社会福祉法人愛泉会【軽井沢治育園・精明学園】

今現在入所されている最高齢の方を担当させて頂いています。生活全般に介助が必要な状況です。今までに多くの方を担当してきましたが、介護や医療の知識が必要となる方を担当しているという事で、日々学びながら、少しでも安全に安心して暮らして行かれるようにと関わっています。状態にも波はありますが、関りのなかで笑顔が見れた時には、私自身も笑顔になれる時間です。不安な事もありますが、多くのスタッフにや利用者の方々に助けられ今までやってこれたと感じています。

担当している方が、体調不良で急いで救急外来に行った時に事です。やっと医師に診てもらえた時に、不穏状態でした。知的障害もありこちらの言葉も理解できませんので、採血などの拒否も強く困り果てていた時に、いつも毛布を持っていると安心して穏やかになる事を思い出し、医師や看護師の方に話をして、本人にお気に入りの毛布を渡すと落ち着き検査が出来たのです。その後入院する事になりましたが、看護師さん同士で伝えて下さり、その方は退院するまでお気に入りの毛布と共に穏やかに過ごせた事がありました。ちょっとした事かもしれませんが、普段の関りが、一つの命を救えたのかなと思いました。

介護福祉学科での先生に勧められたのが今の職場です。保育園もいいけれど、障害をもつ子どもとの関りが学生時代多かった事もあり、障害をもつ子どもたちにかかわれる仕事に就きたい。保育士、幼稚園教諭、介護福祉士の資格の活かせる職場がいいと考えていました。見学に来てみると、2人の利用者の方が近くに来て関わってくれた事が印象に残っています。幼児保育学科、介護福祉学科での学んだ事の全てが関係し、新たに日々学びある職場だと思います。先生に勧められた10年前は何となくでしたが、流れに身を任せてよかったと今では思います。

仕事は楽しい事ばかりではないですが、職場のみんなで前を向いて利用者の方々と関わっていきたいと思います。仕事だけでなく、プライベートでは自分にとって楽しい、幸せと感じられるように過ごし、仕事への力になればと思います。

色んな事を学ばせて頂ける事が、自分を成長させてくれることに繋がると思います。いっぱい悩んで、いっぱい見て、時々遊んでリフレッシュしながら必要とされる仕事があると思うので、自分の目で決めてほしいと思います。