予約リストに追加した企業へのエントリーを行いました。
以下のボタンから、予約リストを確認してください。
予約リストへ
エントリー受付を開始しました。
トップページへ
検討リストに登録した企業の中から、気になる企業にエントリーしよう!
0社を選択中
エントリー受付開始!!
会員の人はログインしてください。
最終更新日:2025/4/14
予約リストからも削除されますがよろしいですか?
部署名農産・肥育部門 部門リーダー
勤務地北海道
〈牛、もの、人の動きを把握する〉農産肥育部門のリーダーを拝命してから8年が過ぎました。主に肥育牛の管理と牧草などの収穫作業やバイオガスの施設管理業務に当たっています。また、弊社では農場HACCPの認証を受けており、その運営もしています。この認証では、肉牛生産者である我々が、最終製品である肉用牛をどう育てていくのかを、作業ごとに手順書を作成しており、作業に入る人が準備するもの、作業のやり方と注意点、作業後の記録の残し方などを記載しています。手順書は作って終わりではなく、作業後の記録がきちんと残っているかの確認や、作業がスムーズにできているかを聞き取り、問題があればやり方の見直しを行っています。ということで、農場全体の牛・もの・人の動きを把握して、社長の意図と現場の動きを合わせていくことが私の仕事になっています。
〈健康な肉牛を育てられる環境を整える〉もちろんお客様に「おいしい!」と言ってもらえる安心安全な牛肉を作ることが何よりも喜びですが、それ以上に立派に育った牛を農場から送り出せたときはうれしいです。ミルクの飲み方もわからない子牛が、人の10倍以上の体重に育っていくのですが、そこに至るまでは十勝の気候を2シーズン過ごします。特に牛は10℃以上の気温に弱く、夏場35℃を超える猛暑の時には元気もなくなります。冬はマイナス20℃を下回る極寒の中、身を寄せ合いながら過ごします。その間、体調不良になる牛もいますが、獣医さんと一緒にケアしていき、また元気にエサを食べてくれるようになると本当にうれしいですし、一所懸命にやったことが報われる瞬間でもあります。そんな頑張っている牛たちの為にも、しっかり食べて、よく寝られる環境づくりを心掛けています。
〈日本の食を支える持続可能な農業の実践者〉私は弊社へ転職という形で中途入社しました。転職を考えるきっかけになったのが東日本大震災でした。コロナ禍もそうですが、当たり前が当たり前でなくなっていく感覚の中で、生活の基盤となる「食」に対してもっと自分のできることがないかと考えるようになりました。食料自給率の低迷、農家戸数の減少が進んでいますが、海外の食料品に頼ってばかりではダメだと思っています。弊社は、農畜産業として肉用牛の生産と畑作で小麦などを出荷しています。その中で、牛の糞尿を堆肥として畑へ、畑で取れた牧草を牛へと循環型の農業を実践しています。また糞尿を堆肥化する過程で出るメタンガスを発電に利用しています。これからの日本の農業に必要な技術が詰め込まれている感覚は入社以前にもありましたし、今も進化し続けています。
高校から大学卒業まで工学系の主にシステム制御関係の学部に所属。卒業後は農業機械メーカーに就職し、開発部門でトラクターの開発業務を5年間担当。2013年に(株)大野ファームへ入社。2015年に農産肥育部門リーダーへ昇進、肥育率99%達成コンソーシアムの一員として農場HACCP取得に向けた準備を開始。2017年に農場HACCP認証取得、HACCPチームリーダーに着任。2021年にバイオガスプラントの運用担当者として施設管理を担当。
就職活動は、最高の自分探しのイベントだと思います。就職を前にして自分に何ができるのだろうと誰でも不安になるものです。ですが不安は、自分の事を知って、行く先の事を知ることで少なくなると思っています。安心してください、何ができるのだろうと考えても、最初は何もできません。まずは自分がどういう人間であるのか、何を大切にしてきて、どういうものの考え方をするのかを知る事から始めるといいと思います。何を勉強してきたかは大きく関係ないです。それ以上に、自分の事を理解して他人に説明できる人は、自分がこれから何をするべきかわかってくると思いますし、企業側から見ても光ってみえます。この時期に得たものは一生の宝物になると思います。楽しめて有意義な就職活動になることを祈っています。