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最終更新日:2025/5/7
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部署名分析評価部IFG
勤務地東京都
仕事内容二次イオン質量分析計(SIMS)
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出勤し、メールチェックやその日行う測定内容を確認、一日の動きをイメージする。
測定開始。測定の合間にメール返信や問い合わせ対応を行う。
昼休憩、昼食。
測定の続き。到着したサンプルの確認や資料作成を合間に行う。
測定終了。装置の立ち下げなどを行う。
翌日行うことや担当する案件の分析の進捗などを確認後、退勤。
半導体とは、導体と絶縁体の中間の性質(抵抗率)を持つ物質です。また、半導体はその構造から真性半導体と不純物半導体に分類することができます。真性半導体とは、単結晶Siなどの不純物をほどんど含まない物質のことを指します。しかし、真性半導体は抵抗率が温度に敏感で制御が難しいため、デバイスへの応用が難しいという欠点があります。そこで、真性半導体に不純物元素を添加(ドーピング)して抵抗率(キャリア濃度)を自由に制御したものを、不純物半導体と呼びます。私の仕事は、SIMS(Secondary Ion Mass Spectrometry, 二次イオン質量分析計)という装置を用いて、不純物半導体に含まれる不純物元素(ドーパント)の濃度分布を明らかにする仕事です。また、装置を用いた測定だけでなく、薬液を使用した試料の前処理や装置メンテナンス、顧客対応などの業務にも携わっています。
私の担当装置であるSIMSは、試料毎に適切な分析条件を設定することが他の分析装置と比較して難しいと言われています。例えば、ある材料の測定の習熟度を上げたとしても、測定する材料が変われば注意点も変わるため、同様の操作を行っていてははうまく測定できないということも珍しくありません。そのため、私たちのチームでは定期的に測定に関する情報共有を行い、各々が発見した測定のコツやアドバイスなどの意見交換をしています。そして、実際の業務では情報共有した様々なコツや注意点を意識しながら、試行錯誤しつつ測定を進めています。この際、検討した測定条件がピタッとはまり、良いプロファイルを取得できると達成感を得ることができます。自身の技能がレベルアップするとともに、より難しい測定条件の検討などが進められれうようになるため、頭を使うことが好きな人には向いている仕事だと思います。
私が働く上で大切にしていることは、仕事に優先順位をつけること、正確に業務をこなすこと、スピード感を持って作業にあたることの三つです。はじめに、仕事に優先順位をつけることで、一日の業務の流れを計画的に進めることができます。例えば、午前中は後に続く工程が多い業務や締切の近い業務を優先的に進め、午後になって少し落ち着いたころに時間をかけて難しい業務などにじっくり取り組んだりしています。次に、正確に業務をこなすことで、より職場全体の作業効率化につなげることができます。一度終えたはずの業務が手戻りになると、自身だけでなくその業務に携わる人全員に迷惑をかけてしまうことになります。そのため、全員に共通したチェックリストを使用するだけでなく、自分のミスの傾向などを意識してセルフチェックも積極的に行っています。最後に、業務のスピード感に関してですが、正確さを求めすぎるあまり時間がかかりすぎてしまうと業務が積み重なって締切に追われるようになり、焦りからミスにつながってしまう可能性もあります。そのため、メールボックスの整理など日頃から作業環境を整えることで、業務の正確さとスピード感の両立を目指しています。
日々の業務を進める中でいつもお世話になっている福利厚生は食堂です。メニューは日替わりで提供され、2種類の定食・丼もの・麺類・サラダなどから好みのメニューに応じて注文することができます。さらに、いずれのメニューも栄養バランスがよく、かつ味もかなり美味しいので午後からの仕事に精を出すことができます。数あるメニューの中で私が最も美味しいと感じるのは、麻婆豆腐です。コクや味の深みなどが本家の中華料理店で提供されるものと遜色がないため、メニューにある時は必ず注文しています。また、MSTの福利厚生として紹介しておくべきものは、寮や社宅です。東京は一般的に家賃が高い傾向にありますが、MSTは財団の周辺に寮や社宅をいくつか用意し、それらを安い賃料で職員に提供しています。財団の近辺に住むことで出勤時間は短く、かつ家賃も安く抑えられるため、プライベートの時間の確保や貯蓄の形成を行うことができます。
私がMSTを志望した理由は、主に二つあります。一方は、MSTが学生時代に扱っていた分析装置を保有しており仕事に対するイメージが湧きやすかったこと、他方は、MSTが学生時代に経験していない分析装置や産業分野を幅広くサービスの対象としていたことでした。これらの内容は、基本的に誰にでも当てはまる内容だと思います。まず一点目の内容に関して、学生時代に私は放射光施設でのX線を利用した分析や、シミュレーション・画像解析などに関する勉強を行っていました。その経験があったからこそ、MSTの保有する最新設備や高い分析ノウハウに対して魅力を感じました。また、二点目の内容に関しては、MSTが半導体から医療分野に至るまで、自分に関連のなかった分野に関して高い技術力を有していることが印象的でした。そして、そのような環境に身を置けば、より広く・より深く知識や技能を磨くことができると考え、MSTを志望しました。実際、現在私は学生時代の専攻とは全く異なる半導体関連の業務に従事し、日々装置や半導体材料に対する知識を深化させています。