最終更新日:2025/4/3

(株)東京會舘

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 冠婚葬祭
  • ホテル・旅館
  • 外食・レストラン
  • 食品

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

100年の歴史を誇る、日本を代表する社交場!若い力が、次の100年の伝統をつくる

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若手キーパーソンのキャリアパスを紹介!

大正時代から受け継いできた歴史と伝統を大切にしながらも、新しい挑戦を続ける「東京會舘」。日本を代表する社交場の未来を担う若手キーパーソンの軌跡を通して、同社で働く魅力に触れてみてください。

本舘 営業事務所 支配人代理
外岡慎平さん(2013年入社)

東京會舘で働く魅力

総合職として、多彩な活躍の場が用意されており、ウエディング部門があるのも特徴。ワンランク上のおもてなしスキルを磨きながら、幅広い経験が積める。
同社の営業は、モノではなくコトを売る仕事。しかも、売って終わりではなく、会場づくりやイベントの企画・運営などにも中心となって関わることができる。
部門や社歴の垣根がない、オープンな社風。若手の声にも積極的に耳を傾けている。抜群のチームワークによって、お客さまの期待を超えるサービスを提供している。

新たに生まれ変わった「東京會舘」。レストランの立ち上げやHPのリニューアルに挑戦!

大学時代は、バーテンダーのアルバイトに注力しました。名店のバーテンダーのプロフィールを見ていたら、多くが「東京會舘」の出身者。それがきっかけで、当社に興味を持ちました。入社後は、バーテンダーとしてキャリアをスタート。最初の頃は、常連のお客さまの情報をインプットするだけで精一杯でした。マティーニひとつとっても、ジンの銘柄やオリーブの有無など、人によってお好みはさまざま。それを覚えるためにメモを取るのはスマートではないと思った私は、毎晩帰りの電車で情報を頭にたたき込むようにしていました。

入社2年目の冬、「東京會舘」本舘の建て替えに伴って、マーケティング戦略部に異動。数十年ぶりに復活する、大箱のビアガーデンの企画・運営に携わりました。事業計画の立案から空間づくり、メニュー構成、プロモーションまで、トータルで担当。オープン後は自ら接客にも携わり、お店づくりの醍醐味と接客の楽しさを味わうことができました。

この経験を生かし、新たに生まれ変わる「東京會舘」本舘のレストランの立ち上げも経験。お店づくりに関するあらゆるディレクション業務に加えて、レストランの予約フローを刷新しました。具体的には、コールセンターを導入し、各店の予約業務を一元化。例えば、フランス料理のお店が満席だった場合に、「和食や鉄板焼きのお店は空きがございます」と案内ができるようになりました。

さらに、HPのリニューアルも担当。1年間スクールに通わせてもらって、ITスキルや画像ソフトの加工技術を吸収した上で、自分で手を動かしながら制作会社と一緒にHPを制作しました。メディア対応など、広報業務も当時の仕事のひとつ。テレビや雑誌の取材を受け、「NEWCLASSICS.」をコンセプトに誕生する、新しい「東京會舘」の魅力を発信する仕事に携わりました。

「世界に誇る施設であり、誰もが気軽に集える社交場を」という企業理念のもと、1922年に誕生した「東京會舘」。2019年1月にリニューアルオープンしたのですが、次の100年に向けた新たな伝統の一歩をつくる仕事を経験できたことは、私にとって大きな財産になっています。

企業イベントのプロデュースや自社イベントの企画、キッチンカーでの移動販売を経験!

「東京會舘」は、ビジネスからプライベート、ウエディングまで、幅広いシーンで利用されてきた社交場。より多くの方々にご利用いただくための営業活動を行っているのが、現在所属している営業事務所です。例えば企業へは、納涼祭や忘年会、新年会、株主総会、大規模な会議などでの活用を提案。既存のクライアントへ向けたアプローチのほか、新規開拓にも携わっています。

当社の営業は、案件を受注して終わりではありません。会場づくりから提供するお料理、当日の運営まで、司令塔としてトータルで関わるのが特徴です。仕事の領域が広いので決して楽ではありませんが、全てに深くコミットできるのが魅力。何のトラブルも起こらずスムーズに催しが終わったときには、毎回大きな達成感を味わうことができます。

営業事務所に異動してきて学んだのは、「サービスをしすぎないサービスがある」ということです。当社のクライアントがホストとしてお客さまをお招きする際、来客者をおもてなしするのはクライアント。そういった場合、私たちは何歩か引いた位置で見守るというスタンスが大切なのです。

自社イベントの企画や運営、集客を行うのも、営業の大切な仕事。バンケットルームでのバイキングイベントのほか、「美食の会」といった晩餐会も開催しています。そのメニュー構成から価格設定、空間の演出、集客まで、責任を持って担当。前回の開催した「美食の会」では、大型スクリーンでオープニングムービーを流したほか、料理を手掛けているところを実況中継する演出を取り入れました。また、「ウエディングの試食会の予約がなかなか取れない」とお困りのお客さまのために、ウエディングケーキの試食ができるバイキングイベントを開催したこともあります。

さらに、2020年12月にはキッチンカー「BISTRO WAGON by TOKYO KAIKAN」による移動販売をスタート。本格フレンチの東京會舘カレーなどが気軽に味わえるとあって、多くのメディアでも紹介されました。そのプロデュースに携わっただけでなく、自ら車を運転して販売しに行くことも。ゼロからイチを生み出す仕事を手掛け、それによってお客さまが喜んだり、会社の利益につながったりすると、大きな喜びを感じます。

ミッションは、お客さまの「納得感」を追求すること!正解がないから面白い

私のキャリアパスからもわかるように、当社の魅力は若手のうちから幅広い経験が積めることです。まさか当社で働きながら、HPの制作やキッチンカーのプロデュースに携わるとは、想像すらしていませんでした。また、振り返ってみて思うのは、全ての経験が今の仕事にしっかり生きているということ。バーテンダー時代のお客さまが私のことを覚えていてくださり、営業の案件受注につながったこともありました。

私が1年間ほどITスクールに通わせてもらえたように、当社は教育に積極的に投資してくれる会社。任せたら任せっぱなしではなく、しっかり成長をサポートしてくれるので、安心して新しいことにチャレンジできます。ちなみに、新人向けの研修制度も充実。航空会社の講師による接遇&マナー研修やビール工場見学、女性向けのビジネスメイク講座など、多彩なカリキュラムがそろっています。

仕事を通して学んだのは、どうやったらお客さまに納得してもらえるかを考え抜くことの大切さです。キッチンカーでランチBOXを販売するとき、メニューの価格を決めるのに頭を悩ませました。1000~1100円という価格帯は、キッチンカーのメニューとしては高め。けれども、期待を超える味を提供し、東京會舘をプレゼンテーションすることができれば、納得していただけるはずと考えたのです。お客さまの「納得感」の追求に、正解はありません。だからこそ、挑戦のしがいがあるといえるでしょう。

時には、お客さまから厳しいご意見をいただくこともあります。けれども、そんなときこそ真摯に対応し、改善していくことで、「東京會舘」のファンになっていただけることが少なくありません。また、この仕事の大変なところは、常に感性を磨きつづけなければいけないこと。入社以来、いろいろなレストランに足を運び、自分の引き出しを増やす努力を続けています。

これまで、さまざまな仕事を経験してきましたが、今後も新しいことに積極的に挑戦していきたいです。目標は、自分と関わる全ての人に「納得」してもらえる仕事を成し遂げること。同時に、次の100年に向けて新たな一歩を踏み出した当社のさらなる発展に、大きく貢献していきたいと考えています。

学生の方へメッセージ

就職活動を進めるなかで当社に興味を持ったため、勇気を出して「東京會舘」のバーにお酒を飲みに行きました。格式が高くてすごく緊張したのですが、のちに上司となるバーテンダーが温かく迎え入れてくれたことを、今でもよく覚えています。就職活動で目指しているのが、お客として利用できる業界なら、ぜひ積極的に足を運んでみてください。

ホテルやレストラン、バーで実際にサービスを受け、味を楽しむことで、それぞれの強みや魅力、雰囲気を肌で感じることができると思います。また、さまざまなホテルやレストラン、バーを訪れて、それぞれの違いを比較検討することも大事。数多く訪れることで違いが浮き彫りになり、自分に合う会社を絞り込んでいく際の大きなヒントが得られるはずです。

「東京會舘」で活躍できる人材は、やはり「食」に興味がある方。気になる飲食店があれば迷わず入ってみる、休日に手の込んだ料理をつくってみるといったアクションを起こせる方に向いていると思います。また、この仕事は人の気持ちを考えて行動するスキルが必要不可欠。常に相手目線で物事を考え、アクションに移せる方なら、お客さまからも仲間からも大きな信頼を得ることができるでしょう。

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伝統ある社交場を舞台に、入社10年目にして支配人代理として活躍する外岡さん。自分たちの手で新たな伝統をつくっていけるのが、大きなやりがいにつながっているという。

マイナビ編集部から

1922年、東京・丸の内に誕生した「東京會舘」。 政財界人や文化人、芸術家、世界中のVIPなどをお迎えする迎賓館として、100年の歴史を刻んできた。2019年1月に、丸の内本舘が全面リニューアル。「NEWCLASSICS.」というコンセプトのもと、次の100年に向けて新たな一歩を踏み出した。

総合職採用の同社では、多彩な活躍のフィールドを用意。接客部門だけでも、レストランサービス、宴会サービス、バーテンダー、洋菓子販売などと多岐にわたっている。また営業部門も、法人営業、ウエディング、イベントプロモーション、マーケティングなど、幅広い領域があるのが特徴だ。

若手に積極的にチャンスを与える社風で、早い段階からジョブローテーションを通して新しいことに挑戦できるのも特徴。バーテンダーからキャリアをスタートし、マーケティング戦略部を経て、現在は営業事務所で支配人代理として活躍している外岡さんのキャリアパスからも、そのことがよくわかった。

長年培われた伝統に一人ひとりのアイデアをプラスし、“自分流のおもてなし”をカタチにできる環境が整う同社。ワンランク上の接遇スキルを身に付けたい方はもちろん、自分らしさを生かして多くの人を幸せにしたい方にとっても理想的な職場だといえるだろう。

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「東京會舘」は、日本を代表する国際的な社交場。各国の国王・大統領・首相をはじめ、多くの海外VIPをもてなしてきた。有名な文学賞の記者会見会場としても知られている。

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