(株)キクチ

大森本部でサービスエンジニアとして、空調自動制御機器のメンテナンスを行っています。具体的には、建物内で仕事をされている方々が1年365日、常に快適に過ごすことができるように、空調自動制御機器の点検・メンテナンスを行い、居心地の良い居住空間を提供していくのが仕事です。
お客様先には誰もが名前を聞いたことがあるような大きなオフィスビルも多く、そこで働く方々が気持ち良く仕事できるような建物環境づくりに貢献できているかと思うと、大きなやりがいを感じています。
といっても、入社一年目の自分は、先輩方の指導のもと、少しずつ作業プロセスを覚えているところです。専門用語も多く、制御機器によって点検方法やメンテナンス作業もそれぞれに異なる仕事ですが、一つひとつの機器に個性があって、最近はそれも面白いと思えるようになってきました。
各建物の保守管理担当のお客様にも様々な方がいて楽しいですし、先輩方のお客様への説明の仕方や接し方も非常に勉強になります。自分も早く一人前のエンジニアになって先輩方のように活躍したいです。

最初の頃は、現場で先輩方がお客様に当日の作業内容について説明を行う時も、どこに立っていれば良いのかで悩むほど緊張していました。
もし何か聞かれても何も答えられないし、お客様と極力、目を合わせないようにしていました。
2カ月ぐらい経過した頃でしょうか。先輩と話していたそのお客様が、「○○くんはどう思う？」と話しかけてくれたのです。突然のことで驚きましたが、最初は怖そうに見えたお客様がフレンドリーに話しかけてくれたこと、何よりも自分の名前を覚えていてくれたことに感激しました。
一生懸命に目の前の仕事に取り組めば、お客様は必ず見ていてくれるものです。「できないから」と避けているだけでは、お客様との距離は縮まらないことを実感しました。
先輩方と一緒に作業していると、メンテナンスサービスの仕事は空調自動制御機器の点検・調整だけでなく、お客様とのコミュニケーションも重要であることがよくわかります。
以来、先輩方の技術やテクニックだけでなく、それぞれのお客様とのコミュニケーションの進め方も学ぶようにしています。

就職活動をはじめた時から、自分の身の丈に合った会社で働きたいという気持ちを強く抱いていました。人と競争したり、数字を追うのではなく、働きながら将来役立つ技術を身につけて、しかも社会貢献も果たせる仕事。そのようなことを考えながら過ごしている時に、大学のOB・OG懇談会で出合ったのが「キクチ」です。
人事採用の責任者なのでしょう。少し年輩の方と若い先輩社員の方がまるで親子のように楽しく話をしている姿を見かけました。それまで訪問してきた他の会社では見たこともない光景です。
年齢や部署を越えて社員同士の仲が良く、コミュニケーションが活発なところ、また、アットホームな雰囲気にも惹かれました。同じ匂いというのでしょうか。やはり一緒に働く人たちを好きになることができなかったら、心も折れてしまうし、仕事も長続きさせることはできないでしょう。
また、面接の際にも、最終面接の社長を含む面接担当の方々が非常にフレンドリーで話しやすく、自分の話を親身になって聞いてくれました。これも他の会社ではあまりなかったことです。
今は素晴らしい先輩方にも恵まれ、自分の判断が間違っていなかったことを実感しています。

元々人に教えることが好きで、学生時代は4年間、自分も通った学習塾で数学と理科を教えるアルバイトをしていました。キクチに入社して思ったのですが、システムメンテナンスの仕事というのは塾の勉強と共通するところがたくさんあります。自分のようなエンジニアたちが目の前のシステム機器の点検や調整を行いながら、それぞれの機器について学習していく。技術や知識を繰り返し学ぶことが、自らのスキルアップにつながっていく訳です。
今は先輩方に指導していただいて教えられる側ですが、やはり教えることが好きなので、早く一人前のエンジニアとなって現場を任される責任者になることが当面の目標です。
その時には当然、後輩を指導する立場となる訳ですが、人に教えるためには自分が十分に内容を理解している必要があります。まだ覚えることが多くて大変ではあるのですが、現場の作業を通して学んだこと・理解できたことを自分の中でわかりやすくかみくだいて、「こういう風に教えると理解しやすい」などと復習を兼ねて勉強しているところです。後輩が入ってくるのが、今から楽しみです。

どのような仕事が自分に合っているのか具体的に知るためにも、マイナビEXPOなどの色々な企業が参加しているイベントに積極的に出かけみることをオススメします。そして会場で少しでも興味がある会社と出会えたら、そこにいる会社の人たちに質問するなど、コミュニケーションを図ってみると良いでしょう。どんな会社なのか、会社の雰囲気は自分に合いそうかなど、何となくではありますが、フィーリングは掴めると思います。
そして説明会や面接の際には、自分が実際にその会社で働く姿や「この人たちと毎日一緒に楽しく働けそうか？」などと想像してみると良いです。しっくり馴染んでいるように感じられたら、結果オーライということで内定獲得に向かって前進あるのみです。
なかなかうまくいかないこともあるかと思いますが、誠意をもってチャレンジすれば、必ず良い結果は得られるものです。
特にこの会社には優しくて頼りがいのある先輩方がたくさんいます。自分もそうでしたが、先輩方の胸を借りるつもりで、是非、頼ってほしいと思います。