最終更新日:2025/4/3

ナルックス(株)

  • 正社員

業種

  • 機械
  • 精密機器
  • 重電・産業用電気機器
  • 半導体・電子・電気機器
  • 商社(機械・プラント・環境)

基本情報

本社
東京都、大阪府
PHOTO
  • 化学系
  • 技術・研究系

時代を変えるイノベーションはコンポーネントの進歩から生まれる

  • 両角海里
  • 東京大学大学院
  • 新領域創成科学研究科物質系専攻
  • 設計開発部 オプト課
  • 設計系光学技術の総合研究開発

会社・仕事について

ワークスタイル
  • 最先端技術に触れる仕事
  • 研究をメインにする仕事
  • 高収入を得られる仕事
現在の仕事
  • 部署名設計開発部 オプト課

  • 仕事内容設計系光学技術の総合研究開発

これが私の仕事(仕事内容)

私の部署の主な業務は、ソフトウェアを使った光学現象のシミュレーションです。カスタム製品の光学設計や性能シミュレーションはもちろんのこと、性能評価項目の検討や光学的見地からの不良解析も行います。既存のソフトウェアで再現できない現象があれば、それを可能にする新しいソフトウェアの開発をする場合もあります。競争力のある製品を生み出すためには技術動向の把握が欠かせません。定期的に特許調査をしたり学会や展示会にも参加したりします。また、会社員ですから日々の業務改善や技術発表会等社内活動への参加・運営、仕事場の環境整備も業務のうちです。私の場合はデスクワークが中心ですので、緊急事態宣言下では在宅勤務が多いです。


現在取り組んでいる面白い仕事

現在取り組んでいる業務の一つが複屈折のシミュレーション手法開発です。プラスチックレンズは射出成形という方法で作られています。金型と呼ばれるレンズの形が彫られた金属へ、高温で溶融させた樹脂を流し込み、冷やして固める方法です。樹脂は分子の長い鎖が絡み合ったような構造をしているため、金型へ流れ込む時の向きや圧力、冷え固まる速さの違いなどによって、レンズの中にはムラが生じてしまいます。このムラが複屈折として特に回折限界に近い光学系で性能悪化を引き起こします。射出成形によって生じる複屈折の分布は非常に複雑で、十分な光学シミュレーションが実現された例はありません。光学研究で有名なアリゾナ大学とも定期的に議論をしながら、この難題に対してアルゴリズム開発から取り組んでいます。

【今後こんな研究開発がしたい】
小さい頃から関心のあった宇宙・天文分野の光学機器開発に携われるようになれたら幸せです。


だからこの仕事が好き!一番嬉しかったこと、思い出に残るエピソード

配属が決まり光学設計の勉強を始めて3か月も経たないうちに、量産を前提とした照明レンズの設計を担当することになりました。まだ分からないことだらけの中で、先輩や、後工程で製品設計、評価、生産を担当する方々の助けを多く借りながらも無事に製品を納めることができたのは、今でも一番思い出深い仕事です。しかし、新しい知識を習得しながら設計を進めていくのは新米の間だけではありませんでした。プラスチック光学素子は軽量かつ形状自由度が高いため適用される製品がどんどん広がっています。これまで誰も経験のないレンズを設計することは珍しくありません。その都度勉強をしながら、目的の性能が得られるように工夫を凝らして光学設計をするのは刺激的で、この仕事の魅力です。


ズバリ!私がこの会社を選んだ理由

私は物質科学を専攻していた手前もありますが、時代を変えるようなイノベーションはコンポーネントの進歩から生まれると信じています。ナルックスは光学素子というコンポーネントの高精度化、高機能化に真摯に取り組んでいる会社であるところに惹かれました。その姿勢を端的に表したのが、本社のエントランスにも掲げてあるビジョン「光と極限の夢」だと私は考えています。面接や会社見学のときに感じた居心地の良さそうな社内の雰囲気もこの会社を選んだ理由の一つです。その直感に間違いはなく、風通しが良く、社内全体と関わりの持てる規模の組織は私と合っていました。


先輩からの就職活動へのアドバイス

世の中には、大中小、国内外と数えきれない程の会社がありますので、視野を狭めずになるべくたくさんの会社を見ておくのが良いと思います。自分のやりたい仕事、向いている仕事が分からない人もいると思いますが、何となくでもこれまで勉強してきたこと、興味を持って続けてきたことは、あなたの強みになっているはずです。
私も就活の時には先輩情報をよく見ていましたので、会社の雰囲気が伝わるように気を引き締めて書きました。ぜひ参考にしてください。


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