(株)放送技術社【テレビ朝日グループ】

この会社に入社したきっかけは、専門学校の先生にかけていただいた「視野を広げて就活しろ」という言葉です
専門学校の時、放送音響を学び、ラジオを専攻していました
そのため学生時代は「ラジオの現場に携わる仕事に就く」というのが目標でした
しかし、実際に就職活動をする際にラジオ関係の仕事は募集の数が少なく、就職出来るのか定かではない状況に陥りました
そんな時、就職担当に「視野を広げて就活しろ」という言葉をかけていただきました
そこでそれまでとは違い、ジャンルを絞らない就職活動に切り替えました
その際に全国に拠点があり、放送に関する様々な業務を展開している放送技術社を見つけました
ここでなら、私はラジオ以外にも興味をもてると思い、受けてみたところ、ご縁があり入社しました

現在担当している職種は、TM（テクニカルマネージャー）に研修という形で配属になっています
TMとは技術会社やネット回線工事の発注業務、番組の素材を貰うための手配を担当する技術の責任者です
さらに配信TMでもあるので配信番組の技術の知識も身につけます
本番の日は番組の現場立ち合いも行います
現場では技術の方たちが円滑に仕事を進むように気を配り、なにかトラブルが起きた際に対処するなど、TMの仕事はかなり多いです
新卒で配属されて技術の知識を身につけていない状態だったので、出来ないのは当たり前ですが、その中でも先輩にサポートしていただき、案件や出来ることをなんとかこなしている状況になります

私が仕事をする上で大切に意識していることは、愛想と報連相（ほうれんそう）です
どの職業においてもそうですが新卒はまだまだわからないことだらけです
そこで無愛想な態度をとっていても先輩や周りの人たちは助ける気にならないと思います
それよりは、愛想がある人の方が先輩も教えがいを感じてくださるのではないか、と考えています
それらの理由で私は最低限の愛想をよくすることを意識しています
また、どの業界でもそうですが報連相、報告・連絡・相談はなるべく心がけています
一人で行った業務で無事に済んだら報告すること、なにかトラブルなどあった際にはなるべく早く連絡すること、なにか困ったこと分からないこと、悩み事があれば相談することを大切にしています

私が仕事の中で面白いと感じたのは、今まで分からなかった事が分かるに変わった瞬間です
今の職種だと、機材のことや現場でのこと、さらには業界ならではの言葉など、入社したての頃は先輩方が何を話しているのかが全くわかりませんでした
そこで会議や現場、資料や日ごろの会話でもわからない言葉や単語をメモして、ネットで調べたり、先輩に聞いたりしていました
そうすることでわからないから、徐々に要所要所の単語がわかるようになり、理解できることが増えていきました
まだまだ分からないことだらけですが、今後はトラブルなど起きた際にも自分で対処できるような知識や技術力が増えていけばいいなと思っています。

今後も様々な経験をしてみたいです
現在はTMとして現場のことでカメラや音声、VE(ビデオエンジニア)やスポーツの現場で特別なテロップ送出の技術について、TMの立場としてどのように番組が成立しているか、配信番組において何が必要か、など様々なことを知れる機会が多いです
ほかの職種ではないような機会を与えてもらっていると思っています
そこで、今後は可能であれば部署異動や職種変更にもチャレンジしてみたいです
この会社では様々な職種が経験できるチャンスがあると思います
現場のことをより学べる環境に行くのも一つですし、現場を離れて放送を裏側から支えるのも一つだと思います
若いうちに様々な経験をして、様々なスキルを身につけておくことは将来的に役立つ気がするのでチャレンジしてみたいです