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最終更新日:2025/4/24
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部署名技術開発部 技術開発課
仕事内容射出成型の基礎研究
金属錯体とは、金属微粒子とポリマーを結合させたもので、その結合の種類により任意の光スペクトル(吸収波長帯・反射波長帯)を有します。この金属錯体をプラスチック樹脂に直接溶解或いは表面分散させて単一的に射出成形を行えば、偏光制御は光学的なナノメートル構造設計で行い、スペクトル制御は材料設計で行うという光学素子の新しい開発手法が生まれます。現在、材料開発(金属錯体系プラスチックの開発)や材料設計(密度汎関数法等によるスペクトルの設計)に関する基礎研究や専用の射出成形技術に関する基礎研究を進めています。また私は金型の構想設計も手掛けており、温調機構、冷却機構、圧力調整機構の設計や解析手法の開発、離型技術の開発(数ナノメートル精度の立体形状を微塵も壊さずに金型から離型させる技術開発並びに機構設計。並びに離型薄膜の開発など化学的・物理的手法からのアプローチ)も行っています。このような研究の方向性も私自身が考えたもので、このように当社では自律的に研究を進めることができます。素晴らしい研究環境だと思います。
将来は、これらの研究を「金型設計と成形条件の最適化が同時に行える成形シミュレーター」の開発につながればと考えています。設計の初期段階から生産までを出来るかぎり最適化したい(設計の段階から理想的な値を出せるようにしたい)のです。射出成形はまだ分かっていない部分が多く、やれば分かってくる部分も多いのです。やる気さえあれば可能性が広がります。大変面白い研究だと思います。
成形加工学会や精密工学会など2・3ヶ月に1度は学会に参加し発表を行っています。ここでは日本でも有名な教授や博士方との交流を通じ、各博士からの質問に答えたり、またアドバイスを頂いたり、とても勉強になります。
私は熱意が大切だと思います。面接官から言われるままの指示待ちの面接ではなく、こちらから言える位の芯を持ってその熱意が伝わればいいと思います。そして会社に入ってからはプロ意識が大切です。目の前の問題に正面から取り組み考える姿勢です。そして基礎を大切にすることが大きな開発につながると思います。