最終更新日:2025/5/13

(株)絆ホールディングス

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス
  • 教育
  • サービス(その他)

基本情報

本社
大阪府

取材情報

事業について伝えたい

「成長したい」という意欲があれば、多くのサポートが得られる環境です

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保護者の方と一緒に子どもたちの成長をしっかりと見守る

児童発達支援施設の責任者として活躍する牧野さん。同社の事業内容や現在の仕事で感じているやりがい、将来の夢についてうかがいました。

■牧野 桃子
児童発達管理責任者(2018年入社)

先輩社員からひと言

自分が出産を経て母となったことで、保護者の方たちとの向き合い方も変わってきました。「自分の子どもへの想い」の理解も深まったと感じます。
「療育」をひとつの方面からだけではなく、多角的にサポートする知識やスキルを身に付けたいです。同時に専門職の方たちの知恵を活かす環境づくりも大切だと思います。
業務上の気付きを自分だけのものに留めず、チーム全体の気付きとして共有できる環境をつくりたいです。その意識がスタッフ間で着実に醸成できていると感じています。

周囲の「小さな気遣い」で、みんなの輪に加わることができる

大学で福祉を学び、卒業後は家庭環境に問題を抱える子どもたちを支援する「児童養護施設」に勤務していました。日々の仕事にやりがいを感じていたのですが、一人ひとりと向き合う中で「一部の子どもたちの“生きにくさ”は環境起因ではなく、生まれ持った特性によるものではないか」と感じるようになったんです。そして次第に「特性を持った子どもたちの”生きにくさ”を解消するために、どんなサポートが必要かを学びたい」という気持ちが大きくなり、児童発達支援施設がある当社への入社を決意しました。

現在は、児童発達支援『ぷりも』で、児童発達支援管理責任者を務めています。発達支援のサポートで心に留め置いているのは「“引っ張る支援”はしない」ということ。定型発達に照らして「これができるはず」「できないのはおかしい」という指導はせず、まずは一人ひとりに小さな目標を立て「これができるようになった」「次はこれにチャレンジしよう」と、その子どもなりの成長に目配りをすることを意識しています。

特性のある子どもたちの「生きにくさ」は、世間一般にいる定型発達の子どもと比べて、ある部分が欠けていたり、過剰であったりすることに起因するものです。しかし「ひと言声をかける」「この部分には触れないようにする」など、周囲のちょっとした気遣いで、定型発達の子の輪に問題なく加わることができるケースが多いもの。そうした「気遣うポイント」を見つけて、社会に加わる手助けをすることこそが私たちの役割であると感じています。

いろいろな学びを与えてくれた上司との出会いが今に活きている

当社の事業テーマのひとつに「保護者の方への寄り添い方」があります。子どもの小さな成長を前にしたとき、私たち支援員は「できるようになった」ことを評価し、ポジティブに受け止めます。しかし保護者は「それでも他の子と比べてできないことが多い」「このまま成長して、将来はどうなるのだろう」と、不安を抱き、ネガティブにとらえてしまうケースもあるのです。保護者の方が抱く「自分の子ども」「家族」に向ける想いや、当事者としての悩みを受け止め、寄り添い、少しでも不安を和らげるサポートを心がけています。

当社には社員のやる気を奨励し「やりたいことをやらせてくれる」姿勢があります。私が児童発達支援管理者の資格に挑戦したのは、業務上の気付きを「自分の気付き」に留めず、チーム間で共有し「施設としての気付き」とする体制づくりや、現場から出た改善案に耳を傾け、真剣に検討する風土醸成を実現したいと思ったから。現在、少しずつこの理想に近づけているのは、会社の支援体制があればこそと感じています。

私がこうした理想を掲げるのは、これまでお世話になった上司の影響によるところも大きいですね。その方は部下の「こうしたい」「あんな風にできれば」という想いを真剣に受け止め、実現に向けて率先して動いてくれました。目標とする人材との出会いが叶うのも、多くの事業体を擁する当社であればこそと思っています。

専門知識を持ったさまざまな視点を活かしてより良い「支援計画」に

私が責任者として組織を引っ張り、取りまとめる立場としての悩みは、他の施設の管理者との交流を通じて共有しています。当社は定期的に「管理者研修」があり、他施設の管理者と交流する機会があります。所属施設が位置する自社ビル内には、他にもさまざまな施設があり、普段から顔を合わせやすい環境であることもメリット。困ったことを助け合える仲間がいるという心強さに、日々支えられています。

当社には幼稚園教諭や言語聴覚士、理学療法士、作業療法士など専門知識を持った有資格者が大勢います。支援計画の立案に、そうした専門家の意見を取り入れられることも大きな強み。ひとつの事象を異なる視点から観察し、より良い支援につなげたいと考えています。

福利厚生についても手厚く用意されています。例えば、出産・育児休暇を取得した後、同じ職務に復帰した職員の多さも働きやすさの表れ。私自身、出産・育児休暇をトータル1年3カ月取得しました。そして現在、1時間の時短勤務を併用しながら管理者のポジションを任せてもらっています。ライフステージの変化に寄り添い成長を支える環境は、社員一人ひとりが明るい未来を描くことを助け、モチベーションアップにつながっていると感じます。

実は今、現在携わっている児童発達支援をより広い領域からとらえ直してみたいと考えているところ。当社は放課後等デイサービス、フリースクールなどさまざまな領域を手がけており、学びの場が多いことも強みのひとつです。管理者としての責任を全うしつつ、他の領域についても学びを深め、さらに広い視野で「子どもの成長」をサポートするためのスキルを身に付けていきたいと思っています。

学生の方へメッセージ

福祉の領域は専門性が求められるシーンも多く、「事前に学んでいないと難しいのでは」と考える方もいるかもしれません。しかし、実際に入職してから資格を取得できますし、やる気さえあればいくらでも成長のチャンスを手にすることができる業界だと感じています。

当社は「社員のやる気を支援する」姿勢があり、「こんな組織づくりをしてみたい」「あんな資格にチャレンジしたい」など、自ら発信をすれば必ずサポートの手が差し伸べられる環境です。福祉の世界で自分の可能性を試してみたいと考える人に、ぜひチャレンジしてほしいと思っています。

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「社員が楽しく働くことで子どもたちの笑顔も輝いていくと思います。社員も子どもも1日があっという間に過ぎてしまいますね」と話す牧野さん(右)

マイナビ編集部から

(株)絆ホールディングスは現在大阪市内を中心に約17の事業所を展開する、まさに成長のさなかにある企業だ。今後も新しい自社ビルに複数の施設をオープンさせる予定があり、事業は順調に拡大を続けている。事業領域も「児童福祉」というくくりの中、未就学児の発達支援から、思春期の子どもたちを対象とした放課後等デイサービス、そして就労継続支援A型と幅広く手がけ、子どもの年齢や置かれている立場に寄り添った、さまざまなサービスを展開している。

今回話をうかがった牧野さんも、そうした事業の幅広さに心惹かれているひとり。子どもの成長を、ひとつの視点からだけでなく、さまざまな角度からサポートするためのスキルや知識を学ぶために、学びの場が多く用意されている環境であるといえそうだ。また、インタビュー中に福利厚生が手厚いことにも触れており、事業体として「健やかに働ける環境が健やかな仕事を生む」という姿勢を持ち、ライフワークバランスの充実を重んじていることが伝わってきた。

学ぶことに意欲的で、子どもの成長をポジティブにサポートする姿勢を持った人であれば、大きく羽ばたくことのできる会社であると感じる取材であった。

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自分から「やりたい」と言えば、支援を惜しまない環境がある同社。まずは「どう成長したいのか」、自分と向き合う時間が大切である。

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