(株)昭和システムエンジニアリング【東証スタンダード市場上場】

大手通信会社の固定電話の回線網移行に伴うシステム開発のプロジェクトに参加しています。主に、私の所属しているチームでは、契約者であるお客様の契約情報を管理する機能の開発を行っています。チームの中で、各々に割り振られた担当機能の開発を行っているのですが、それぞれの機能が正常に動かないとほかの方が担当している機能にも多々影響を及ぼしてしまうため、より品質の良い成果物を作成するよう心掛けています。

なかなか習得できなかった作業を克服し、それを周りの方にも認めてもらえたことが印象に残っています。特に私は、自分の作成した資料や成果物の自己チェックが苦手で、最初の頃は不備を指摘されることが多くありました。ですが今は、そういった指摘も減り、逆に褒めてもらう事が多くなりました。例え克服するものが小さな作業でも、それを周りに認めてもらえるということは日々の業務へのモチベーションだけでなく、自分の自信にも繋がりました。

もともと全く違う業界で就職活動を行っていました。ただ、私の就職活動時期がコロナ禍だったこともあり、志望していた業界で就職活動をしながらその業界に将来性を感じることができなくなりました。そこで「今後、世の中でどのような仕事が必要になってくるのだろう」と冷静に考えた結果、行きついたのがIT業界でした。最初の頃はあまり興味がなかったIT業界でしたが、いざ調べてみると文系出身の方が意外と多くいらっしゃること、仕事内容もそれまで想像していた業務とは異なり素直に面白そうだと感じることができたので、自然とSEを志望するようになりました。

「好きなこと」を仕事にするか、「好きなことをするため」に働くか。これは就職活動をしながら私が最も悩んだ価値観の一つです。実際に仕事をしてみて思うのはこの問いに正解は無いということです。「自分の好きな事や志望する業界」と逆に「自分が得意でない事や興味の薄い業界」。この双方にあまり大きな壁を作らず、まずは様々な業界や仕事を知ることが大切なのではないかと思います。ご自身の仕事に対する価値観も大事にしつつ、できるだけ幅広い選択肢を持つことをおすすめします。