西村あさひ法律事務所・外国法共同事業

金融法務に所属し、企業が株式を発行する際の届出書類や、上場されている株式を一定程度取得した場合に提出を求められる書類など、金融に関連する法律に基づく書類のドラフト作成やレビュー、リサーチ業務を主に対応しています。ドラフトする書類の類型は法律に基づくものなので様式が決まっていることが多いものの、案件ごとに検討しなければならないことが異なり、その都度検討が必要になるので、新たな知識を身につけられる点が魅力的だと感じます。金融に関連する法律は世の中のニーズに合わせて頻繁に改正が行われるので、柔軟に変化に対応できること、また、世間の動きに敏感になれるように意識して業務を行うよう心がけています。

入所1年目から継続して対応している外国会社の開示書類作成の案件に特にやりがいを感じています。株式を世間に売り出すなどした会社は、その会社の情報がわかるように、会社の事業の状況や株式の状況などを報告書として作成し開示します。担当している外国会社は年に2度の開示が法令で定められています。
この案件では、若手パラリーガルもメインのパラリーガルとして担当し、弁護士の指示の下、先輩パラリーガルと相談しながら提出までのスケジュール検討や報告書の初期的ドラフト、添付書類のドラフト作成等を行い、弁護士に報告しています。スケジュールの検討や初期のドラフトを行う経験がまだ少ないので不安を感じることもありますが、弁護士やクライアントの確認を経て報告書が完成し、無事に提出が完了したときにはほっとした気持ちになります。また、継続して対応していることから、過去の反省を活かしながら案件を進めることができたときは、成長を実感することができます。

祖父と父が法学部だったことから、幼少期から法律に携わる仕事がしてみたいという思いがありました。司法の道に進んでみたいと思う時期もありましたが、大学4年時はコロナ禍真っ只中で、進路について先行きに不安を感じ、大学院進学ではなく就職活動をすることに決めました。法律に携わる仕事がしたいという思いから、就職活動は法律事務所等に絞っていましたが、その中で西村あさひを就職先に決めたのは、パラリーガルが分野毎に分かれていて専門性を高めることができそうと考えたことと、先輩方の柔らかい雰囲気が心地よく、長く働くことができそうと感じたからです。
実際に入所してみて、穏やかな先輩方ばかりで居心地が良いのはもちろんのこと、弁護士、所員の方々がプロフェッショナルであることに誇りをもって業務をしていることがひしひしと感じられ、自身の意欲向上に繋がっていると感じています。

法律に携わる仕事がしたいという思いから西村あさひに就職し、思い描いてきた仕事をすることができていると感じています。
法律面の知識だけでなく、海外のクライアントと弁護士のやりとりを理解する必要もあるので英語力の向上なども必要で、様々な場面で知識量不足を感じることもありますが、不足を補うため一つ一つ確認しながら仕事をした分、最後までやり遂げたときの達成感は非常に大きいです。
様々な職種があり、就職活動で悩むことがあると思いますが、自分が何を軸にどんな仕事をしたいか、どのようなキャリアを積んでいきたいか、まずは自身のイメージする社会人像を描いてみて就職活動を行うことが大切だと思います。
皆さんがやりがいや達成感を感じられる仕事に就くことができますよう心から願っています。