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最終更新日:2025/5/8
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部署名分析評価部OFMG
勤務地東京都
仕事内容XPS(X線光電子分光法)担当
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出勤し、1日の作業の確認、メールチェックを実施
朝のチームミーティング、全員で1日の作業工程を確認
測定
昼休憩、自分で作ったお弁当を食べる
データ解析
お客様へ解析データの速報を送信
翌日の作業を確認し、退勤
私は、XPS(X線光電子分光法)の測定、解析を行っています。XPSは、最表面の元素の組成、結合状態をスペクトルから評価する手法です。データ解析は文献を参照したり、整合性を確認しながら進める必要があります。入団2年目現在はこの解析業務に力を入れています。また、お客様とWeb会議を行い、分析前の仕様の打ち合わせや、分析結果の説明をすることもあります。学生時代にXPSの使用経験はなかったため、入団してから装置の使い方、スペクトルの見方を学びました。OJTで実践をしながら教わったため、自分の手を動かしながら学ぶことができ、作業の理解がスムーズにできました。また、私の所属部署は、測定装置ごとの小チーム制を採用しています。少人数のチームのため、意思疎通がはかりやすく、仕事の効率も良いように感じています。また、通常業務とは別に、公益事業の業務に携わる機会もあります。先日、私は軽井沢にある研修所で、学生向けの宿泊型移動教室の運営に携わる経験をしました。このような社会振興事業に直接触れる機会を持てる点も良いと感じています。
私は仕事の中で、XPSのスペクトル解析に面白さを感じています。スペクトル解析は俯瞰的にデータを見て、判断しないといけないという点が難しく、かつ面白い点だと感じています。例えばC(炭素)の結合状態を知りたいとき、ただC由来のスペクトルを見るだけでは十分ではありません。Cに結合している可能性のある、他の元素のスペクトル形状と定量値もあわせて確認し、最も妥当な解釈を導き出す必要があります。また、解釈を深めるためにスペクトルの波形解析を行うこともあります。例えば、ある金属元素で波形解析を行うと、その元素の金属状態と酸化状態の割合を求めることができます。この時も波形解析による酸化状態の量と、O(酸素)スペクトルから得られるO量とが一致するかを考えたりします。これらのパズルのような作業を経て、ぴたりとはまるような解釈を考える作業に面白さを感じています。
分析に興味があったこと、また、社会貢献ができる環境があることから入団を決めました。今後の人生では「仕事をする時間」が最も長くなります。自分の得意なことや能力を活かせる環境で働きたいと考え、自己分析なども行った上で職種選択を慎重に行いました。私が研究室で行っていた作業を大まかに3つに分類すると、『実験計画を立てる』『実験(サンプルメイク)をする』『作成したサンプルを評価(分析)する』ことでした。この中で、『作成したサンプルを評価(分析)する』ことが、一番自分に合っていると感じ、長く続けられそうと考えました。そこで、分析を主として働ける職種として、分析専門の会社を中心に探すことにしました。分析会社の中からMSTを選んだ理由は2つあります。1つ目は、企業グループに属する分析会社よりもMSTではより多くのお客様と取引ができる可能性があり、多くの社会貢献ができると思ったからです。2つ目は多岐にわたる分野のお客様からの依頼を通して、様々な製品、材料に触れることができ、興味を持って取り組めるのではと考えたためです。
MSTの建物内にお菓子や飲み物などが購入できるミニコンビニがあります。「お昼休みに甘いものが食べたい」と思った時にお菓子が買えるので、とても有難いです。品物の発注、販売の管理もMSTの職員が行っており、売っている商品も定番から新商品、季節限定商品とラインナップが豊富なので、楽しみながら買い物しています。また、MSTの近くにあるパン屋さんから仕入れている焼き立てのパンもミニコンビニで購入することができるので、昼食においしいパンを食べることもできます。
お客様にとって良いデータをお届けできるように、働く上で2つのことを大切にしています。それは『データの精度を上げること』、そして『お客様の依頼の真意をくみ取ること』です。1つ目の『データの精度を上げる』ために、測定では装置コンディションを整うように定期的に検査をしたり、解析では以前に解析したデータなどと見比べて齟齬がないかを確認しています。人が判断するため、どうしてもブレが生じる場面がありますが、複数人でチェックを行い、揺らぎが少なくなるよう努めています。2つ目の『お客様の依頼の真意をくみ取ること』は、お客様が測定手法を指定した上で依頼される場面では、本来達成したい目的に手法があっていない場合もあります。そんな時は、お客様の悩みごとの本質を確認することで、よりよい提案、データを提供できるようにしています。