大久自動車販売(株)

私の仕事はカーライフアドバイザーです。お客様が自分にぴったりの1台を見つけ出していただくためのお手伝いをしています。その1台を見つける為には、お客様から多くの情報を引き出さなければなりません。家族構成・用途・使用目的・今乗っている車・外せない機能について等々、とにかく質問攻めなのですが、そうやって聞けば聞くほどお客様の理想の1台に近づきます。多種多様な車の中からその1台を探していく感じが、なんとなく謎解き的な感覚もあり（笑）非常に楽しい時間です。

当社は車が安いです。そして在庫台数も豊富です。そのため、お客様にぴったりの1台を見つけるのはそこまで難しくはないです。「商品に魅力を感じて買った」というパターンでもクルマは売れますが、その場合お客様は「商品」を買いたいので、他の人が対応しても同じものが売れます。
私はそういった理由よりも「中山さんだから買った」と「人柄を買って」くれるお客様をいかに多く持つかが大事だ、と考えています。何よりもその方が嬉しいですしね。そのようなお客様は、購入車をお渡しした後でも、雑談や後付け部品の相談に来てくれたり、ご家族や友人を連れてきてくれたりと、どんどん親密になり、人間関係の輪も広がっていきます。そうしているうちに、たまにご来店が同時になってしまって「中山引っ張りだこ」になるときもありますが、ちょっと恥ずかしいですが幸せを感じます。

当社と出会ったのは、大学内で開催された合説でした。最後の訪問タームで時間が余ったため、もともと車に興味があった私は、思い出した感じでふらっとダイキューのブースに立ち寄りました。そこでは会社の説明はそこそこに、就活のアドバイスや雑談等がメインとなっており、お堅い企業が多い中、非常に異質で気になる存在でした。その後も自社説、選考と進みましたが、私服での参加、予想外のテーマのグループディスカッション、準備して臨んだ内容が役に立たない面接等、就活の常識からは逸脱しているかもしれませんが、人間性をとにかくしっかり見てくれるし、何より社員さんたちがとても活き活きしていました。ここでなら自然体のままいられそうだと感じ、入社しました。

私が会社を選ぶ時に優先したのは「自分が自然体でいられるか」でした。自分に合う会社を探し当てるためには、やはり就活中も自然体でいることが大切だと思います。面接で台本を作って綺麗事を並べてそれで内定をもらったとしても、働き始めてからギャップに心折れるのではないでしょうか。それでもし不採用となってもその会社には自分が合わなかっただけだと思いますし、そうやってたどり着いた会社がきっと自分にぴったりの1台…ではなく1社だと思います。