最終更新日:2025/4/6

(株)山新

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • ホームセンター
  • 専門店(書籍・音楽・インテリア)

基本情報

本社
茨城県

取材情報

プロジェクトストーリーを紹介したい

「お客さまの役に立つ」を第一義に、チーム力でプロジェクトを成功させる!

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山新がチャレンジする店舗改装と商品開発

私たちの使命は、温かい接客と地域の皆さんが求める商品を提供していくこと。そのために大切なのが、たゆまざる「店舗」と「商品」のブラッシュアップです。今回は店舗改装と商品開発、2つの取り組みを紹介します。

◆T.Tsukaharaさん(写真右)
ホームセンター 山新田彦店 店長・係長/1996年入社

◆S.Yamazatoさん(写真左)
商品部バイヤー・上級主任/2008年入社

プロジェクトの成果

「改装後に始めた勉強会では各品番の担当者が先生役になるので、教える側も改めて理解が深まるようです。きれいな店舗でモチベーションが高まっています」(Tさん)
「新商品は、順調な売上はもちろん『このくらいのサイズが欲しかった』と嬉しい声も聞こえてきます。今後もお客さまの困り事を解決する商品開発を目指します」(Yさん)
現場の社員やお客さまの声に常に耳を傾けながら求められる商品を提供。山新独自のプライベートブランドも好評で、アイテム数をどんどん増やしている。

店長の裁量が大きい店舗リニューアルに取り組み、「山新のすごさ」を実感

お客さまが日常的に利用されるホームセンターにおいて、求められる商品を充実させる手段の1つが店舗改装です。山新では新規出店のほか、計画的に既存店の見直しを図って店舗改装を行っています。私が現在店長を務める田彦店も、前の改装から10年が経ち、より今のお客さまに合った品揃えの店舗に生まれ変わるため、2023年7月に改装しました。店長として改装に取り組むのは、初めての挑戦でした。

当社の店舗改装は現場が主体となって行うため、店長の裁量権がことのほか大きいです。私もまず、店舗全体のレイアウトを決めるゾーニングから着手しました。各部門の売場をどこに配置し、拡大あるいは縮小するかは売上に直結する重要事項なので、ここが最も頭を悩ませ、時間がかかる部分でした。当時の商品の売れ行きをはじめ、お客さま層や立地など様々な要素を踏まえて検討しました。最終的に、今後の伸びしろが期待できるペット用品や作業用品の拡充を決めました。

今回の改装は増床ではなかったので、苦労したのは、今までと同じスペースの中でどれだけ効果のあるレイアウトにできるかという点です。各部門の担当者に加え、バイヤーにも参加してもらい、求められる商品をぎゅっと凝縮した売場を作るために綿密な打ち合わせを行いました。何度も打ち合わせを重ねて、最終的に私としても納得の行く計画が出来上がりました。

改装が新店オープンより大変なのは、店舗に既に商品があることです。いったん全商品を引き上げて空の状態にしてから新たに構成しなければなりません。この時は店を閉め、3日間で一気に行いましたが、それでも人手がかなり必要です。しかし田彦店はもちろん、他店の従業員も近隣店舗のみならず、遠いところでは福島の店舗から応援に駆け付けてくれました。バイヤーから依頼を受けた取引先の担当者も何百人と集まり、改めて「山新ってすごいな」と実感したものです。

私は改装期間中、現場監督のように全体を管理。応援の人数が多いだけに、車で来た方の駐車場が足りなくなり、駐車スペースのある近所のお宅にまで交渉したのが印象に残っています。皆さん「いいですよ」と快く貸してくださり、とても嬉しかったですね。これも日頃から当店が地域の人々に親しまれているからこそ。改装を機に、さらにお客さまに愛される店舗にと、決意を新たにしました。
(Tさん)

ちょうどいいサイズ感が必要。お客さまの声から始まったWin-Winの商品開発!

現在、園芸用品のバイヤーとして、商品の仕入れや独自の商品開発に取り組んでいます。買付けは中国やベトナムなど海外に行くこともありますが、コロナの時期には海外出張が難しかったため、国内の取引先の拡充や、お客さまの課題解決につながる商品開発に力を注ぎました。その頃にスタートした商品開発の1つが、今回紹介する防草シートです。

私は最低でも週に一度は山新の店舗を巡回していて、今回の件も「防草シートの余りを引き取ってほしいというお客さまがいた」と売場担当者から聞いたことが開発のきっかけでした。防草シートは庭などの雑草が伸びるのを覆って防ぐ商品ですが、既製品は「1×10m」と「1×50m」の2種類しか規格がありません。調べてみると50mを購入される方が7割と多いのですが、それは恐らく「大は小を兼ねる」という理由からです。どうしても余ってしまい、その処分に困っていると分かりました。

そこで防草シートを製造販売するメーカーの担当者に話を持ちかけ、「1×30m」の新規格を出してもらうことに。重要なのは山新のプライベートブランドではないため、メーカーのオリジナル商品として開発いただくための根拠です。当時、30mはどのメーカーでも製造しておらず、販売するにあたり費用対効果が見込めるか、これまでの販売実績や茨城県の持ち家率から新規格の潜在ニーズを算出して説明しました。メーカー側にもメリットがあると納得してもらい、無事にGoサインが出た時は本当に安堵しましたね。製品化され、この秋にリリースしましたが、販売本数が日に日に伸びていくのはもちろん、売上比率を見ると「50m」の購買層が移行したのは明らかです。狙いが当たった手応えと同時に、バイヤーという職種だからこそできる商品開発を通して、お客さまの役に立てた喜びを味わいました。

私は店舗社員から副店長を経てバイヤーに。着任した当初は、「別の会社に転職したのかな」と錯覚するほど、現場の仕事とは何もかも違いました。しかし今では、「お客さまの役に立つために」という目的は店舗もバイヤーも一緒で、ただアプローチが異なるだけと実感しています。目の前のお客さまだけではなく、まだ見ぬお客さまのために。視野が広くなり、また会社全体の利益を考えるように成長した経験は、再び現場に戻ってもきっと活きると確信しています。
(Yさん)

気分も新たにお客さま対応に集中。店舗と本社がチームとなり、求められる商品を提供

◆改装終了後のリフレッシュオープンでは、お客さまから「明るくなった」「使いやすい」と好評の声をいただきました。回遊しやすく導線を整えた成果もありますが、若手の頑張りも大きいと思っています。改装中、売場は基本的にバイヤーが中心になって作ります。しかし売場担当者もただバイヤーの指示を待つのではなく、「当店のお客さまにはこの商品のほうが人気」などと積極的に提案し、仲間としてフラットに協働しながら作りあげていました。改装を機に、従業員の成長を感じられたのが、店長として何よりのやりがいです。

田彦店は古くからあり、地域にすっかり根付いている店舗です。そのぶんお客さまに対しても慣れが出て、感謝の気持ちを忘れがちになる傾向もあったかもしれません。今回の改装を通し、従業員は改めて「気持ちのこもった接客をしなければ」と気付いたようで、以前よりテキパキと動くなど、お客さま対応が明らかに変わりました。一人ひとりが接客を完結できるよう、商品知識を身に付ける勉強会も開いています。ハツラツとした雰囲気に満ちている今の良い状態を、ずっと維持していくのが私の目標です。(Tさん)

◆私はしめ縄など正月飾りの仕入れも担当していますが、例年、発注が終わるのが2月頃。10か月も前なので、売上予測をしっかり推計するのはもちろん、製造状況なども確認しています。今年は猛暑の影響により、メインの買付先の中国で材料の草が予定通りに育たず、急遽、別ルートの仕入先を探して確保しました。バイヤーになってイレギュラーな事態にも柔軟に対応する力が高まったと感じています。やりがいはやはり、自分が手配した商品が全店の店頭に並び、好評を博すことです。

山新では、店舗でもバイヤーと同様、自主性と創造性を発揮できるのが魅力です。そんな経験で私が印象深いのは、自転車売場の担当者の時、お子さまが初めて乗る自転車の発売にあたり、メーカーと協力して参加型キャンペーンを企画・実行したことです。メーカーのHPを見て、かなり遠くから駆け付けてくださったご家族もいらっしゃいました。それまで散々特訓しても乗れなかったお子さまが、あっという間に乗りこなす姿に両親はとても驚き、感激されていましたね。早くからお客さまの役に立てると感じる、その積み重ねが一人ひとりの成長を後押ししています!(Yさん)

学生の方へメッセージ

山新では3つの企業理念を掲げていて、その1つが「自主性と創造性が発揮できる企業であること」です。この理念の実践のカタチとして、当社では入社1年目の新卒社員にも売場づくりを任せています。私も店舗社員の頃、色々な経験をさせてもらいました。配属先は比較的小型店でしたが、担当の家庭用品で「売上全店1位の商品を作ろう!」という目標を立て、皆で力を合わせたことが印象に残っています。私は売れ筋商品をリサーチするとともに展開方法を考え、店内で一番目立つ場所、いわば「一等地」を1か月貸してほしいと交渉。怖いもの知らずでしたが、元々そこを担当する先輩は快く譲ってくれました。実際に全店1位を達成した時はかなり嬉しかったです。

私のこのエピソードには、当社の強みと魅力が集約されていると感じます。売場だけでなくレジでも、担当者たちがそれぞれの地域に合った商品構成や接客の特色を考え、自主性と創造性を発揮しながら行動しています。さらにそれに加え、先輩たちが若手の頑張りを見守り、その個性を損なわないよう、しかし思い込みで行き過ぎないよう、的確にフォローしてくれます。思いきり挑戦できる温かい社風のもと、社員一人ひとりが地域のお客さまを思って、地域で一番頼られる山新を創っています!
(総務部・Oさん)

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バイヤーのYさんは頻繁に店舗を巡回。店長のTさんとは会議でもよく顔を合わせるため、何でも相談できる間柄だ。現場とバイヤー職の距離の近さも商品力を高める秘訣。

マイナビ編集部から

茨城県を中心に地域密着のホームセンターとして親しまれる山新。その大きな特色が、同社独自の担当者制度である。現場社員が担当する売場をマネジメントする制度で、裁量権が大きく、商品陳列からディスプレイ、POP作成まで自由に創意工夫できる。キャリアの出発点となるサブ担当もかなりの部分を任されるが、1年目で正担当になる社員も少なくない。

今回は全社の業績に関わる店舗リニューアルと商品開発を取り上げたが、「学生の皆さんにとって、自分が大きなプロジェクトに携わるイメージはまだ浮かばないかもしれません。しかし売場担当者として重ねた経験や、そこで得た知見が、こうした将来につながることを知ってほしい」と、人事担当者はその意図を説明する。逆に言えばTさんやYさんが、「お客さまの役に立つ」プロジェクトを順調に成功に導けたのも、早くからそれだけの力量が培える環境であるからだ。

また、若手が伸び伸びと育つ社風も同社の魅力だ。先輩たちの理解ある態度や温かい人柄は、取材していても不思議に思うほど。先輩社員も同じように支えられてきたからこそ、その精神が受け継がれているのだろう。店舗を出発点に、バイヤーや管理部門など幅広いキャリアパスが可能な同社だが、こうした企業文化がある限り、望ましいキャリア形成に向けてどこまでも成長していける。

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広々とした通路を回ると人気商品が次々と目に映り、改装後、さらに便利に買い物がしやすくなったと評判の田彦店。自由に創意工夫できる売場づくりにもますます熱が入る。

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