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最終更新日:2025/5/1
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部署名品質保証部(製品アナリスト)
品質管理がメインの仕事です。原材料から工程内の半製品、出荷品まで、すべてが対象です。品質管理には大きな目(観察)と大きな耳(調査)が必要といわれます。現場廻りで気づいた変化や、集積データで見えてくる傾向変動をつかみ、なぜ起きたかを考察して次の改善につなげるのが業務の根幹です。物性メカニズム解明や異常検知のため、熱示差やEDS等の物性検査、新検査方法の検討、統計プログラミング、Web視覚化など色々やります。
現在力を入れているのが製造履歴管理、すなわちトレーサビリティDXです。実は同じように見えても、一つの製品が生まれるには必ず物語があります。単なる粉体の集まりが、材料属性や加工履歴、環境情報、作業者などの遍歴があって製品化がなされます。そこに変化点があれば不良品となったり、あるいはピーキーな製品に化けたりする可能性がある。そこで有益な情報を掴めれば強力なモノづくり管理につながります。さしあたって苦労しているのが、モノの流れの入口出口のタグ付けとDB化です。仕組みや運用づくりを含めると、これがけっこう泥臭い作業なのですが、全社的なシステム設計と干渉することなく組み込めれば、製品の1丁目1番地まで即座に遡及し、工程影響因子を洗い出し相関分析までもっていけます。データさえあればナイーブベイズ分析やSPC管理も大規模にできそうですし、これから勉強してマテリアルズ・インフォマティックスまで行ければ、次世代型の品質管理に手が届きそうなので、わくわくしています。
企業価値の本当は、人の成長にこそあると思います。そして興奮なき仕事では人は成長できず、課題なき仕事は興奮がありません。当社の強みは自己課題に対して時間を許すおおらかさや支援がある点だと思います。私の話ですと、データ処理をプログラミングでやったらかっこいいなという不純な動機で始めたものの、エクセルでは数秒で描画できるのにグラフ出力するまでに時間がかかるとわかった。もっと正直に言うと、上司をものすごく待たせるようになってしまった。秒単位で効率化を求める他社だったら多分禁止されるでしょうし、SEでも開発系でもない部署の人間が何をやってんだというお咎めもあったでしょう。それでもビッグデータの時代にはエクセルでは対処が難しくプログラミング処理が必要になってくると考え、自分の課題として主業務の傍ら取り組んでいたら、膨大なデータから因果性を含め関心領域に連結・選別し、グラフの即出力が可能になりました。分散シミュレーターも作り、結果として品質の安定化に繋がった。なにより顧客を納得させるデータを提示できるようになった。このように課題意識さえあれば、スキルを磨ける企業文化があるのは確かです
私の学生時代は今日ほど売り手市場ではなかったので、安牌をとって有名企業の学校推薦を受ける同級生がほとんどでしたが、タワマンよりはサザエさん風の平屋の方が住みいいだろうという個人的な価値観で中小企業のメーカーを探していました。中小企業のいいところは失敗の自力回収を含め、チャレンジしやすい点にあるのは大学時代の友人も言っています。小世帯なので一人何役の兼務をすることで、ものの見方が経営視点に近くなり、大組織にありがちなセクショナリズムに縛られることもないとも。私も基本的には同意見ですが、面接を受けてみないと企業文化がわからないことが多かった。最終的には面白そうなことに挑戦する気風がある当社を選びました。