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最終更新日:2025/4/30
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部署名機能製品統括部銅箔事業部門(出向 台日古河銅箔股フン有限公司)
勤務地海外
仕事内容海外銅箔製造工場の生産技術課長
私は現在「銅箔」を生産する海外の生産拠点で、生産技術課長をしています。銅箔というのは銅の薄膜をコイル状に巻いたものです。アルミ箔の銅版だと思ってもらうとわかりやすいかもしれません。主に回路基板に使用されていて、スマートフォンなどの電子機器には必ず入っています。特に大容量データ通信に不可欠な“高周波回路基板”に使われる銅箔が当社の主力製品で、現在の5G通信網やクラウドサービスを支えるのに無くてはならない製品になっています。生産技術という部署名はとても漠然としていますが、実際の仕事内容もその通りで、量産化やスケールアップ、品質改善に生産コストの低減、はたまた顧客クレームの対応など、一言で言えば製品に関するすべての問題に立ち向かうなんでも屋、という感じかもしれません。現在は海外の関連会社で課長職をしているので、現地のローカルスタッフと協力して、少ない人数ながら国内工場よりも大規模な工場を操業していかなければならず、悪戦苦闘の毎日を送っています。
上でも書いた通り、生産技術は工場のなんでも屋さんで、仕事の範囲は多岐にわたるうえ、他の部門との協力が不可欠な仕事です。製品開発段階では、開発部門と一緒にお客様のところへ行って仕様を決めたり、営業部門と連携してお客様の要望に応じた技術対応を行います。品質改善やコスト削減を行うためには生産設備の改造が必要で、機械、電気の設計技術者との協力が欠かせません。生産コストの観点では、決算書類の一部を作ることもあるので、会計業務も理解しておく必要があります。このように、会社内のあらゆる部門と協力、連携して、様々な部門の中心でプロジェクトの調整を行う、ある意味で工場の「花形」といってもいい仕事です。やることが多く責任も重い分、達成感を感じられることが多い仕事だと思います。最近は特に海外駐在ということで、日本にいたら経験できないであろう日本語が通じない・価値観が異なる同僚、部下と協力しながら仕事をするという得難い経験をしていて、毎日新しい刺激があります。
正直に言うと実家から近かったから、というのが最大の理由です。古河電工は拠点のほとんどが関東圏にあるので、実家が栃木県で農家を営んでいる私にとしては最悪の場合でも週末には気軽に帰れる距離に配属になるだろう、という打算的な思惑があって入社を決めました。今となっては海外転勤をもう4年もしているんだから人生なんてどう転ぶかわからないものですが、結果的には多角経営による先行きの安心感や成果を出せばしっかり評価されるところなど、入ってよかったと思える会社でした。