住友精化(株)【東証プライム上場】

安定した業界に就職したいという思いがあり、素材・化学業界を軸に就職活動を行いました。なかでも、当社は面接を通してあたたかい社風や先輩方の人柄のよさ、若手でものびのびと働ける風通しのよさが伝わってきたため、入社することを決めました。

入社後は別府工場での勤務を１年半経験し、その後、姫路工場の経理部門への所属となりました。経理部門の主な業務は、地区の予算編成や業績予想、固定資産管理、税務資料作成、決算対応、棚卸しなどで、私は予算編成や業績予想を中心に担当しています。事業に関わる大切な数字を扱う仕事なだけに、何事も間違いがないよう入念にチェックすることを心がけています。

自分が取得した有益なデータを提供することで、他部門の意思決定をサポートできることにやりがいを感じています。最も印象に残っているのは、入社3年目のとき、製品のグレード別の原価を算出し、原価の見える化を図ったこと。その原価をもとに、営業部門で売価の再設定の検討が行われました。経理のメンバーは若い世代が多く、そうした責任ある業務を早いうちから任せてもらえることも、やりがいにつながっていると思います。

短期的な目標は、姫路業務室で実務リーダーになり、業務の進捗管理やグループのマネジメントに努めること。長期的には、会社の損益管理を行い、経営層の意思決定に有益な情報提供ができるような存在になりたいと考えています。そのため、現在は、実務を通して経理の知識・経験を増やすとともに、会社の制度を利用して英語のプライベートレッスンに通うなど、語学力の向上にも励んでいます。

身の回りで飛び交うたくさんの情報に振り回されないためにも、自分がどの業界に就職したいのか、そこでどんな仕事をしたいのか、ある程度定めてから就職活動を行うのがよいと思います。また、なぜその業界を志望し、なぜ自分がその仕事をしたいのか、自己分析もきちんとしておいてください。総務や経理など、社内調整の多い間接部門を希望する人は、学生時代から意識してコミュニケーション能力を磨いておくとよいでしょう。