上がり、アニメーションスタジオが制作を管理。その後、クリエーターや関連会社に仕事を割り振るのが一般的でした。
アニメ製作の取引関係の例

しかし、ツインエンジンはこの製作委員会モデルから脱却。企画から販売まで自社グループで担うことにより、自社グループのスタジオがつくる高品質な作品をワンストップで世界に届ける仕組みを構築しました。
ツインエンジングループが担う、アニメビジネスに関わる工程

この取り組みは、業界内で問題視されているクリエーターの収益性や労働環境の改善に貢献しています。加えて、ライセンス販売や新しいビジネスの開発により、クリエーティブとビジネスの両立につながる制作体制を実現しました。
「スタジオファースト戦略」と銘打って、スタジオやクリエーターが個性を発揮できる環境を実現するために、全制作セクションをサポートする組織「EOTA(Engine of the Animation)」を設立。スタジオが作品作りに専念できる環境を整備することで、グループスタジオ同士の連携が取れるようになり、リソースの調整や新たな制作チームの立ち上げ支援など、制作ハブ(中心拠点)としての役割を果たしています。
さらに、同戦略を進めた結果、グループ傘下のスタジオやクリエーターが個性を発揮できるようになり、オリジナル作品の実績も増加。世界中に「ツインエンジンならでは」のアニメを発信しています。
「スタジオファースト戦略」と銘打って、スタジオやクリエーターが個性を発揮できる環境を実現するために、全制作セクションをサポートする組織「EOTA(Engine of the Animation)」を設立。スタジオが作品作りに専念できる環境を整備することで、グループスタジオ同士の連携が取れるようになり、リソースの調整や新たな制作チームの立ち上げ支援など、制作ハブ(中心拠点)としての役割を果たしています。
さらに、同戦略を進めた結果、グループ傘下のスタジオやクリエーターが個性を発揮できるようになり、オリジナル作品の実績も増加。世界中に「ツインエンジンならでは」のアニメを発信しています。
クリエーティブとビジネスを支えるプロデューサーの役割
アニメプロデューサーの担当業務

アニメ製作プロデューサーには、幅広い役割があります。プロジェクトを生み、育て、届ける。さらに、次の作品につなげるビジネスの流れを確立することも大切な仕事です。

梅津
企画からお客さまに届いたその先まで、全てに責任を持つのがプロデューサーの仕事です。作品探しから、その世界観を表現できるスタジオや配信プラットフォームへの営業活動、ビジネスパートナーとして一緒に作品を製作する座組みの編成など、多様な役割を担っています。プロジェクトが軌道に乗ったら、進行を管理しながらキャラクター開発や権利に関する渉外も同時に進行。予算管理や資料作成なども一気通貫で行います。
一般的なプロダクトやサービスは、顧客の課題やニーズをもとに商品企画が行われますが、アニメの場合は少し異なります、と梅津さん。アニメの企画立案の出発点には、プロデューサーが「ヒットの芽」を探す方法と、クリエーターなどの関係者から提案される2通りの方法があるそうです。


梅津
「ヒットの芽」とは、作品がアニメとして成功するための根拠のことです。原作がある場合は、すでに発行部数が伸びているマンガや、知名度のある賞を受賞した作品など定量的な指標があることも多く、イメージしやすいかもしれません。ただ、プロデューサーとしては数値化できない定性的な要素も大切で、ユーザーの反響やSNSのトレンドにもアンテナを張り、勝算を持って企画を組み立てていきます。そのほか、クリエーターや配信プラットフォーマー側から提案をいただくパターンもあります。その場合は、当社との親和性や視聴者のニーズを考えて構想を練っていきます。
ただし、「このアニメを作りたい」という思いだけで企画が動き出すほど、甘い世界ではありません。企画の立ち上げには「クリエーティブ目線」に加えてもう一つ、切り離せない重要な視点があります。それは「ビジネス目線」です。どんなに好きな作品でも収益がなければ成功とは言えず、どれだけ称賛されても売上が立たなければ産業として存続できないのです。

梅津
より多くのお客さまに喜んでいただきながら、スタジオやクリエーターが利益を得て、作品づくりが継続されるように「どこで売上をつくるか」は常に頭にあります。
作品に本気になればなるほど、ビジネスとの狭間で葛藤することも少なくありません。

梅津
最も効果的な宣伝施策やメディアプランを選ぶために、企画の段階から一番の勝負所を定めなければなりません。たとえばグッズ販売が見込まれる作品の場合は、ライトユーザーを含めたより広い展開を考えます。対して、内容や映像美に価値がある作品の場合は、その価値を理解してくれる相性の良いプラットフォームで独占的に配信することもあります。このように、作品ごとに最適な売り出し方を考えて、企画書に落とし込みます。作品へのこだわりや情熱だけでは、必ずしも成功につながるとは限らないんです。
「ヒットの芽」から生まれた作品を大樹に育て、その果実として収益を生み出す仕組みをつくる。そのために、アニメプロデューサーとして何をすべきか、日々考えをめぐらせます。

梅津
当社が力を入れているオリジナルIP開発も、アニメの主要な収益源となっています。オリジナルIP開発とは、独自のキャラクターやストーリーなどの知的財産を生み出すこと。たとえばグループスタジオである「スタジオコロリド」はオリジナル作品の企画力に強みがあります。そこで作ったオリジナルアニメを長編シリーズや劇場版として多方面に広めたり、キャラクターアイテムやグッズを製作したり。海外のお客さまからの見え方も意識して、市場展開しているんです。
オリジナルIP開発は、ツインエンジンの長期的なミッションとして注力している事業。配信プラットフォームとの共同開発や資金調達により、ライセンスビジネスが活発化しています。一つ一つの作品を中心に、プロデューサーにはさらなる拡販力が必要とされているのです。
新たな商機や新規プラットフォーム、そして市場の変化に対応しながらも、原作者や作家の描いた思いを届けたい。アニメを企画するうえで、梅津さんには大切にしている思いがありました。
新たな商機や新規プラットフォーム、そして市場の変化に対応しながらも、原作者や作家の描いた思いを届けたい。アニメを企画するうえで、梅津さんには大切にしている思いがありました。

梅津
作品の本質的な魅力を見つけ、お客さまに届けるために、作品の感想や浮かんだアイデア、汲み取った作者の思いは、言語化して書き出すようにしています。原作のアニメ化にはコンペが行われるケースもあり、原作者や出版社が何を大切にしているのかを考えることはとても大切。分かったつもりにならないよう、何度も作品に問いかけながら、理解を深めていくんです。
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