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最終更新日:2025/5/21
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部署名分析評価部STG
仕事内容走査電子顕微鏡(SEM)を担当
入団してからこれまで電子顕微鏡部門で仕事をしています。電子顕微鏡に関心をもったきっかけは私と同じ年に入団した同僚の存在でした。電子顕微鏡の面白さを語る彼に影響されて初心者だった私も電子顕微鏡の世界に足を踏み入れることになりました。その後は走査電子顕微鏡の部門で、半導体の不良要因を特定する仕事から化粧品の中身や野菜の細胞を詳しく見る仕事など、様々な材料の顕微鏡観察に携わってきました。もちろん装置とだけ向き合っていたわけではなく、悩みや課題をもつお客様と解決に向けた話をすることも大切にしてきました。現在は画像解析や装置の自動運転を組合せ、電子顕微鏡ができるだけ多くのお客様の課題を解決できるパートナーとなれることを目指して仕事をしています。
電子顕微鏡に携わる仕事と聞くと、大きな装置の前でひとりじっと画像と向き合うようなイメージがあるかもしれません。ですが、実際に携わってみると、電子顕微鏡装置の前で画像と向き合うまでに、多くの人と協力して仕事をしていることに気付かされます。関わる人の年代も様々です。考え方や目の付け所は人によって違いますが、電子顕微鏡で良いデータを取って、お客様に届けたいという根幹はみんな同じです。いろいろな考えを共有しながら仕事を進めて行くので、お客様に重要なデータを届けることができた時の喜びも周りの人と共感できるところが私を支える仕事のやりがいです。加えて、電子顕微鏡の分析データも私の好奇心を刺激してくれます。電子顕微鏡で観察する対象はもちろん肉眼では見えません。光学顕微鏡でも見えないものも多くあります。ですが、その場所には電子顕微鏡でしか見ることができない多様な構造が詰まっていたり、ときに整然と並んでいたりします。長く携わっている今でも、このような微細な世界に広がる自然現象はとても新鮮でその面白みが失われることはありません。
身に着けた技術や知識を元にお客様と一緒になって実験計画を考えている時に自分の成長を感じます。分析技術を身に着けるまでの過程もさることながら、その努力が実り、お客様に届く分析技術になったことの実感が湧いてくるからです。ひとつのサンプルに対して分析結果を報告して終わりではなく、中長期的な研究開発サイクルの中に自分達で取得した分析結果が組込まれていくことは、責任のある役割であり、気持ちが引き締まります。従来の分析技術をさらに高めていくことと、その分析技術を元にお客様と協力関係を構築することが両立していると感じられる時、分析サービスという仕事の醍醐味を感じることができるのではないでしょうか。
MSTには従業員のサークル活動をバックアップしてくれる福利厚生があります。バドミントンやソフトボール、フットサル、駅伝といった体を動かすサークルが多く、時には数十人が集まることもあります。コロナ禍で一時的に活動が滞っていましたので、今年こそは…と楽しみにしています。平日の終業後や週末に活動していますが、普段の仕事をしている時は、集中していて話しかけにくかったリ、年代や所属部門が違うと話す機会が少なかったリする人ともサークル活動を通してお互いを知ることができるので、私にとってはとても楽しみな活動のひとつです。体を動かすことで自然と距離が縮まるのでコミュニケーションに自信がなくても心配ありませんよ。
百聞は一見に如かずという言葉がありますが、今は見るだけならスマホで簡単に実現することもできます。Web検索はとても便利で生活や勉強、研究にも不可欠になっていますが、だからこそ、情報から知識を広げるだけではなく、具体的な行動と、そこから得られる経験を大切にすることがこれまでよりも大切になっているのではないかと思います。その経験はWeb検索では決して得ることができません。知るだけで終わらず、その知識を自分の生活の中に取り込んで、そして実践する習慣はきっと社会人になっても皆さんを助けてくれるのではないかと思います。