(株)協栄製作所

私は大学時代、ソーラーカー製作を勉強した経験から、製品設計・開発にやりがいを感じるようになりました。せっかく工業大学で専門的な知識を学ぶことができたので、職種は製造業の会社にしようと考えていました。
そんな中出会ったのが協栄製作所です。自動車やバイクの足回り部品の製作を行っていて、鏡面せん断を提供するなど独自の塑性加工技術や四輪アシスト自転車の開発など技術力の高さを感じました。
様々な製造業の会社がありますが、協栄製作所の技術力の高さや、また実際に会社見学をして、職場の雰囲気や先輩社員との座談会で自分が知りたいことを気軽に質問できたり、社員同士も仲が良く、そんな社風が魅力的で入社を決めました。

二輪部品のスイングアームと四輪骨格ボデー部品の試作設計・開発案件を担当しています。
二輪のスイングアームは社内のこれまでの経験を元に、お客様のご要望にお応えしながら、生産可能な形状にまとめ上げ、量産開始までに課題をクリアにすることで、安定した品質の製品を提供できるような設計を心掛けています。
四輪の骨格ボデー部品は、二輪部品で培った溶接構造から形状を提案し、ゴテゴテした印象からスタイリッシュな見た目に変わったことが評価を受け、量産を見据えた試作をお任せ頂いています。
これまでに実績の無い形状/サイズになっており、必要な検証や評価をお客様と協力しながら、開発を進めている最中です。

製品の初期設計・開発で何度も解析とモデル修正を繰り返し、お客様の納得がいくまでコスト/重量を低減した形状を作り込みますが、試作を実施する中で量産にたどり着かないこともあるため、自分が担当した部品が世の中に出回り、量産開始された時にやりがいを感じます。また、検証/想定不足から試作で課題を潰し込めず、量産立上げ後に苦労することがあったため、品質と現場の声を反映した設計が大切だと強く意識するようになりました。

一通りの開発業務を任された経験から、失敗/成功の要因をまとめ、次のアクションを予測し、社内の要件回答スピード向上と設計リードタイムの短縮を目標に、仕事内容の精度を維持しながらお客様の希望納期と機能/性能を満足できる図面を作成出来るような設計者として成長していきたいと考えています。

人によって企業に求めるものが違うと思います。私はお金であったり、会社の雰囲気、休日、地域、人間関係など様々な要素から考え、就職活動を行いました。その中でも会社の雰囲気などは実際に会社に訪問してみないと分かりません。インターンシップや会社説明会などには積極的に参加することで人事の方や先輩社員の方と話してみてください。きっとネットの検索だけでは分からないことが聞けるでしょう。
就職活動は人生の大きなターニングポイントです。しっかり考え、じっくり準備をして頑張ってください。