皆さんは今、企業のホームページやSNSなどを使って、自分なりに業界研究・企業研究を進めていると思います。けれども、やりすぎるとかえって情報過多に陥り、自分にとって大切なものを見失ってしまう可能性もあると思います。私が思う一番の企業研究は、会社説明会や職場見学に足を運んで、そこで働く先輩たちから直接話を聞くこと。どんな会社も、自分たちの良いところは大々的にアピールできても、悪いところや課題はなかなか公にはしづらいもの。だからこそ、その会社には今どんな課題があるのか、その課題をどう乗り越えていこうとしているのか、そこで働く人たちに直接確認することが大切なのです。少なくとも当社は、双方が取り繕わず、互いの思いや考えを正直に伝え合ってこそ、うまくいくものだと思っています。
最近の学生さんの中には、自分のやりたいことを明確に定めている人もいますが、定まっていなくても焦る必要はありません。仕事の向き不向きはやってみなければわからないもので、会社に入っていろいろなことを経験して初めて、自分に合う仕事がわかるということもよくあります。私自身もそうでしたが、やりたいことが定まらない人は、幅広い事業を展開していて、キャリアチェンジも含め、挑戦することを良しとする社風の会社を選ぶと良いと思います。