(株)IJTT【いすゞ自動車グループ】

入社してから半年は研修期間で自社製品について鋳造や加工、商品の種類、トラックへの使用用途などを学びました。その後は加工部門に配属され、最初の仕事は製造コストの低減でした。製品コストとは製品を1個作るのに必要なコスト（材料、人件費、設備費用等など）のことを言い、私は加工時に使用する油の低減を行いました。そして現在は、工場内のライン移設、製品の加工立ち上げ、機械の修理・調整等を行っています。

ライン設備を初めて導入したことです。ライン設備は新しいシステムを多く取り入れており、既存ラインとは異なる仕様をしているためノウハウがない状態でのスタートでした。そのため、最初は手探り状態でうまくいかないことが多く、壁にぶつかってばかりでした。しかし、先輩社員やメーカーの方の助けもあり無事に導入することができました。この大きな案件で立ち上げを終えたときに達成感・充実感を得ることができ、この経験がその後の業務にも生きています。

普段からよく目にするトラックは人々の生活を支えており、物流には不可欠なものとなっています。そのトラックの重要な足回り部品の製造に携わることでインフラの根幹を支えていると実感できると考えました。また、実際に走っているいすゞのトラックすべてに自社製品が使われていると思うと、自らの仕事との繋がりを実感でき、やりがいを持って続けていけると考えたからです。

社会に出ると大学で学んだことで役に立つことはほんの少しで、知らないこと、わからないことがたくさん出てくると思いますが、恐れずに何事にもチャレンジ精神を持つことが大切になります。例え失敗したとしても、そこから分析して良い点・悪い点を見つけて次に繋げていってください。